デジタル写真を編集する際は、ソフトを利用するとスムーズかつ高度な編集ができます。写真編集ソフトは、機能はもちろんのこと、費用や目的でさまざまな種類に分類されます。「写真編集ソフトを探しているが、種類が多すぎて迷う」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、無料ソフトと買い切りソフト、それぞれ6種類ずつおすすめの写真編集ソフトを紹介します。それぞれの特徴と機能をまとめているので、ソフト選びの参考にしてください。
写真編集ソフトの用途とは?選ぶ前に確認すべき機能
写真編集ソフトは、文字どおり写真を編集するために利用するソフトです。写真の編集機能には、以下のようなものが挙げられます。
上記の機能はまとめて「レタッチ機能」と呼ばれる場合もあります。そのため、「レタッチ機能」とだけ説明されている場合は、内容を確認しましょう。編集目的にあったレタッチ機能を備えたソフトを選んでください。
また、価格や対応OSもチェックします。ソフトの中にはWindows、IOSのどちらかにだけ対応しているものもあります。このほか、無料ソフトは手軽に使える分機能が制限されている製品が多いです。一方、有料ソフトは高価なものほど高機能な傾向があります。また、価格は買い切りかサブスクかも確認しましょう。
無料版おすすめ写真編集ソフトランキング
ここでは、無料で使える写真編集ソフトを6つ紹介します。手軽に写真編集をしたい方や、写真編集ソフトの使い心地を試してみたい方におすすめです。
- オープンソースの高機能画像編集ソフト「GIMP」
- Photoshopに似たインターフェースを持つ「Photopea」
- 簡単操作でプロ並みの仕上がりが可能な「Paint.NET」
- ブラウザベースで動作する無料画像編集ツール「Pixlr」
- コラージュ作成や簡単な修正が可能な「Fotor」
- エフェクトやテンプレートが豊富な「BeFunky」
オープンソースの高機能画像編集ソフト「GIMP」
![GIMPで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/gimp-edit-photo.jpg)
GIMPは無料で利用できる画像編集ソフトの中では、高機能です。また、動作が軽くメモリが4G程度のパソコンでもスムーズに動かせます。画像編集機能は、ペイントツール、フィルター、グラデーション、エフェクトと一通りそろっているので、「写真編集ソフトで何ができるか知りたい」といった方におすすめです。
Photoshopに似たインターフェースを持つ「Photopea」
![PhotoPeaで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/photopea-edit-photo.jpg)
「Photopea(フォトピー)」は、Chrome・Firefox・Opera・Edgeなどさまざまなブラウザと互換性があり、Photoshopと似た機能を搭載しています。GIMPと比べて、動画編集ができる点も優れています。 無料版と有料版があり、無料版を利用してみて満足できたら有料版を利用してみてもいいでしょう。
簡単操作でプロ並みの仕上がりが可能な「Paint.NET」
![Paintnetで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/paintnet-edit-photo.jpg)
Paint.NETは初心者でも使いやすく、一通りの機能が揃っている画像編集ソフトです。「Photoshop」ほど高度な編集は必要ないが、サイズ変更や切り抜きだけでは物足りないといった方に適しています。初めての画像編集ソフトとしても適しています。
ブラウザベースで動作する無料画像編集ツール「Pixlr」
![Pixlrで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/pixlr-edit-photo.jpg)
Pixlrは、オンラインで利用できる画像編集ツールです。一通りのレタッチ機能とサイズ変更や画像合成などもできるので、出先で「急に画像編集をしたい」と思ったときにも便利です。AIが編集のサポートをしてくれるので、初心者でも高度な編集が可能です。 ただし、インターネット環境が整っていないと利用できないので注意しましょう。
コラージュ作成や簡単な修正が可能な「Fotor」
![Fotorで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/fotor-edit-photo.jpg)
Fotor(フォトル)は、オンライン上で使える画像編集サイトです。高度なAIを搭載しているので、ワンクリックで画質向上や、ぼかし除去、背景削除などが簡単にできます。 また、フィルターやエフェクト、ヴィンテージや白黒、セピアなどのアート効果も搭載しているので、写真を芸術的に加工したい場合にもおすすめです。
エフェクトやテンプレートが豊富な「BeFunky」
![BeFunkyで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/befunky-edit-photo.jpg)
「BeFunky」は、オンライン上で画像の編集だけでなくコラージュやデザインまでできる無料の画像編集ツールです。基本的な画像編集機能は「画像編集アプリ」、画像加工は「コラージュメーカー」といった分類がされているので、初心者でも使いやすいソフトです。 なお、サイトにアクセスすると最初は英語表記ですが、日本語に変更もできます。
買い切り版おすすめ写真編集ソフトランキング
買い切り版画像編集ソフトは、無料版より高機能な一方、初心者は使いにくい製品もあります。ここでは、初心者でも使いやすい買い切りの画像編集ソフトを6つ紹介します。
- 最も有名な写真編集ソフトウェア「Adobe Photoshop」
- 簡単な修正から高度な加工まで対応可能な「Corel PaintShop Pro」
- AI技術を駆使した編集に特化した「CyberLink PhotoDirector」
- 日本向けに開発されたイラスト編集ソフト「SourceNext Paintgraphic 4 Pro」
- 高度なRAW現像、カラー調整が精密な「Capture One」
- 簡単に写真のクオリティを向上できる「Luminar Neo」
最も有名な写真編集ソフトウェア「Adobe Photoshop」
