【完全解説】DESTROYでデータを安全に消去する方法

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2026-01-13 16:22:06

PCを手放す際にWindowsの標準機能でデータを削除しても、専用ツールを使えば簡単に復元されてしまいます。個人情報や企業の機密データが第三者の手に渡るリスクを考えると、データ消去ソフトの使用は必須です。​

本記事では無料で使えるDESTROYというソフトの使い方と、さらに効率的な代替ソフトについて解説します。​

DESTROYとは?

DESTROYは、エンジニア兼技術コンサルタントの藤原武氏が開発したMS-DOS用のデータ完全消去ソフトです。個人利用に限り無料で提供されており、企業や団体で使用する場合はライセンス購入が必要となります。

最大の特徴は、官公庁でも採用されている「DOD 5220.22-M方式」(米国国防省標準)に準拠したデータ消去が可能な点です。この方式ではハードディスクの全セクタに対して複数回の上書き処理を行うため、高度なデータ復元ツールを使っても元のデータを読み取ることができません。

CD-ROMまたはUSBメモリから起動するため、OSが正常に動作しない状態のパソコンでもデータ消去が可能です。ただしMS-DOSベースのため、操作は全てキーボード入力で行う必要があり、不慣れなユーザーには扱いにくい面があります。​

DESTROYでデータを安全に消去する前の準備

DESTROYによる消去は不可逆的であり、一度実行すると復元は不可能です。重要なデータのバックアップを必ず取得してください。

次に、以下のいずれかを用意します:​

  • 空のCD-R
  • 1GB以上のUSBメモリ

最近のPCには光学ドライブが搭載されていないことも多いため、USBメモリの方が汎用性は高いです。

藤原氏の運営サイト「The Art of Analog Circuits」(https://wista.jp/DOSTOOLS.htm)から「desty322.zip」をダウンロードします。ダウンロード後、ZIPファイルを解凍すると、「DESTY.iso」と「DESTROY.COM」が含まれています。

USBブートメディアの作成手順

  • Rufusをダウンロードして起動​

  • デバイス欄で接続したUSBメモリを選択

  • 「ブートの種類」を「FreeDOS」に設定​

  • 「スタート」をクリックしてブートメディアを作成

  • 作成完了後、USBメモリのルートディレクトリに「DESTROY.COM」をコピーします​

    Rufusでブートの種類をFreeDOSに設定した

DESTROYを使ってデータを消去する方法

DESTROYでデータを消去する手順は以下の通りです。

  • BIOS設定でUSBブートを最優先に設定し起動

  • DOSプロンプトで「DESTROY.COM」と入力してEnterキーを押します。

  • 個人利用の場合は「P」キー

  • 次に「N」キーを押し、消去したいドライブの番号を入力

  • ドライブ選択後、データ消去のレベルを0から9の中から選択します。数字が大きいほど上 書き回数が増え、セキュリティレベルが高くなりますが、処理時間も長くなります。

  • 確認の「Y」を押すと、データ消去が開始されます。​

  • 完了すると「Hit any key」というメッセージが表示されるので、任意のキーを押してUSBメモリを取り外し、電源を切ります。​

USBでシステムドライブを消去する場合の注意点:

OSが入っているCドライブを消去する場合も、上記の手順と同じです。DESTROYはUSBやCDから直接起動するため、Windowsが動作していない状態で実行されます。したがって、システムドライブでも問題なく消去できます。​

ただしUEFI対応の新しいPCでは、セキュアブート設定によってUSBブートが制限されている場合があります。その際は、BIOS設定でセキュアブートを一時的に無効化する必要があります。

DESTROYより使いやすいデータ消去ソフト

DESTROYは確実にデータを消去できる優れたツールですが、MS-DOSベースの古いインターフェースは現代のユーザーにとって扱いにくく、操作ミスのリスクもあります。

そこでおすすめしたいのが、4DDiG Partition Managerのデータ消去機能です。このソフトはわかりやすいグラフィカルインターフェースを持ち、マウス操作だけでデータ消去が完了します。​

4DDiG Partition Managerの主な特徴

  • 別途ブートメディアを作成する必要なし
  • DOD標準に対応(DESTROYと同等)
  • パーティション管理、ディスククローン、OS移行、バックアップ機能などが統合されているため、PC環境の移行や整理を一つのソフトで完結可能

操作手順は次の通り、とてもわかりやすく簡単です。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Partition Managerをインストールして起動します。外付けハードドライブのパーティションを消去する必要がある場合は、コンピュータに接続してください。左のナビゲーションバーから「ツールボックス」を選択し、「データ消去」をクリックして進めてください。

    「データ消去」をクリック
  • 削除するディスクまたはパーティションを選択し、「次に」ボタンをクリックしてください。

    削除するディスクまたはパーティションを選択
  • 削除するディスクまたはパーティションを正しく選択したことを確認したら、「はい」ボタンをクリックして続行してください。

    削除するディスクまたはパーティションをを確認
  • ディスクデータの消去には時間がかかりますので、しばらくお待ちください。ディスクの損傷を防ぐため、ディスクの抜き取りやプログラムの終了は避けてください。ディスクデータの消去が成功したら、「完了」ボタンをクリックしてください。

    ディスクの削除が成功

まとめ

データ消去ツールとして長年利用されているDESTROYは、無料で高度なデータ消去を実現できる信頼性の高いソフトです。​

より使いやすいものをお探しなら、4DDiG Partition Managerをぜひご検討ください。特に企業環境や複数のPCを管理する必要がある場合は、作業効率を大幅に向上できます。​

無料ダウンロード

安全なダウンロード

よくある質問

データ消去ソフトに関してよくある疑問についてお答えします。

1. DESTROYは無料で使えますか?

はい、個人利用に限り完全無料です。ただし、企業や団体、教育機関などで業務として使用する場合は、有償のライセンスを購入する必要があります。

2. DESTROYの操作は難しいですか?

はい、初心者には難しい面があります。DESTROYはMS-DOS環境で動作するため、グラフィカルなインターフェースは一切なく、全ての操作をキーボードで行います。BIOS設定やブートメディアの作成など、PCの基本的な知識も必要です。​

3. DESTROYでシステムドライブ(Cドライブ)も消去できますか?

はい、可能です。DESTROYはUSBメモリやCD-ROMから直接起動するため、Windowsが動作していない状態で実行されます。そのため、OSがインストールされているCドライブも含めて、接続されている全てのドライブを消去できます。

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森川 颯 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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