Googleドキュメントから消えてしまったファイルを復元する方法をご紹介します。大事な資料をうっかり削除したり、間違って上書きしてしまったりすると、あせってしまいますよね。Googleドキュメントは無料で利用でき、ファイルの共有も可能な便利なツールですが、せっかく作成したファイルが見つからなくて困ることも。しかし、実は復元の手段はいくつもあります。本記事では、失われたGoogleドキュメントのファイルを取り戻す具体的な方法を解説します。
Googleドキュメントとは
Googleドキュメントは、Googleが無料で提供するオンラインの文書作成ツールです。インストール不要で、インターネットに接続していればどこからでも使えます。
最大の特徴は、複数人で同時に編集できることです。共同作業に便利で、Wordファイルにも対応しています。編集内容は自動でGoogleドライブに保存されるため、保存の手間もありません。
Googleドキュメントでファイルを復元する方法
ここではGoogleドキュメントでファイルを復元する方法として、「変更履歴」機能とGoogleドライブの「ゴミ箱」を利用する2つの方法をご紹介します。
方法1.過去のバージョンもワンクリックで復元できる
Googleドキュメントには「変更履歴」機能があります。編集を行った履歴が自動で記録されているので、うっかり内容を消してしまっても、以前の状態に戻せます。
「変更履歴」を用いて過去のバージョンを復元する手順は次の通りです。
復元したいドキュメントを開き、「ファイル」メニューから「変更履歴」、「変更履歴を表示」を選択します。
右側に過去のバージョンが表示されるので、目的のものを選び、右側のメニューから「この版を復元」をクリックします。
方法2.ゴミ箱からドキュメントを復元する
Googleドキュメントのファイルを完全に削除したと思っても、Googleドライブの「ゴミ箱」に残っている可能性があります。ただし、ゴミ箱内のファイルは30日後に自動で完全削除されるため、早めに対応するようにしてください。
また、共有ファイルを復元する場合は、そのファイルの所有者でなければ操作できません。必要であれば所有者に依頼しましょう。
削除したファイルをGoogleドライブのゴミ箱から復元する手順は次の通りです。
ブラウザでGoogleドライブ(https://drive.google.com/)にアクセスし、左のメニューから「ゴミ箱」を選択します。
復元したいファイルの右上のメニューから「復元」を選択します。
Googleドキュメントからダウンロードしたファイルを復元する方法
Googleドキュメントで削除したファイルは、30日が経過するとゴミ箱からも完全に削除されます。しかし、それでも「もう復元できない」と諦めるのは早いかもしれません。
過去にそのファイルをWordやPDF形式でダウンロードしていた場合、たとえパソコンから削除してバックアップがなくても、データ復元ソフトを使えば復元できる可能性があります。データ復元ソフトはHDDやSSDなどからファイルの痕跡を検索し、消去したファイルも元に戻せるからです。
さまざまなデータ復元ソフトが公開されていますが、中でもおすすめなのが「Tenorshare 4DDiG」です。「Tenorshare 4DDiG」は使い方がわかりやすく、初心者でも3ステップでファイルを復元できます。スキャンも高速で検索機能も充実しており、目当てのファイルを素早く見つけられるでしょう。しかもダウンロードは無料です。
「Tenorshare 4DDiG」でファイルを復元する手順は次の通りです。
Tenorshare 4DDiG を起動し、削除したドキュメントが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。
しばらく待つと、消してしまったドキュメントが表示されます。復元前に、Word、PDFなどのドキュメントをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいドキュメントを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Googleドキュメントに関するよくあるご質問
ここではGoogleドキュメントの保存や削除について、よく疑問に思われることに対する回答をご紹介します。
4.1 Google ドキュメントから消えてしまったファイルは復元できますか?
削除から30日以内であれば、ファイルはGoogleドライブの「ゴミ箱」に残っています。ゴミ箱を確認し、ファイルが見つかれば復元可能です。
ただし、共有ファイルが削除された場合、そのファイルの所有者がゴミ箱から復元する必要があります。自分が所有者でない場合は、所有者に復元を依頼してください。
4.2 Google ドキュメントで間違えて上書き保存してしまったファイルを戻す方法はありますか?
Googleドキュメントのファイルは常に自動で保存されているため、「ファイル」メニューの「変更履歴」を使えば過去の状態に戻せます。この機能は、共同編集で誰かが誤ってファイルを編集した場合にも役立ちます。
4.3 Googleドキュメントはどこに保存されていますか?
Googleドキュメントで作成されたファイルは、Googleが提供するオンラインストレージサービス「Googleドライブ」に保存されます。ファイルは自動的にGoogleドライブに保存されるため、手動で保存する必要はありません。
まとめ
この記事では、Googleドキュメントで消えてしまったファイルを復元する方法を紹介しました。変更履歴やゴミ箱機能を使えば、多くの場合は簡単に元に戻せます。
それでも復元できない場合は、過去にダウンロードしたファイルをデータ復元ソフトで探す方法もあります。中でも「Tenorshare 4DDiG」は操作がわかりやすく、初心者でも手軽に復元できるツールです。万が一に備えて、こうした手段も覚えておくと安心です。
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