システムイメージと回復ドライブの違いは?どっちがいい?

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カテゴリ:Windowsバックアップ|更新日:2025-11-13 11:20:55

質問

「システムイメージと回復ドライブについてお尋ねします。どちらもパソコンが故障したとき復旧させるために作成するもののようですが、私はシステムイメージのみ時々作成しています(外付けHDDに)。中古で買ったパソコン(Windows11)を使っているため、SSDが突然壊れることが最大の心配事なのですが、その時新しいSSDを差し替えたら、作成済みのシステムイメージのみでパソコンの復旧はできるのでしょうか?」

ーYahoo知恵袋

パソコンに不具合が起きて起動しなくなった場合に役立つものがシステムイメージ・回復ドライブです。いずれもパソコンを正常な状態に戻すために使われます。ただし、システムイメージと回復ドライブには違いがあり、目的に合わせて使い分けるのが大事です。

本記事ではシステムイメージ回復ドライブの違いやどちらを選ぶべきか、使い方などを詳しく紹介します。

システムイメージのバックアップとは

システムイメージのバックアップとは、Cドライブの現在の状態やパソコンの起動で必要になるデータのバックアップを取ることです。システムイメージがあるとパソコンを正常な状態に戻せます。システムイメージはOSの再インストールや設定などの手間を省ける点がメリットです。システムイメージとしてバックアップされた状態を簡単に復元できます。

ただし、システムイメージはパソコンのシステムドライブに存在しているすべてのデータをバックアップしたものです。システムファイルは莫大な量になるため、バックアップする際には圧縮されます。システムイメージのバックアップには大きな容量が必要になるため注意しましょう。

システムイメージのバックアップの使い方

システムイメージのバックアップは対象のサイズが大きいため長時間がかかる可能性があります。また、システムイメージは現在の状態をそのままバックアップされるため、パソコンが正常な状態のときにシステムイメージを作成しましょう。

システムイメージのバックアップはハードディスクやDVD、ブルーレイディスクなどで行えます。USBメモリを使用できないため注意しましょう。

システムイメージのバックアップの流れを紹介します。

  • まずスタートボタンをクリックして一覧からPC設定を選びます。「更新とセキュリティ」を選び、「[バックアップと復元]に移動(Windows7)」を選択しましょう。

    Add Drive
  • バックアップと復元(Windows7)が表示されるため、左のメニューから「システムイメージの作成」を選びます。

    Create System Image
  • 「バックアップをどこに保存しますか?」の画面が表示されるため、ハードディスクかDVD/ブルーレイ、ネットワークのいずれかを選択します。

    バックアップ先のメディア
  • バックアップ先を選択すると、バックアップが作成される対象となるドライブが表示されるため確認しましょう。

    バックアップの開始
  • バックアップの開始をクリックするとシステムイメージのバックアップが保存されます。バックアップが完了するとバックアップ先に「WindowsImageBackup」のフォルダが作成されるため確認しましょう。

  • システムイメージから復元したい場合は、スタートボタンからPC設定を選び、「更新とセキュリティ」、「回復」と進みます。「PCの起動をカスタマイズする」の項目の下にある「今すぐ再起動」をクリックするとパソコンが再起動されて「オプションの選択」の画面が表示されます。

    今すぐ再起動
  • 「オプションの選択」の画面では「トラブルシューティング」を選び、次に「詳細オプション」、次に「その他のオプションを表示」をクリックします。「イメージでシステムを回復」のボタンが表示されるためクリックしましょう。

    イメージでシステムを回復

利用できるシステムイメージが表示されるため該当するものを選択すればシステムイメージからの復元が開始します。

回復ドライブとは

パソコンの回復ドライブとは、Windowsを初期状態に戻すためにOSの再インストールをするためのデータが保存されたメディアです。Windowsに標準搭載された機能で、USBメモリの中に回復ドライブが保存されます。Windows8以前にはリカバリーディスクが付属されていたのですが、Windows10以降は回復ドライブを自身で作成しなければいけません。

システムイメージとの違いは個人データを復元できない点です。回復ドライブはあくまでもOSをインストールし直すために用います。

回復ドライブの使い方

  • 回復ドライブを作成したいならば、スタートボタンをクリックしてPC設定を開きます。検索ウィンドウに「回復ドライブの作成」と入力し、表示された「回復ドライブの作成」のアイコンをクリックしましょう。

    回復ドライブの作成
  • 回復ドライブの作成が起動するため、画面の指示に従って操作を進めていくと、USBメモリに回復ドライブを保存できます。

    USBメモリに回復ドライブを保存
  • 回復ドライブを使用するには、回復ドライブが保存されているUSBメモリが接続された状態でパソコンを起動します。画面の指示に従って操作を進めていくと回復ドライブからWindowsの復元が可能です。

回復ドライブとシステムイメージ、どっちがいい?

回復ドライブはパソコンを初期状態に戻すためのものであり、個人のデータの復元はできません。システムイメージはハードディスク上にあるすべてのデータのバックアップであり、個人データも含めて復元できます。どちらが必要かどうかは目的によって異なります。

個人的なデータの復元が必要な場合やパソコンの環境そのものを元に戻したい場合にはシステムイメージが最適です。システムファイルの破損などでパソコンが起動しない場合に備えたいならば回復ドライブが適しています。

基本的には両方作成しておくと多くのトラブルに対応できるでしょう。

イメージのバックアップを復元する方法

外部ドライブに保存していたシステムイメージのバックアップデータが消えてしまうケースがあります。誤って削除したケースやデータが破損したケースなどです。システムイメージのデータそのものが失われた場合は、復元ソフトを用いると復元できる可能性があります。Tenorshare 4DDiGであれば質の高い復元ソフトであり、システムイメージのバックアップデータの復元にも対応可能です。

方法:Tenorshare 4DDiGでイメージのバックアップを復元する

Tenorshare 4DDiGは作成したディスクイメージからもデータの復元ができるソフトです。万が一、元のシステムドライブのデータが誤って削除されたり、フォーマットされたり、またはシステムが起動できなくなった際に、事前に作成しておいたイメージやクローンディスクからデータを回復し、システムを元の状態に戻すことができます。

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  • Tenorshare 4DDiG を起動し、左パネルで「ハードディスク」に移動し、「場所」の下にある「ディスクイメージ」を選択します。

    「ディスクイメージ」を選択
  • 「イメージデータを復元」オプションをタップします。ディスクイメージからファイルをインポートします。

    ディスクイメージからファイルをインポート
  • 4DDiGで作成したイメージファイルを選択します。(ファイルタイプはDDGです。)

    イメージファイルを選択
  • 4DDiGはインポートされたディスクイメージファイルをスキャンします。スキャンが完了すると、復元前にファイルをダブルクリックしてプレビューできます。最後のステップは、ディスクイメージから復元したデータを保存する保存先パスを選択することです。

    ファイルをプレビューして復元

まとめ

パソコンが起動しない、大切なデータを削除したなどの事態を解決するのにシステムイメージ回復ドライブは役立ちます。ただし、システムイメージと回復ドライブの違いに注意しましょう。

大事なデータを復活させたい、パソコンを以前の環境に戻したい場合はシステムイメージが最適です。Windowsが起動しないためOSの再インストールをしたい場合は回復ドライブを使用しましょう。

システムイメージのデータが破損している場合は、そのままではバックアップから復元できません。Tenorshare 4DDiGのような復元ソフトを使うとシステムイメージのバックアップを復元できます。

システムイメージと回復ドライブの違いを踏まえた上で最適なものを選びましょう。

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森川 颯 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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