iPhoneやiPadで撮影した動画は、実はApple独自の形式(MOV)で保存されているんです。この形式の動画は、Windowsパソコンなどではそのまま再生できないことがあります。そこで、汎用性の高いMP4形式への変換が必要となることがあります。
この記事では、Windows・MacでMOVをMP4に変換する無料の方法とおすすめアプリ・サイトについてご紹介します。
MOV を MP4 に変換できるおすすめアプリ・サイト
ここでは、MOVをMP4に変換できるおすすめアプリ・サイトを6つ厳選し、それぞれの特長や使い方を詳しく解説します。
1位:高画質を維持しながらMOVをMP4に変換できる「Adobe Express」
![Adobe Expressでmovをmp4に変換](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/wiki/mov/adobe-express.png)
Adobe Expressは、MOV動画をMP4に変換するだけでなく、様々な動画編集機能を備えた無料のオンラインツールです。特にMOVをMP4に変換したい方にとっては、以下のメリットと特徴が魅力的です。
- 簡単操作: ドラッグ&ドロップでファイルをアップロードするだけで、自動的にMP4に変換できます。難しい設定は不要です。
- 高品質変換: 高画質を維持したまま、MOVからMP4への変換が可能です。
- 無料利用: Adobeアカウントを作成すれば、無料で利用できます。
- 多機能: 変換だけでなく、トリミング、ミュート、サイズ変更など、動画編集に必要な基本的な機能も搭載しています。
- オンラインツール: ソフトウェアのインストールが不要で、ブラウザ上で手軽に利用できます。
2位:複数のMOV動画をまとめて変換できる「FreeConvert」
![FreeConvertでmovをmp4に変換](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/wiki/mov/convert-mov-to-mp4-by-freeconvert.png)
FreeConvertは、MOV形式の動画ファイルをMP4形式に変換する際に非常に便利なオンラインツールです。手軽に高品質な変換を行える点が魅力です
- オンラインで手軽に利用可能: ソフトウェアのインストールは不要で、ブラウザさえあればどこからでもアクセスできます。
- バッチ処理対応: 複数のファイルを一度にまとめて変換できるため、作業効率が向上します。
- 多様なファイル形式に対応: MOVだけでなく、様々な種類のファイル形式に対応しており、幅広い用途で活用できます。
- セキュリティ対策: ファイルは暗号化され安全に処理され、一定時間後に自動的に削除されます。
3位:変換専門ツールでMOVからMP4に簡単に変換できる「Convertio」
![Convertioでmovをmp4に変換](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/wiki/mov/convertio.png)
Convertioは、オンラインで様々な種類のファイルを相互に変換できる便利なツールです。画像、動画、文書、プレゼンテーションなど、300種類以上のファイル形式に対応しており、非常に幅広い用途で活用できます。
- 多機能性:変換だけでなく、動画のトリミングや結合などの編集機能も備えている場合があります。
- 高速性:クラウド上で処理されるため、高速な変換が可能です。
- 無料利用:基本的な機能は無料で利用でき、手軽に試すことができます。
4位:メディア再生からMOV動画の変換までできる「VLC media player」
![VLCメディアプレーヤーでmovをmp4に変換](https://4ddig.tenorshare.com/jp/images/wiki/mov/save-mov-to-mp4-on-vlc.png)
VLC media playerは無料で高機能なメディアプレーヤーなので、MOVをMP4に変換することにもよく利用されます。幅広い種類の動画や音楽ファイルを再生できるだけでなく、ストリーミング配信やディスク再生にも対応しています。
- 多様なフォーマットに対応: ほとんどの動画・音声ファイル形式に対応しており、コーデックを別途インストールする必要がありません。
- 高機能:動画の再生速度変更、字幕表示、オーディオトラックの切り替えなど、様々な機能が搭載されています。
- クロスプラットフォーム:Windows、macOS、Linuxなど、様々なOSで利用できます。
5位:手軽にMOVからMP4に変換できるWindowsの標準アプリ「フォト」
Windowsの「フォト」アプリは、写真や動画の閲覧、編集、管理を行うための便利なツールです。Windows 10以降に標準搭載されており、特別なソフトウェアをインストールすることなく、手軽にMOVをMP4に変換することができます。
- 操作の簡単さ: 直感的な操作で、初心者でも簡単に変換できます。
- 無料:Windowsに標準搭載されているため、追加費用がかかりません。
- 基本的な編集機能:変換と同時に、簡単な動画編集(トリミングなど)を行うことができます。
- 共有機能:変換した動画を、メールやSNSで簡単に共有できます。
【Windows編】MOVをMP4に無料で変換する方法
ここでは、Windowsパソコンを使い、無料でMOVをMP4に変換できる方法を2つご紹介します。
方法1:拡張子「.mov」を「.mp4」に変換する
ファイル名から拡張子を「.mov」から「.mp4」に書き換えることで簡単に変換できます。
変換したい .mov ファイルが保存されているフォルダーを開きます。
「表示」タブをクリックし、「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。.mov ファイルを右クリックし、「名前の変更」を選択します。拡張子を .mp4 に変換し、Enterキーを押します。
方法2:VLC Media PlayerでMOVをMP4に変換する
VLCは無料で高機能なメディアプレーヤーなので、MOV動画形式の変換にもよく利用されます。
