Windows 11の システムイメージを作成・復元する方法

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カテゴリ:Windowsバックアップ|更新日:2025-11-13 11:20:55

システムイメージとは、Windows本体やアプリ、設定、個人データなどを丸ごと保存したバックアップのことです。万が一トラブルが発生しても、システムイメージを作成しておけば、短時間でパソコンを元の状態に戻せます。この記事では、システムイメージの作成・復元手順に加え、回復ドライブとの違いや活用するメリットについても紹介。ぜひバックアップ環境を整える参考にしてください。

Windows 11の システムイメージを作成する手順

Windows11のシステムイメージ作成の手順は次の通りです。作業前にはあらかじめ外付けHDDなどの、システムイメージを保存するストレージを接続しておきましょう。

  • タスクバーの検索窓で「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネルを開きます。

    コントロールパネルを開く
  • 「バックアップと復元(Windows7)」をクリックします。名前に「Windows7」とありますが、Windows11でも利用可能です。

    Add Drive
  • 画面左側にある「システムイメージの作成」を選び作成画面を開いたら、バックアップの保存先を指定し、「次へ」ボタンを押します。

    バックアップ先のメディア
  • バックアップ内容を確認して「バックアップの開始」をクリックします。

    バックアップの開始

Windows 11の システムイメージを復元する手順

作成したシステムイメージは、パソコンの動作が不安定になったり、起動できなくなったりしたときに回復画面から利用します。ここでは、Windows11のシステムイメージ復元手順を説明します。作業前に、システムイメージを保存した外付けHDDなどを接続しておきましょう。

Windowsが起動できる場合

Windowsが起動するなら、「設定」メニューから回復画面を起動できます。

  • Windowsのスタートボタンから設定を開きます。設定が見あたらない場合は、「すべて」ボタンを押して一覧を表示するか、「設定」で検索してください。

  • 「システム」メニューから「回復」を選び、「PCの起動をカスタマイズする」欄にある「今すぐ再起動」ボタンを押して、Windowsを再起動します。

    PCの起動をカスタマイズする
  • 回復環境で起動するので、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「イメージでシステムを回復」を順に選びます。

  • 画面の指示に従ってシステムイメージなどを選択すれば、復元が始まります。

Windowsが起動できない場合

Windowsが起動できない場合は、あらかじめ作成しておいた回復ドライブ(USB)で起動するか、 起動時をF8連打して回復環境を起動します。Windowsがトラブルを検知して自動で回復環境が起動することもあります。回復環境が起動してからの手順は次の通りです。

  • 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「イメージでシステムを回復」を順に選びます。

  • 画面の指示に従ってシステムイメージなどを選択すれば、復元が始まります。

Windows 11の システムイメージを復元できない時の対処法

誤削除やシステム障害などで、Windows11のシステムイメージを紛失してしまっても、データ復元ソフトでシステムイメージを取り戻せる場合があります。

データ復元ソフトは、ストレージに残るデータの痕跡を解析してファイルを再構築する仕組みです。そのため、削除や障害によって消えてしまったシステムイメージでも復元できる可能性があります。

方法:Tenorshare 4DDiGでイメージを復元する

ここでは、データ復元ソフトの中でもおすすめの「Tenorshare 4DDiG」を利用してイメージファイルを復元する手順をご紹介します。

Tenorshare 4DDiGはSSDやHDDをはじめ、USBメモリなど幅広いメディアに対応しており、復元可能なファイル形式は2,000種類以上。操作はシンプルで、初心者でも迷わず使える設計になっています。高速スキャン機能により、目的のファイルを素早く探し出し、効率的に復元できます。しかもダウンロードは無料です。

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安全なダウンロード

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  • Tenorshare 4DDiG を起動し、左パネルで「ハードディスク」に移動し、「場所」の下にある「ディスクイメージ」を選択します。

    「ディスクイメージ」を選択
  • 「イメージデータを復元」オプションをタップします。ディスクイメージからファイルをインポートします。

    ディスクイメージからファイルをインポート
  • 4DDiGで作成したイメージファイルを選択します。(ファイルタイプはDDGです。)

    イメージファイルを選択
  • 4DDiGはインポートされたディスクイメージファイルをスキャンします。スキャンが完了すると、復元前にファイルをダブルクリックしてプレビューできます。最後のステップは、ディスクイメージから復元したデータを保存する保存先パスを選択することです。

    ファイルをプレビューして復元

Windows 11の システムイメージに関するFAQ

ここでは、システムイメージについてよくある質問にお答えします。

Windows11のシステムイメージとは何ですか?

システムイメージとは、Windowsのシステム、アプリ、設定、ファイルを含めた「パソコン全体の状態」をそのまま保存する仕組みです。これにより、アプリやドライバーの再インストール、各種設定のやり直しを行わずに、素早くパソコンを以前の状態へ戻せます。

ただし、システムイメージは作成に時間がかかり、保存容量も大きくなる傾向があります。普段は必要なファイルだけをバックアップし、大型アップデートやシステム変更の前にシステムイメージを作成する、といった使い分けが効率的です。

Windows 11のシステムイメージと回復ドライブの違いは何ですか?

Windows11のシステムイメージと回復ドライブは、どちらもトラブル発生時に備えるための手段です。しかし、目的と内容が大きく異なります。

  • システムイメージ:パソコンの状態をそのまま保存した完全なバックアップ。Windowsの設定やアプリ、個人データを含め、作成時点の環境を丸ごと復元できます。
  • 回復ドライブ:Windowsを再インストールしたり、修復ツールを起動したりするためのUSBメディア。システムを動かすための基本機能のみを備えています。

役割が異なるため、両方を準備しておくと安心です。

システムイメージのメリットは?

システムイメージを作成しておく最大の利点は、トラブル発生時に短時間で元の環境を完全に復元できる点です。

Windows11を再インストールして復旧する場合、アプリやドライバーのインストールと再設定などを一から行う必要があり、時間と手間がかかります。作業は手動で行うため、設定ミスや作業漏れのリスクも伴います。

一方、システムイメージを使えば、自動で作成時点の状態をほぼそのまま再現できます。短時間で確実に復旧できるため、業務用PCなど重要なデータを扱う環境では特に有用です。

まとめ

Windows11のシステムイメージは、パソコン全体を丸ごと復旧できるバックアップ方法です。本記事では、イメージの作成から復元方法、復元できない場合の対応策までを順を追って説明しました。ぜひ日頃からバックアップを作成して、安心してパソコンを利用できるようにしましょう。

また、誤削除時には「Tenorshare 4DDiG」のような復元ソフトを活用することで、失われたデータを取り戻せる可能性もあります。万が一の時のために、ぜひあわせておぼえておいてください。

本記事がシステムイメージの作成と復元の参考になりましたら、ぜひSNSの「いいね」やコメントでフォロワーに紹介してください。いただいたご意見は励みになるとともに、今後の記事の参考にさせていただきます。

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原田 凪沙 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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