Windows11/10に増設したSSDが起動しなくてお困りですか？SSDを増設すれば、簡単にパソコンのメモリを増やすことができます。SSDをパソコンに接続してもすぐ使用できるものではなく、SSDのフォーマットや元データのクローン操作が必要です。この時の設定や条件に誤りがあると、クローンしたSSDが起動しません。
この記事では、Windows11/10でクローンしたSSDが起動しないときに確認したい原因と対処法をご紹介いたします。
パート1：WindowsでクローンしたSSDが起動しないの原因
まずは、クローンしたSSDが起動しない原因を確認しましょう。
原因1：パーティション形式とブートモードの不一致
パーティションには2つの形式：MBRとGPTがあります。各型式が対応するブートモードは以下の通りです。この対応がうまくいっていないと、ブートモードの不一致によりSSDが起動しません。
パーティション形式 |
対応するブートモード |
|---|---|
| MBR | Legacy |
| GPT | UEFI |
原因2：供給電流不足
SSDへの供給電流が不足すると、SSDが起動しなくなってしまいます。SSDに電源ランプがある場合は、ランプが点灯しているかを確認します。点灯していない場合は、クローンに使用したSSDの仕様を確認しましょう。
原因3：BIOS（UEFI）SSDの起動順序が正しくない
ディスクの起動順が正しく設定されていないと、SSDは起動しません。クローンしたSSDの起動順を一番にすると問題が解決できます。
原因4：システムパーティションの非アクティブ化
アクティブになっていないパーティションは、起動しません。Windowsをインストールしたパーティションがアクティブになっていることを確認しましょう。
パート2：WindowsでクローンしたSSDが起動しないの対処法8選
対処法1：SATAケーブルを使用してクローンSSDを接続する
クローンSSDの接続にUSBケーブルを使用すると、クローンソフトウェアが正常に機能しないケースが報告されています。SSDの接続にはSATAケーブルを使用するのが安全です。
対処法2：BIOSでSSDを1番目の起動順序に設定する
クローンしたSSDの起動順を一番に設定すれば起動の問題が解決できます。
パソコンの電源を入れます。
メーカーのロゴが表示されたら、BIOS起動キーを押します。BIOSキーとして「F2」などを使用しますが、メーカーによって異なるので、確認してください。
Bootメニューから起動の順番（Boot Devie Priority）を1番（1st）に設定します。
対処法3：正しいブートモードを設定する
パーティションの形式とブートモードが一致していない場合は、以下の方法でブートモードを変更してください。
パソコンの電源を入れます。
メーカーのロゴが表示されたら、BIOS起動キーを押します。BIOSキーとして「F2」などを使用しますが、メーカーによって異なるので、確認してください。
Bootメニューからモードを変更してください。
対処法4：SSD上のシステムパーティションをアクティブに設定する
SSDのシステムパーティションがアクティブになっていない場合は、以下の手順でアクティブにしてください。
クローン先のSSDを外付けで接続しておきます。
クローン元のディスクからパソコンを起動します
「Windows」キーと「R」キーを押し、表示されたボックスに「diskpart」と入力してEnterキーを押します。
-
コマンド入力用の画面が開きますので、以下のコマンドを入力してください：
select disk n（”n”には、SSDのディスク番号を入力します）
list partition （選択したディスク上に存在するパーティションの一覧が表示されます）
select partition n （”n”には、上記の一覧を参照して、SSDのシステムパーティションの番号を入力します）
active 完了後、パソコンを再起動します。
対処法5：SSDがコンピュータに正しく取り付けられていることを確認する
SSDの接続に不具合があると、起動しない原因になります。SSDとパソコンの接続、使用しているSATAケーブルを確認してください。
対処法6：Windows RE（リカバリ環境）でスタートアップ修復を行う
問題の原因がSSDではなく、Windowsの起動環境にある場合があります。この場合、スタートアップ修復を行います。
Windowsがインストールされているディスクから起動し、「コンピュータを修復する」を選択します。
「詳細オプション」―「トラブルシューティング」―「詳細オプション」―「自動修復」を選択して修復を開始してください。
