【2025年最新版】画質を落とさずに動画を変換する方法と無料ツールまとめ

動画を変換すると画質が落ちてしまうことがあります。大切な思い出や記録をきれいに残すための変換時のポイントや、画質が低下した場合の対処法をご紹介します。動画の美しさを守りたい方は必見です。

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カテゴリ:動画高画質化|更新日:2025-06-26 12:15:34

動画を変換する際、元のきれいな映像をそのまま残したいという方は多いと思います。旅行やイベントで撮影したお気に入りの動画も、形式を変えると画質が落ちてしまうことがあります。

思い出や記録をきれいなまま保存するために、変換時のポイントや、もし画質が落ちてしまった場合の対処法についてまとめました。動画を美しく保ちたい方はぜひ参考にしてください。

なぜ動画変換で画質が落ちるのか?

動画を別の形式に変換する際、画質が落ちる主な原因はエンコードとデコードの過程で動画の情報が失われるためです。エンコードとは動画を変換する作業、デコードは変換された動画を元の状態に戻す作業です。

動画を変換する際に元の動画の情報を完全に保持してデコードするのは難しいケースが多く、特に解像度・ビットフレート・フレームフレートが変更されてしまうと、画質が低下したり、動きがかくかくした動画になったりするおそれもあります。

高画質を維持する動画変換のポイント

ここでは、高画質を維持しながら動画変換するために、押さえておくポイントを2つ紹介します。

①無劣化変換に対応したソフトを使う

動画を変換する際は、「無劣化変換」に対応したソフトを使うのがおすすめです。完全に劣化を防ぐのは難しいですが、画質の低下を最小限に抑えられます。最近では、無劣化変換をうたっている動画変換ソフトも増えてきています。

②エンコード設定を調整する

変換時は、ビットレートや解像度、フレームレートなどの設定を調整しましょう。これだけでも、無劣化変換に対応していないソフトでも画質の低下を抑えられます。ただし、高く設定しすぎるとファイルサイズが大きくなったり、映像がカクつく場合もあるので、実際に何度か試しながら自分に合った設定を見つけるのがおすすめです。

動画を変換しても画質を落とさず綺麗なままに保てるツール

ここでは、動画を変換しても画質を落とさず綺麗なままに保てるツールを4つ紹介します。これから動画の形式を変換する予定の方は、参考にしてください。

無劣化に近い設定が可能「HandBrake」

HandBrakeでMP4を軽量化

HandBrakeは、動画の解像度、ファイルサイズ、コーデックなどを変更したうえで、動画をさまざまな形式に変換できるオープンソースのソフトです。複数の動画ファイルをバッチ処理できるのもメリットです。動画編集機能も少々ついているので、動画を変換しつつ微調整したい方にも適しています。

最新バージョンは日本語に対応しているので、より使いやすくなりました。

コマンドライン操作で完全無劣化変換が可能な「FFmpeg」

FFmpegのコマンドライン画面

FFmpegは、動画や音声ファイルを変換、編集、ストリーミングが可能なオープンソースのソフトです。主要な動画・静画・音声ファイルにほぼすべて対応しており、コマンドラインから、エンコード、デコード、変換、カット、結合、分割などが可能です。

細かい調整をすれば、完全無劣化変換ができる場合もあります。

2000年代から活用されているソフトで、個人はもちろんのこと企業でも使用しているところが多いのも特徴です。

AIによる画質補正&高品質変換対応の「Winxvideo AI」

Winxvideo AIビデオ エンハンサー

WinXVideo AIは、AIのサポートにより簡単な操作で画質を補正したり高品質を保ちながら動画の変換が可能です。最大4K画質まで画質を向上させることができ、大量の動画を一括で読み込んで変換も可能です。

個人でエンコードの設定を細かく調整するのは大変だしうまくいくかわからない、と悩んでいる方には適しています。

高品質変換と動画編集もできるソフト「Aiseesoft 動画変換 究極」

Aiseesoft動画強化で動画を高画質化する

「Aiseesoft 動画変換 究極」は、香港のソフトメーカーが提供している画像変換ソフトです。完全日本語対応で、サポート機能も充実しています。動画の変換以外に編集もできるのが特長です。

無料版もありますが、時間制限や作成した動画にウォーターマークがつきます。一通り機能を確かめてよかった場合は、有料版を購入しましょう。

高画質出力を強みとしており、画像の劣化を最低限に抑えられます。

動画を変換後に画質が落ちたと感じたら、「4DDiG File Repair」での補正がおすすめ

動画をMP4やMOVなどに変換した際、元の映像より画質が悪くなったように感じることがあります。特に、解像度の低下やノイズの増加、細部のぼやけといった劣化は、変換の過程でよく起こります。

そんなときに便利なのが、AIによる画質補正機能を搭載した「4DDiG File Repair」です。劣化した映像のディテールを自動で復元し、色味や輪郭もより鮮明に仕上げてくれます。動画制作やSNS投稿など、高画質な仕上がりを求める場面にもぴったりです。変換後の画質低下が気になる方は、ぜひ一度お試しください。

無料で高画質化

安全なダウンロード

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  • 4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「AI高画質化」タブをクリックします。次に、「動画高画質化」を選択し、その下にある「今すぐ開始」ボタンをクリックします。

    動画高画質化を開始
  • 「動画を追加する」ボタンをクリックして、高画質化したい動画を追加します。

    高画質化したい動画を追加する
  • AIモデルを選択し、解像度を調整した後、「今すぐ高画質化」ボタンをクリックすると、ソフトウェアが高画質化を開始します。高画質化処理が完了したら、プレビューで元の動画と高画質化された動画を比較します。

    • 一般モデル:風景、動物、旅行、イベント映像など、さまざまな動画を補正するように設計されています。 このモデルは、細部を精細化し、ノイズを除去し、鮮明度を上げることで、全体的な画質を向上させます。
    • アニメモデル:アニメや 漫画風の動画に最適なモデルです。輪郭をシャープにし、色彩を強調し、アニメの全体的な視覚品質を向上させ、より平滑で鮮やかに見えるようにします。
    • 顔専用モデル:顔に焦点を当てた動画に適したモデルです。Vlog(ブイログ)やインタビューなど、顔のディテールを補正し、肌の質感を向上させ、より細かくはっきりとした顔に見せます。
    AIモデルを選択する
  • 右下の「エクスポート」をクリックすると、高画質化した動画がパソコンに保存されます。

    高画質化した動画をエクスポートする

まとめ

本記事では、動画を変換すると画質が落ちる原因と対処法を紹介しました。エンコード・デコードの関係でどうしても画質の変質はある程度避けられない部分もあります。しかし、エンコードを調節したり、無劣化変換ソフトを利用すれば、画像の劣化を限りなく0に近づけるでしょう。

動画を変換した結果画質が劣化した場合は、4DDiG File Repairを利用すれば再び高画質の動画に修復することも可能なケースもあります。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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