いつも使っているソフトを使おうと思ったら、デスクトップからアイコンが消えた…。そんなふうになったことはありませんか?
何も設定を変えていないのに消えてしまう場合もあります。なぜそのようになってしまうのでしょうか。
ここでは、デスクトップからアイコンが消えた場合の対策を紹介します。
Part1:デスクトップからアイコンが消えたのはなぜ?
デスクトップ上のアイコンやファイルが突如として消えたという現象は、Windows 11/10 を使っているとたまに起こる問題です。このような現象には、さまざまな原因が考えられます。
アップデートに関連する問題:
Windowsのアップデートの過程で設定やファイルが変更されることがあります。特定のアップデートが不完全であったり、何らかの問題で正しく適用されなかった場合、デスクトップのアイコンが消失することが考えられます。ユーザープロファイルの破損:
Windowsにはユーザープロファイルという概念があり、各ユーザーの設定やデータはそのプロファイル内に保存されます。このプロファイルが何らかの理由で破損すると、デスクトップに表示されるアイコンやファイルも影響を受ける可能性があります。画面解像度の変更:
画面の解像度が変わった際、デスクトップ上のアイコンの位置やサイズが変動することがあります。極端な解像度の変更が行われた場合、アイコンが画面の可視領域外に移動してしまうことも考えられます。システムのバグやエラー:
どんなソフトウェアにも完璧なものは存在しません。稀に、システム内部のバグやエラーによりデスクトップのアイコンが表示されなくなることがあります。不正なソフトウェアやマルウェアの影響:
意図的に、または意図せずとも、不正なソフトウェアやマルウェアがPCにインストールされることがあります。これらのプログラムは、ユーザーのデータを損なったり、システムの動作を不安定にすることがあります。ユーザーの操作ミス:
これは単純ながらも、非常に一般的な原因となり得ます。間違ってアイコンやファイルを削除してしまったり、別のフォルダへ移動してしまった場合など、操作ミスが原因でデスクトップからアイコンが消失することがあります。
Part2: デスクトップから消えたアイコンを復元する方法
1. すべてのアイコンがデスクトップから消えた場合
デスクトップから突如としてアイコンが消えた場合、以下に示す方法を順に試して、アイコンの復元を試みましょう。
方法1.デスクトップアイコンの表示設定を確認
Windowsには、デスクトップ上のアイコンを表示・非表示にする設定が存在します。意図せず、または他のソフトウェアによってこの設定が変更されてしまった場合、アイコンが一時的に非表示になることがあります。
- デスクトップを右クリックし、「表示」を選択します。
「デスクトップのアイコンを表示」がチェックされているか確認します。チェックが外れている場合、これを選択してアイコンを表示します。
この方法でアイコンが復元される場合も多いので、まずは確認してみると良いでしょう。
方法2.タブレットモードの状態を確認
Windows 10/11は、タブレットやコンバーチブルなデバイスに対応するための「タブレットモード」を搭載しています。このモードが有効になっていると、デスクトップ上のアイコンが非表示になることがあります。
- スタートメニューをクリックし、「設定」を選択します。
- 「システム」をクリックし、左側のメニューから「タブレット」を選択します。
-
「タブレットモードを使用する」という設定が「オン」になっている場合、これを「オフ」に切り替えます。
これでデスクトップに消えたアイコンが表示されるようになるはずです。
方法3.アカウントプロファイルの修復
前述の方法で解決しない場合、Windowsのユーザープロファイルが破損している可能性が考えられます。この問題を解決するためには、新しいプロファイルを作成し、古いプロファイルのデータを新しいプロファイルに移行することを検討すると良いでしょう。
- 「設定」を開き、「アカウント」を選択します。
「家族とその他のユーザー」をクリックし、「他のユーザー」から新しいアカウントを作成します。
- 新しいアカウントでWindowsにログインし、古いアカウントの「ユーザーフォルダ」にアクセスします。ここにはドキュメント、写真、デスクトップなど、各種のファイルやフォルダが保存されています。必要なデータを新しいアカウントの同じ場所にコピーします。
この方法は少し時間がかかる場合がありますが、破損したプロファイルの問題を解決するための確実な方法となります。
2. 一部のアイコンが消えた場合
デスクトップ上の一部のアイコンやファイルが見当たらない場合、それらは削除されたのではなく、場所を移動したり、一時的に非表示になったりしていることが考えられます。以下に、このような問題を解決するための手段をいくつか提案します。
方法1.エクスプローラーでアイコン名を検索
消失したアイコンやファイルは、間違って別の場所に移動されている可能性があります。Windowsのエクスプローラーを利用して、該当のアイコンやファイルを検索することから始めてみましょう。
- タスクバーにある「エクスプローラー」をクリックします。
- 右上の「検索ボックス」に、消失したアイコンやファイルの名前を入力します。
- 検索結果から該当のアイコンやファイルを探し、適切な場所(例:デスクトップ)に移動させます。
方法2.アイコンの整列
デスクトップ上でのアイコンの配置が乱れてしまうことにより、アイコンが他のアイコンの下や、画面の端に隠れてしまうことがあります。
- デスクトップを右クリックし、「表示」を選択します。
- 「アイコンを整列」を選択して、アイコンをデスクトップ上で整列させます。
方法3.外部ディスプレイの切断
外部ディスプレイを使用している場合、アイコンがそのディスプレイ上に移動されてしまっている可能性が考えられます。
- 外部ディスプレイのケーブルを一度切断してみます。
- メインのディスプレイ上でアイコンが正常に表示されるか確認します。
- 再度外部ディスプレイを接続し、ディスプレイの設定を適切に調整します。
方法4.アイコンキャッシュの削除
Windowsは、アイコンの読み込みを高速化するために「アイコンキャッシュ」という仕組みを使用しています。このキャッシュが破損すると、アイコンの表示に問題が生じることがあります。
- エクスプローラーで「C:\Users[ユーザー名]\AppData\Local」を開きます。
「IconCache.db」というファイルを探します。該当のファイルを削除します。
- コンピュータを再起動します。
再起動後、Windowsは新しいアイコンキャッシュを作成しますので、アイコンが正常に表示されることが期待されます。
Part3: デスクトップから消えたファイルを復元する方法
デスクトップから消えたアイコンの復旧作業中に、間違えてアイコンどころかファイルそのものを消してしまうことがあるかもしれません。そんな時は「Tenorshare 4DDiG」を使ってファイルを復元させてください。Tenorshare 4DDiGはWindows専用のファイル復元ソフトで、間違えて消してしまったファイルだけでなく、パソコンのトラブルで消えてしまったファイルを復元させることもできます。
- インストールと起動:
Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、パソコン上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。
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- スキャン対象の選択:
プログラムが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択して、スキャンします。
- ファイルのプレビュー:
削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- 復元場所の選択:
復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。「復元」をクリックして、復元作業が開始します。
注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part4: まとめ
ここまで、デスクトップから消えたアイコンを復元する方法を紹介しました。アイコンが消えると焦ってしまいますが、ほとんどの場合は元に戻すことができるので、慌てずに対処して復元させましょう。
そして、アイコンだけでなくファイルが消えた場合に備えてTenorshare 4DDiGをインストールしておくのも忘れないようにしてください。