対処法7：Windows REでコマンドプロンプトからBootrec.exe ツールを実行する
Bootrecコマンドを使用すると、破損したブート構成データ（BCD）やマスターブートレコード（MBR）を修復できます。
Windowsインストールメディアからパソコンを起動します。
Windowsセットアップウィザードが表示されたら、次のいずれかの方法でコマンドプロンプトを開きます。
- 方法1：Shift+F10キーを押して、コマンドプロンプトウィンドウを開く。
- 方法2：Windowsセットアップウィザードで、「コンピューターの修復」―「トラブルシューティング」―「詳細オプション」―「コマンドプロンプト」を選択する。
-
コマンドプロンプト画面で、以下のコマンドを一つずつ入力して、「Enter」キーを押します。
bootrec.exe /fixmbr
bootrec.exe /fixboot
bootrec.exe /scanos
bootrec.exe /rebuildbcd
対処法8：OSをSSDにクローンする—4DDiG Partition Manager
これまでご紹介した方法でも、SSDが起動しない場合は、クローンに問題があるかもしれません。クローンは、クローン作成用のソフトウェアを使用します。SSDを購入した際にクローン作成用のツールが搭載されているのが一般的ですが、特定のSSDでしか使用できませんし、専門的な知識がない方には難しいものが多いです。
このような場合に、サードパーティー製のソフトウェアがあれば、すべてのメーカーのSSDにデータを移行することができるので便利です。中でも、4DDiG Partition Managerはおすすめのツールです。
ワンクリックで簡単かつ安全にWindows OSをSSDにクローンできます。また、パーティションも簡単に設定でききるなど、使いやすいデザインで、誰でも簡単にクローンを作成することができます。ここからは、4DDiG Partition Managerを使って、Windows OSをSSDにクローンする方法をご紹介いたします。
Windows向け
安全なダウンロード
- ターゲットディスクの容量がソースディスクと同じかそれより大きいことを確認してください。ターゲットディスクの余分な領域はシステムが認識できない未割り当て領域となるため、パーティション管理機能を使用して新しいパーティションを作成できます。
- 対象ディスク上のデータは消去されますので、重要なデータがある場合は必ずバックアップを作成してください。
- ソース ディスク上のデータはそのままターゲットディスクにクローン作成され、クローン作成プロセス中にソースディスク上のデータが変更されたり失われたりすることはありません。
4DDiG Partition Managerを起動します。「ディスクのクローン」を選択します。
-
ソースディスクからデータをクローンするターゲットディスク（デフォルトはコンピュータに接続するディスク）を選択し、「次に」ボタンをクリックします。
注意：クローン作成ではターゲットディスク上のすべてのデータが上書きされるため、すべてが正しいことを確認した後、「はい」ボタンをクリックしてください。
-
次に、複製されたディスクの効果を示すプレビューインターフェイスが表示されます。 プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン作成操作を開始します。
-
ディスクのクローン作成が完了するまでしばらく待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。
注意：ディスクのクローン作成プロセス中は、他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりしないでください。
さいごに
SSDを増設すれば、簡単にパソコンのメモリを増やすことができます。SSDを増設した場合、パソコンに接続後、フォーマットや元データのクローン操作が必要です。この時の設定や条件に誤りがあると、クローンしたSSDが起動しない原因になってしまいます。
この記事では、Windows11/10でクローンしたSSDが起動しないときに確認したい原因や対処法をご紹介いたしました。一般的なクローン用のソフトは使用できるSSDが限られていて、難易度が高いものが多いです。
このような場合4DDiG Partition Managerがおすすめです。ワンクリックで簡単かつ安全にWindowsOSをSSDにクローンできます。また、パーティションも簡単に設定でききるなど、使いやすいデザインで、誰でも簡単にクローンを作成することができる強力なツールです。
Windows向け
安全的なダウンロード