SSD換装ガイド：OSを含むHDDをSSDにクローンする手順

Part1：HDDとSSDの比較

HDDとSSDの最も大きな違いは、速度と耐久性です。SSDはHDDに比べてデータの読み書き速度が圧倒的に速く、動作中の音もなく消費電力が低いという利点があります。特に、パフォーマンスや耐久性を重視する場合には、 SSDへの交換 が非常に有効です。

また、ノートPCなどのモバイルデバイスでは、SSDの使用によりバッテリーの持続時間が延び、より静かな動作環境が得られます。一方、HDDは大量のデータを経済的に保存するための手段として、今もなお広く使用されています。

次に、SSDにクローンを行う具体的な手順について解説していきます。

Part2：SSDにクローンする手順解説

HDDからSSDにデータを移行し、OSを含めたクローンを行うことは、PCの性能向上やストレージの刷新に最適です。この手順では、 4DDiG Partition Manager を使用して、簡単にOSクローンを行います。

1. 新しいSSDをNTFSファイルシステムにフォーマットする

まず、クローン先となる新しいSSDをPCに接続し、 NTFSファイルシステムにフォーマット します。Windowsには標準で「ディスクの管理」ツールが搭載されており、これを使ってSSDを簡単にフォーマットできます。手順は以下の通りです：

• 「スタートメニュー」を右クリックし、「ディスクの管理」を選択してください。

  

• 接続したSSDを右クリックして「フォーマット」を選択します。

  

• ファイルシステムを「NTFS」に設定し、フォーマットを完了させます。

  

2. OSを含むHDDをSSDに完全にクローンする

HDDからSSDへのデータ移行を行う際に、特にOSやアプリケーションを含む ディスク全体をクローン する場合、適切なツールを使用することが重要です。

ここで紹介する 4DDiG Partition Manager は、ユーザーフレンドリーなインターフェースと強力な機能を備えたディスク管理ソフトウェアです。

• OSを含むSDカードやHDDのフォーマットを完全に行うことができ、システムの移行をスムーズに実現します。
• 操作手順がシンプルで、技術的な知識がなくても簡単にディスク管理を行えます。
• クローン作業中にデータの損失を防ぐため、すべてのデータが安全に移行されます。

4DDiG Partition Managerを使ってSSDをクローンする手順は次の通りです：

• 4DDiG Partition Managerを起動します。「ディスクのクローン」を選択します。

  

• ソースディスクからデータをクローンするターゲットディスク（デフォルトはコンピュータに接続するディスク）を選択し、「次に」ボタンをクリックします。

  注意

  クローン作成ではターゲットディスク上のすべてのデータが上書きされるため、すべてが正しいことを確認した後、「はい」ボタンをクリックしてください。

  

• 次に、複製されたディスクの効果を示すプレビューインターフェイスが表示されます。 プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン作成操作を開始します。

  

• ディスクのクローン作成が完了するまでしばらく待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。

  注意

  ディスクのクローン作成プロセス中は、他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりしないでください。

  

3. PCからHDDを取り外し、SSDを装着する

クローン作業が完了したら、PCの電源を切り、HDDを取り外してクローン済みのSSDに交換します。この作業は、PCケースを開けて行いますが、ノートパソコンの場合はバッテリーを外してから作業することが安全です。

4. SSDからPCを起動する

SSDを装着後、PCを起動します。通常、SSDからの起動はHDDと比べて高速で、PCの起動時間が劇的に短縮されることが期待できます。SSDが正しくクローンされていれば、特別な設定をせずにそのままOSが立ち上がるはずです。

まとめ

OSを含む HDD全体をSSDにクローン する手順をご紹介しました。この作業により、PCの性能は大幅に向上し、特に起動時間やアプリケーションの読み込み速度が改善されます。本記事でご紹介した4DDiG Partition Managerは、このプロセスをシンプルかつ安全に進めるための強力なツールであり、初心者でも簡単に使うことができるのでぜひ使ってみてください。