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まず、VLC Media Playerを起動します。「変換/保存」ボタンをクリックします。
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「ファイル」タブを選択し、「追加」ボタンをクリックして、変換したいMOVファイルを選択します。画面右下の「変換/保存」ボタンをクリックします。
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「プロファイル」欄から、変換後の形式を選択します。MP4に変換したい場合は、「Video - H.265 + MP3 (MP4)」などが一般的です。「保存先」欄で、変換後のMP4ファイルを保存する場所を指定します。「開始」ボタンをクリックすると、変換が開始されます。
【Mac編】MOVをMP4に無料で変換する方法
Macには、標準でいくつかのMOVをMP4に変換できるツールが付属しています。ここでは、MacでMOVをMP4に変換する方法を紹介します。
方法1:QuickTime Playerを利用する
QuickTime Playerは、Macに標準でインストールされている動画プレーヤーです。簡単な操作でMOVをMP4に変換できます。
変換したいMOVファイルをダブルクリックして、QuickTime Playerで開きます。
メニューバーから「ファイル」→「書き出す」を選択し、「ムービーを書き出す」をクリックします。
「形式」のプルダウンメニューから「.mp4」を選択し、「保存」をクリックします。
方法2:iMovieを利用する
iMovieは、Macに標準で搭載されている動画編集ソフトで、MOVファイルをMP4に簡単に変換することができます。
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MacのDockからiMovieを起動します。
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iMovieのメイン画面で、「新規作成」→「ムービー」を選択します。画面左側の「メディア」をクリックし、変換したいMOVファイルをドラッグ&ドロップするか、または「メディアを読み込む」ボタンをクリックしてファイルを選択します。
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タイムラインに動画を配置し、編集が終わったら、メニューバーの「ファイル」→「共有」をクリックします。
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表示されるメニューから「ファイル」を選択します。書き出し設定の画面で、ファイル形式を「MP4」に変更し、その他の設定(解像度、フレームレートなど)を調整します。
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「次へ」をクリックし、ファイル名と保存先を指定して「保存」をクリックします。
【豆知識】消えたMOV動画を復元できるソフト
動画編集中に、大切なMOV動画が突然消えてしまい、途方に暮れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。Tenorshare 4DDiGは、このような状況で失われたMOV動画を復元できる可能性のある強力なデータ復元ソフトです。
Tenorshare 4DDiGは、MOV、MP4、AVI、WMA、MPEG、MKVなどすべての動画形式の復元にサポートしており、事前に何かを設定したり、専門知識が必要だったりすることもなく、簡単な操作で消してしまった動画を復元させることが可能です。
Tenorshare 4DDiG を起動し、削除したMOV動画が存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。
しばらく待つと、消してしまったMOV動画が表示されます。復元前に、動画や写真などのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいMOV動画を選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
MOV動画形式変換に関するよくあるご質問
質問1.MOVとMP4の違いは何ですか?
MOVとMP4は、どちらも動画ファイルを保存する形式(コンテナ形式)ですが、それぞれ特徴が異なります。MOVはAppleのQuickTime技術で開発され、主にMacintoshで使用されるファイル形式です。一方、MP4はWindowsやMacintoshなど、広範なプラットフォームで使用される標準的なファイル形式です。Movは主にプロ用途に使用され、MP4は一般的にWebや携帯電話などでの視聴に適しています。Apple製品で撮影した動画をWindowsなどのApple製品以外で再生したい場合、MOVからMP4に変換する必要があります。
質問2.WindowsパソコンでiPhoneのMOVファイルを再生できないのはなぜですか?
Windowsの標準のメディアプレーヤーでは、iPhoneでよく使われるHEVC(H.265)などのコーデックに対応していない場合があります。このコーデックは、高画質でファイルサイズを抑えられるため、iPhoneでよく採用されています。
まとめ
今回は、iPhoneやiPadで撮影した時に保存される動画形式「MOV」についての解説と、より汎用性の高い MP4ファイルへ変換できるおすすめのアプリやサイトのご紹介と実際に変換する方法をご紹介しました。また、WindowsまたはMacでMOVをMP4に無料で変換する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
また、動画復元ソフト「Tenorshare 4DDiG」もご紹介しました。Tenorshare 4DDiGは、MOVでもMP4でも対応可能、かつ簡単にデータを復元できるので、わざわざどちらかに変換するなどの手間がなくオススメです。こちらも是非お試しください。
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