「Windows」SATA M.2 SSDからNVMe M.2 SSDにクローンする方法

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2024-05-16 15:47:49

NVMe M.2 SSDは従来のSATA SSDと比較して、高速かつ低レイテンシという特徴を持っています。そのため、Windows 10のパフォーマンスを向上させたいユーザーの間で、NVMe M.2 SSDへのクローンが人気となっています。本記事は、SATA M.2 SSDとNVMe M.2 SSDの違い、SATA M.2 SSDからNVMe M.2 SSDにクローンするメリット、SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDに交換・換装する方法を詳しく紹介します。

Part1.SATA M.2 SSDとNVMe M.2 SSDの違い:

  • 機能
  • SATA M.2 SSD
  • NVMe M.2 SSD
  • 転送速度
  • 最大 600 MB/s
  • 最大 3,500 MB/s
  • レイテンシ
  • コスト
  • 比較的安価
  • 比較的高価
  • 互換性
  • ほとんどのマザーボードと互換性がある
  • 一部のマザーボードのみと互換性がある
  • 消費電力
  • 比較的低い
  • 比較的高い
  • 用途
  • 一般的なストレージ
  • 高速ストレージ、ゲーム、ビデオ編集など

NVMe M.2 SSD は、高速、低レイテンシ、高性能、省電力というメリットがあります。高速ストレージが必要な場合は、NVMe M.2 SSD が最適です。

Part2.SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDにクローンする方法

次はSATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDにクローンする方法を詳しくご紹介しましょう。

ステップ1.クローン先のM.2 SSDをパソコンに取り付ける

  • M.2 SSDスロットの確認

    まず、お使いのコンピュータにM.2 SSDスロットが利用可能であることを確認する必要があります。マザーボードのマニュアルを参照するか、メーカーのサポートサイトで確認してください。

  • M.2 SSDの接続と認識

    対象のM.2 SSDをコンピュータに接続し、それがBIOS、デバイスマネージャー、ディスク管理で認識されることを確認する必要があります。必要があれば、新しく取り付けたSSDをGPTとして初期化します。

    注意:

    NVMe M.2 SSDの容量がSATA M.2 SSDの容量(使用容量)と同等かそれよりも大きい必要があります。

  • M.2 SSDの取り付け

    デスクトップによっては、マザーボードにM.2 SSD用のヒートシンクが付いてる場合は、取り外します。ヒートシンクはカバーの役割を果たしており、取り外すとM.2 SSDの装着インターフェースが現れます。

    マザーボードのM.2 SSD取り付け箇所は、複数の長さに対応しています。取り付けるNVMe SSDの長さにあった箇所に、ネジ止めするためのピンネジを取り付けます。M.2 SSDをインターフェースに差し込み、ねじ止めします。

    M.2 マザーボードにヒートシンクが付いている場合は、上からヒートシンク(カバー)を取り付けます。このとき、ヒートシンク(カバー)の裏側にシリコンパットを付ける必要があります。シリコンパットは、熱伝導を良くし、放熱効果を高める役割を果たします

    マザーボードにヒートシンクが付いている場合は、上からヒートシンク(カバー)を取り付けます。このとき、ヒートシンク(カバー)の裏側にシリコンパットを付ける必要があります。シリコンパットは、熱伝導を良くし、放熱効果を高める役割を果たします。

    ノートパソコンによっては、バックパネル用ネジをすべて外す場合もありますし、一部だけ外す場合もあります。マニュアルを参照するか、メーカーのサポートサイトで確認してください。

    M.2スロットは、マザーボード上にあります。スロットの形状を確認し、NVMe SSDが対応しているスロットであることを確認してください。

    M.2スロットのネジを外すことで、SSDをスロットに挿し込むことができます。

    SSDをスロットに挿し込むときは、少し斜めの角度で挿し込むようにしてください。

    SSDをスロットに挿し込んだら、ネジを取り付けて固定します。SSDを固定したら、ケースを元に戻します。

ステップ2.4DDiG Partition ManagerでM.2 SSDクローンを作成する

SATA SSDをM.2 MVMe SSDに変更する場合、データの損失を避けるために、SSDをクローンすることができます。本記事は4DDiG Partition Managerをお勧めします。4DDiG Partition Managerは簡単かつ急速にM.2 SATA SSDをM.2 NVMe SSDにクローンすることができます。

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  • 4DDiG Partition Managerを起動します。「ディスクのクローン」を選択します。

    「ディスクのクローン」を起動
  • ソースディスクとターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。

    ソースディスクからデータをクローンするターゲットディスクを選択し
  • 次に、複製されたディスクの効果を示すプレビューインターフェイスが表示されます。 プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン作成操作を開始します。

    ディスクのクローン作成が完了するまでしばらく待ちます。ディスクのクローン作成プロセス中は、他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりしないでください。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。

    確認したら、クローン作成操作を開始
  • ノート

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ステップ3.クローンしたM.2 SSDからコンピュータを起動する

  • BIOSセットアップメニューへのアクセス

    コンピュータを再起動し、画面に何も映っていないうちに、F10キーやDeleleキーなどを押してBIOSセットアップメニューに入ります。

    注意:

    BIOS設定メニューは、一部のコンピュータではF2キーまたはF6キーを押すことによりアクセス可能です。

  • ブート設定へのアクセス

    BIOSが開いたら、ブート設定にアクセスします。ブート設定の場所は、コンピュータの機種によって異なります。

    ノートブックコンピュータ:「ストレージ」-「ブートオプション」を選択します。

    デスクトップコンピュータ:「システムの設定」-「ブートオプション」を選択します。

  • 起動順位の変更

    ブート設定画面では、起動するドライブの順位が表示されています。クローンしたNVMe M.2 SSDを選択して、上矢印キーまたは下矢印キーで起動順位を一番上に移動します。

  • BIOSからの終了と再起動

    F10キーを押して、「Save and Exit」(保存して終了)を選択します。Enterキーを押して、変更を保存してBIOSを終了します。

    再起動後、コンピュータはクローンしたNVMe M.2 SSDから起動するようになります。

Part3.さいごに

本記事は、SATA M.2 SSDとNVMe M.2 SSDの違い、SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDにクローンするメリット、SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDに交換・換装する方法を詳しく紹介します。自信のない方は4DDiG Partition Managerをお勧めします。4DDiG Partition Managerを使用することで、HDDやSSDからNVMe SSDへのクローンを簡単かつ安全に行うことができます。

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Part4.M.2 SSDクローンに関する質問

1.M.2とNVMeは何の違いがありますか?

M.2はSSDのコネクタタイプであり、NVMeはSSDの一種です。NVMe SSDは、SATA SSDよりも優れたパフォーマンスを発揮します。

2.NVMe接続のSSDをNVMe接続のSSDにクローンするには、どうすればよいですか?

M.2スロットが1つ場合:NVMe-USBアダプターまたはUSBエンクロージャーで、新しいSSDをノートパソコンに接続してから、SSDのクローンを作成します。

M.2スロットが2つ場合:NVMe接続SSDを2番目のスロットに取付けてから、ディスクを直接クローンします。

3.HDDをNVMeにクローンできますか?

SATA SSDをM.2 MVMe SSDに変更する場合、データの損失を避けるために、SSDをクローンすることができます。

4DDiG Partition Managerを使用することで、HDDやSSDからNVMe SSDへのクローンを簡単かつ安全に行うことができます。

村上和也 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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