Adobe Photoshopは、Adobe社より販売している写真編集ソフトです。イラストレーターや写真家といったプロも利用しているソフトであり、レイヤーによる複雑な編集・高度な色調整・多様なブラシツールなど高度な機能が多く搭載されています。 また、AIのサポート機能も充実しており、以前より初心者が使いやすくなりました。無料の写真ソフトを使いこなし、物足りなさを感じたら利用してみてもいいでしょう。
![Photoshopで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/photoshop-edit-photo.jpg)
簡単な修正から高度な加工まで対応可能な「Corel PaintShop Pro」
![Corel Paintshopで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/corel-paintshop-edit-photo.jpg)
Corel PaintShop Proは、「写真の高画質化」「ノイズ除去」「劣化除去」「スタイル変換」などの機能を搭載したソフトです。写真をアートのように加工できる機能が豊富なので、イラストレーターなどプロも活用しています。
AI技術を駆使した編集に特化した「CyberLink PhotoDirector」
![Photo Directorで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/photodirector-edit-photo.jpg)
CyberLink PhotoDirectorは、AI技術を活用した編集機能を備えた写真編集ソフトです。AIのサポートによる高度な画像編集がワンクリックで行えます。また、文章から画像を生成できる画像生成機能を搭載しているのも特徴です。
日本向けに開発されたイラスト編集ソフト「SourceNext Paintgraphic 4 Pro」
![PaintGraphicで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/paintgraphic-edit-photo.jpg)
「SourceNext Paintgraphic 4 Pro」は、お手頃価格かつ高機能な編集機能を強みとしているソフトです。PhotoshopのPSD形式にも対応しているので、Photoshopで加工した画像の再加工などにも使えます。 9種類のデジカメ補正フィルタ、104種類のフィルタ、239種類のテクスチャを搭載しており、初心者でもプロ並みの編集が可能です。
高度なRAW現像、カラー調整が精密な「Capture One」
![Capture Oneで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/capture-one-edit-photo.jpg)
「Capture One」は、写真撮影、編集、共有、コラボレーションが可能な多機能ソフトです。広告を作成するフォトグラファーなどにも愛用されているソフトで、高度な編集や加工が可能です。その一方で、初心者が使いこなすのは難しい傾向があるため、ある程度画像加工に慣れたら利用を検討してみましょう。
簡単に写真のクオリティを向上できる「Luminar Neo」
![Luminarで写真を編集](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-tips/luminar-edit-photo.jpg)
「Luminar Neo」は、AIのサポートによって複雑な編集を簡単に行えることを強みとしているソフトです。初心者でも簡単にプロフェッショナルなクオリティの写真を仕上げられます。買い切りのほかサブスクもあるので、必要なときだけ購入も可能です。 値段もお手頃価格なので、無料ソフトからアップグレードしたい方にも適しています。
写真編集後、さらに画質を向上させる方法
写真を編集したものを受け取ったが、もう少し加工したいといった場合は「4DDiG File Repair」を利用してみましょう。4DDiG File Repairは、AI技術を利用した画像修復ソフトです。
破損した写真の修復はもちろんのことさらなる高画質化も可能です。また、動画編集、音声編集も簡単にできるので、画像と音楽、画像と動画の合成も簡単にできます。
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4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「AI高画質化」タブをクリックします。次に、「写真高画質化」を選択し、その下にある「今すぐ開始」ボタンをクリックします。
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「写真を追加する」ボタンをクリックして、高画質化したい写真を追加します。
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AIモデルを選択し、解像度を調整した後、「今すぐ高画質化」ボタンをクリックすると、ソフトウェアが高画質化を開始します。高画質化処理が完了したら、プレビューで元の写真と高画質化された写真を比較します。
- 一般モデル:自然風景、建物、動物など、あらゆるタイプの画像に対応します。明るさ、コントラスト、カラーバランスを調整し、細部を鮮明にし、一般的な欠陥を減らすことで、全体的な画質を向上させることに重点を置いています。
- ノイズ除去モデル:低照度条件や高ISO設定において、画像のノイズを低減し、粒状感や色の歪みなどの不要なアーティファクトを除去するために特別に設計されています。夜景、室内写真、ノイズの多い画像に最適です。
- 顔専用モデル:ポートレート、グループショット、顔の明瞭さと表情が重要なあらゆる画像に最適です。写真を自動的に美化し、細部を強化し、肌色を滑らかにすることができます。、
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右下の「すべてのエクスポートする」をクリックすると、高画質化した写真がパソコンに保存されます。
最後に
写真編集ソフトは、無料のものから有料な製品まで幅広く流通しています。無料ソフトは機能が制限されていますが、その分使い勝手が良いいったメリットがあります。有料ソフトは多機能の分、使い勝手が難しいものもあるため機能だけでなく使い方も確認したうえで購入を検討してください。
なお、「4DDiG File Repair」を利用すれば加工した写真の再加工も容易です。