破損した画像を修復する方法は、ソフトやツールなどいくつかありますが、今回は画像修復サイトを紹介します。オンラインサイトのメリットは、購入やダウンロードの必要がなく、インターネットに接続されたパソコンさえあれば、どこでも利用できることです。
本記事では、おすすめのオンラインサイトを紹介するのと同時に、利用するメリットや注意点も紹介するので参考にしてください。
画像データの破損原因とその種類について
JPGやPNGなどの画像データの破損原因には、以下のような種類が挙げられます。
- ソフトウェアエラー
- 送付されてきた画像のサイズが大きい
- ファイルの破損
- 画像データを保存しているストレージの物理的な破損
- 誤ってデータを削除してしまった
この5つの理由のうち、オンラインで利用できる修復サイトが利用できるのは、ファイルの破損です。また、ソフトウェアエラーの結果、画像ファイルが破損した場合もオンラインサイトで画像の修復ができる可能性があります。
なお、ソフトウェアエラーはソフトを最新バージョンにアップすれば、再インストールが可能なところもあります。画像サイズが大きい場合は、サイズを変更して再送信してもらいましょう。
ストレージが破損した場合は、専門業者に依頼すれば修理ができる場合もあります。誤ってデータを削除した場合は、「データ復旧ソフト」を利用すれば復元できるケースもあるので、利用してみましょう。
画像修復サイトを使用するメリット
画像修復サイトを利用するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- インターネットにつながっているパソコンがあればどこでも利用できる
- ダウンロードの必要がない
- 無料で使える
オンラインで利用できる画像修復サイトは、インターネットにつながったパソコンがあればどこでも使えます。例えば、出先で画像の修復が必要になったときも便利です。
また、無料で使えてダウンロードの必要もないので、パソコンのスペックに関係なく利用できます。
おすすめのオンライン画像修復サイト
ここでは、画像修復に使えるおすすめのオンライン画像修復サイトを6つ紹介します。画像修復サイトを比較したい方や、自分に合ったサイトを探している方は参考にしてください。
日本語完全対応で高精度な修復を提供する「4DDiG オンライン写真修復」
4DDiG オンライン写真修復は、以下の3ステップで画像修復が簡単にできるソフトです。
破損した画像をオンラインサイトにアップする
「写真の修復を開始する」を選択
修復が終わった写真を確認してダウンロードする
サイトでは自動的に写真を分析して修復するので、対応しているファイルならば高速で修復してくれます。ただし、無料サイトでは300MBまでの写真ファイルまでしか修復できないので注意しましょう。
失われたディテールを取り戻す「Visual Paradigm」
Visual Paradigmは、AIで自動的に画像を復元・修復します。画像編集や強化機能もあるので、色あせてしまった写真やソフトの不具合で画質が落ちてしまった画像も修復可能です。ファイルを選び、指定場所にドラック&ドロップすれば、自動で修復が始まります。
![画像修復サイトVisual Paradigm](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-recovery/visual-paradigm-to-repair-image.webp)
JPEG形式の画像修復に特化した「JPG.Repair」
JPG.Repairは、その名の通りJPGファイルの修復に特化したサイトです。pngをはじめとする、他の形式のファイルは利用できないので注意しましょう。
サイトは英語表記ですが、画面中心の白い四角に修復したい画像をドラック&ドロップすれば自動的に修復が可能です。シンプルだからこそ素早く使えるソフトです。
![画像修復サイトJPG.Repair](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-recovery/jpg-repair-to-repair-image.webp)
大きな画像サイズにも対応する「Aspose JPEG 修復」
「Aspose JPEG 修復」は、JPEGとついていますが「Wavefront OBJ」や「PDF」などさまざまなファイル形式に対応しているオンラインソフトです。
グーグルドライブやドロップボックスから画像をアップロードできるので、「手元に元画像がない」といった場合も安心です。 白い枠の中にファイルをアップロードすれば、自動で修復が始まります。
![画像修復サイトAspose JPEG 修復](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-recovery/aspose-repair-to-repair-image.webp)
複数画像の修復を同時に行える「PixRecovery」
PixRecoveryはダウンロートが必要ですが、非常に軽量でサクサク動くソフトです。 JPG以外にもたくさんのファイル形式に対応しているので、「オンラインで利用できる画像修復ソフトではうまくいかない」といった場合は利用してみましょう。ダウンロードソフトなので、複数の画像を一度に修復できます。
![画像修復サイトPixRecovery](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-recovery/pixrecovery-to-repair-image.webp)
画像サイズの圧縮と修復が同時にできる「TinyFrom」
「TinyFrom」は、画像サイズの圧縮と修復を同時に行うことができる便利なツールです。このソフトウェアを使用することで、画像の容量を減らしながらも、画質の損失を最小限に抑えることができます。また、画像に含まれる傷や欠損部分を修復する機能も備えており、AI技術を活用して鮮明で美しい画像を維持しつつ、圧縮処理が可能です。特に、大量の画像を効率よく管理したい場合や、ファイルサイズの制限がある場合に非常に有用です。
![画像修復サイトTinyFrom](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/photo-recovery/tinyfrom-to-repair-image.webp)
AI活用で画像修復サイトより高い成功率を誇る「4DDiG File Repair」
AI技術を活用した画像修復ソフト「4DDiG File Repair」は、画像修復サイトに比べて高い成功率を誇ります。データが破損した画像を復元する際、AIが欠損部分を賢く補完し、画質を最大限に保ちながら修復します。これにより、従来の修復方法よりも精度が高く、より鮮明で自然な仕上がりが期待できます。画像だけでなく、動画や音声ファイルの修復にも対応しており、さまざまなデータ損傷に対応可能です。
4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「写真修復」を選択します。
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「写真を追加する」ボタンをクリックし、破損した写真を追加します。
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「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的に写真を修復します。
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写真の修復が完了すると、修復された写真をプレビューして、指定した場所に保存できます。
上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。
最後に
オンラインで利用できる画像修復サイトは、無料で利用できる、ダウンロードの必要がないといったメリットがあります。手軽に画像を修復したい方は利用してみましょう。その一方で、無料な分高度な編集や、複数の画像を一度に修復するのは難しいケースもあります。 そのような場合は、「4DDiG File Repair」を利用して高度な編集にチャレンジしてみましょう。