メインのSSDが容量不足になったとき、単純に古いものから新しいM.2 SSDにコピペするだけでうまく動作するとは限りません。しかし適切なツールと手順さえ押さえておけば、SSDのクローンは初めてでも安全に実行できます。
特にSSDの容量不足に悩んでいる方や、PCのパフォーマンスを向上させたい方には、この記事が役立つはずです。
SSDからM.2へクローンとは?
クローン作業とは、既存のストレージデバイスの内容を丸ごと別のデバイスにコピーする技術です。ファイルを単純にコピーするのとは異なり、OSのブート情報やパーティション構造、隠しファイルまで完全に複製します。
これによりOSやソフトを再インストールすることなく、新しいドライブで即座にシステムを起動できます。
SSDからM.2へのクローンが必要になるケース
実際にクローンが必要になる場面は多岐にわたります。
- ゲームのロード時間を短縮したい
- DAW環境の快適化
- 開発環境の高速化
- 古いSSDの寿命が近づいているためのデータ移行、など
対象となるSSDとM.2の違い(SATA / NVMe)
ここでよく混同されるのが、「M.2」という規格の理解です。M.2は物理的な形状規格であり、その中にSATA接続とNVMe接続の2種類が存在します。
SATA接続のM.2 SSDは、従来の2.5インチSATA SSDと同等の速度(最大550MB/s程度)で動作します。一方、NVMe接続のM.2 SSDはPCIe接続を利用するため、Gen3で3,500MB/s、Gen4なら7,000MB/s以上の転送速度を実現します。
SSDからM.2へクローンする前に確認すべきポイント
失敗しないクローン作業には、事前準備が何よりも重要です。
M.2スロットの対応規格を確認する
マザーボードのマニュアルを必ず確認してください。特にチェックすべきポイントは以下の通りです:
- M.2スロットの世代(PCIe Gen3/Gen4)
- Key(B Key / M Key / B&M Key)の形状
- 対応するM.2サイズ(2280、2260など)
- CPUレーン接続かチップセット接続か
クローン元・クローン先の容量と使用状況
クローン先の容量は、クローン元の使用容量以上である必要があります。例えばクローン元が500GBのSSDで300GB使用している場合、クローン先は最低でも300GB以上の実効容量が必要です。
Crystal Disk Infoでドライブの健康状態も確認しておきましょう。不良セクタが多いドライブからのクローンは失敗リスクが高まります。
UEFI・BIOS設定の確認
クローン後に起動しない最大の原因がこれです。Windows 10以降のOSは通常GPT形式でインストールされ、UEFIモードで起動します。BIOS設定で「CSM(Compatibility Support Module)」が有効になっていると、レガシーBIOSモードで起動しようとして失敗します。
重要データのバックアップ
万が一に備え、Google DriveやDropBox、OneDriveなどのクラウドサービスに重要データをバックアップしておくべきです。
SSDからM.2へクローンする具体的な手順
実際のクローン作業では、信頼性の高いツールを使用することが成功の鍵です。
M.2へのクローン作業の実行手順
市販のクローンソフトは数多く存在しますが、特におすすめなのが4DDiG Partition Managerです。このツールの優れているところは使用されているデータのみを高速コピーする点です。またMBRからGPTへの自動変換機能や、クローン後のパーティション自動リサイズ機能が秀逸です。
通常のコピーツールと異なり、4DDiG Partition Managerはシステム予約パーティションやEFIシステムパーティションも正確にクローンします。
さらにクローン中にエラーが発生した場合の自動リトライ機能や不良セクタのスキップ機能で、古いドライブからの移行でも高い成功率を誇ります。
安全なダウンロード
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外部ディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Managerをダウンロードしてインストールします。その後、アプリケーションを起動し、「システムディスクのクローン」を選択してください。
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ソースディスクからクローンデータを受け取るターゲットディスクを選択し、「次に」ボタンをクリックします。(ソースディスクはシステムディスクで、ターゲットディスクは接続したディスクがデフォルトで選ばれます。)
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次に、クローンディスクの効果を示すプレビューインターフェースが表示されます。ソースディスクのパーティションはデフォルトでターゲットディスク全体を占め、両側のハンドルをドラッグしてクローンパーティションのサイズを変更できます。プレビューが正しいことを確認したら、「開始」ボタンをクリックしてクローン操作を開始します。
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ディスクのクローン作成が完了するまで待ちます。クローン作成の速度は、ソースディスクのサイズによって異なります。 他の操作を実行したり、現在の操作を中断したりせず、しばらくお待ちください。
M.2 SSDへ換装後の起動設定
クローンが完了したら、物理的にM.2 SSDを装着してBIOS設定を変更します。
BIOS設定変更手順:
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PCを起動し、DELやF2(マザーボードによって異なる)を連打してBIOSに入る
Boot順序設定で、新しいM.2 SSDを最優先に設定
CSMがDisabledになっていることを確認(UEFI Onlyモード)
Secure Bootの状態を確認(Windows 11では有効推奨)
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設定を保存して再起動
古いSSDは、新しいドライブで正常に起動することを1週間ほど確認してから初期化するのが安全です。この期間中は、万が一のバックアップとして保管しておきましょう。
まとめ
SSDからM.2へのクローンは、適切な準備と信頼性の高いツールがあれば、誰でも安全に実行できます。特に異なる規格間の移行でも、4DDiG Partition Managerのような専門ツールを使えば、複雑な手作業を省略できます。
容量不足や速度に不満を感じているなら、今回紹介した手順で安全にクローンを実行してみてください。
安全なダウンロード
よくある質問
クローン作業に関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめます。
1.M.2へクローン後に起動しない場合どうすればいいですか?
まずBIOS画面でBoot順序を確認し、新しいM.2 SSDが最優先に設定されているか確認してください。次にCSMがDisabledになっており、UEFI Onlyモードで起動するように設定されているか確認します。
2.SSDクローンに失敗する原因は何ですか?
主に次のようなものがあります。
- ターゲットディスクの容量がソースの使用容量より小さい
- ソースディスクに不良セクタが多数存在する
- クローン中に電源が切れる、またはケーブルが抜ける
3.クローンしたSSDに交換したらそのまま使えますか?
はい、正しくクローンされていれば、交換後すぐに使えます。Windowsやインストール済みのアプリケーション、個人設定まで完全に引き継がれるため、再インストールの必要はありません。
ただしWindowsライセンスがハードウェアに紐付けられている場合、ドライブ交換後に再認証が必要になることがあります。
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