NVMe M.2 SSDは従来のSATA SSDと比較して、高速かつ低レイテンシという特徴を持っています。そのため、Windows 10のパフォーマンスを向上させたいユーザーの間で、NVMe M.2 SSDへのクローンが人気となっています。本記事は、SATA M.2 SSDとNVMe M.2 SSDの違い、SATA M.2 SSDからNVMe M.2 SSDにクローンするメリット、SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDに交換・換装する方法を詳しく紹介します。
Part1.SATA M.2 SSDとNVMe M.2 SSDの違い:
- 機能
- SATA M.2 SSD
- NVMe M.2 SSD
- 転送速度
- 最大 600 MB/s
- 最大 3,500 MB/s
- レイテンシ
- 高
- 低
- コスト
- 比較的安価
- 比較的高価
- 互換性
- ほとんどのマザーボードと互換性がある
- 一部のマザーボードのみと互換性がある
- 消費電力
- 比較的低い
- 比較的高い
- 用途
- 一般的なストレージ
- 高速ストレージ、ゲーム、ビデオ編集など
NVMe M.2 SSD は、高速、低レイテンシ、高性能、省電力というメリットがあります。高速ストレージが必要な場合は、NVMe M.2 SSD が最適です。
Part2.SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDにクローンする方法
次はSATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDにクローンする方法を詳しくご紹介しましょう。
ステップ1.クローン先のM.2 SSDをパソコンに取り付ける
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M.2 SSDスロットの確認
まず、お使いのコンピュータにM.2 SSDスロットが利用可能であることを確認する必要があります。マザーボードのマニュアルを参照するか、メーカーのサポートサイトで確認してください。
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M.2 SSDの接続と認識
対象のM.2 SSDをコンピュータに接続し、それがBIOS、デバイスマネージャー、ディスク管理で認識されることを確認する必要があります。必要があれば、新しく取り付けたSSDをGPTとして初期化します。
注意:NVMe M.2 SSDの容量がSATA M.2 SSDの容量(使用容量)と同等かそれよりも大きい必要があります。
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M.2 SSDの取り付け
デスクトップによっては、マザーボードにM.2 SSD用のヒートシンクが付いてる場合は、取り外します。ヒートシンクはカバーの役割を果たしており、取り外すとM.2 SSDの装着インターフェースが現れます。
マザーボードのM.2 SSD取り付け箇所は、複数の長さに対応しています。取り付けるNVMe SSDの長さにあった箇所に、ネジ止めするためのピンネジを取り付けます。M.2 SSDをインターフェースに差し込み、ねじ止めします。
M.2 マザーボードにヒートシンクが付いている場合は、上からヒートシンク(カバー)を取り付けます。このとき、ヒートシンク(カバー)の裏側にシリコンパットを付ける必要があります。シリコンパットは、熱伝導を良くし、放熱効果を高める役割を果たします
マザーボードにヒートシンクが付いている場合は、上からヒートシンク(カバー)を取り付けます。このとき、ヒートシンク(カバー)の裏側にシリコンパットを付ける必要があります。シリコンパットは、熱伝導を良くし、放熱効果を高める役割を果たします。
ノートパソコンによっては、バックパネル用ネジをすべて外す場合もありますし、一部だけ外す場合もあります。マニュアルを参照するか、メーカーのサポートサイトで確認してください。
M.2スロットは、マザーボード上にあります。スロットの形状を確認し、NVMe SSDが対応しているスロットであることを確認してください。
M.2スロットのネジを外すことで、SSDをスロットに挿し込むことができます。
SSDをスロットに挿し込むときは、少し斜めの角度で挿し込むようにしてください。
SSDをスロットに挿し込んだら、ネジを取り付けて固定します。SSDを固定したら、ケースを元に戻します。
ステップ2.4DDiG Partition ManagerでM.2 SSDクローンを作成する
SATA SSDをM.2 MVMe SSDに変更する場合、データの損失を避けるために、SSDをクローンすることができます。本記事は4DDiG Partition Managerをお勧めします。4DDiG Partition Managerは簡単かつ急速にM.2 SATA SSDをM.2 NVMe SSDにクローンすることができます。
安全なダウンロード
4DDiG Partition Managerを起動します。「ディスクのクローン」を選択します。
ソースディスクとターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。
次に、複製されたディスクの効果を示すプレビューインターフェイスが表示されます。 プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン作成操作を開始します。
ディスクのクローン作成が完了するまでしばらく待ちます。ディスクのクローン作成プロセス中は、他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりしないでください。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。
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ステップ3.クローンしたM.2 SSDからコンピュータを起動する
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BIOSセットアップメニューへのアクセス
コンピュータを再起動し、画面に何も映っていないうちに、F10キーやDeleleキーなどを押してBIOSセットアップメニューに入ります。
注意:BIOS設定メニューは、一部のコンピュータではF2キーまたはF6キーを押すことによりアクセス可能です。
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ブート設定へのアクセス
BIOSが開いたら、ブート設定にアクセスします。ブート設定の場所は、コンピュータの機種によって異なります。
ノートブックコンピュータ:「ストレージ」-「ブートオプション」を選択します。
デスクトップコンピュータ:「システムの設定」-「ブートオプション」を選択します。
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起動順位の変更
ブート設定画面では、起動するドライブの順位が表示されています。クローンしたNVMe M.2 SSDを選択して、上矢印キーまたは下矢印キーで起動順位を一番上に移動します。
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BIOSからの終了と再起動
F10キーを押して、「Save and Exit」(保存して終了)を選択します。Enterキーを押して、変更を保存してBIOSを終了します。
再起動後、コンピュータはクローンしたNVMe M.2 SSDから起動するようになります。
Part3.さいごに
本記事は、SATA M.2 SSDとNVMe M.2 SSDの違い、SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDにクローンするメリット、SATA M.2 SSDをNVMe M.2 SSDに交換・換装する方法を詳しく紹介します。自信のない方は4DDiG Partition Managerをお勧めします。4DDiG Partition Managerを使用することで、HDDやSSDからNVMe SSDへのクローンを簡単かつ安全に行うことができます。
安全なダウンロード
Part4.M.2 SSDクローンに関する質問
1.M.2とNVMeは何の違いがありますか?
M.2はSSDのコネクタタイプであり、NVMeはSSDの一種です。NVMe SSDは、SATA SSDよりも優れたパフォーマンスを発揮します。
2.NVMe接続のSSDをNVMe接続のSSDにクローンするには、どうすればよいですか?
M.2スロットが1つ場合:NVMe-USBアダプターまたはUSBエンクロージャーで、新しいSSDをノートパソコンに接続してから、SSDのクローンを作成します。
M.2スロットが2つ場合:NVMe接続SSDを2番目のスロットに取付けてから、ディスクを直接クローンします。
3.HDDをNVMeにクローンできますか?
SATA SSDをM.2 MVMe SSDに変更する場合、データの損失を避けるために、SSDをクローンすることができます。
4DDiG Partition Managerを使用することで、HDDやSSDからNVMe SSDへのクローンを簡単かつ安全に行うことができます。