Windows10でバックアップから復元するには?システムやデータを復元する方法[5選]

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カテゴリ:Windowsバックアップ|更新日:2024-04-17 16:25:00

以前よりもパソコンの起動が遅い、またはソフトウェアの動作が重いなど、Windows10の調子が悪くなったということはありませんか?正常な状態に戻すために、過去のバックアップからシステムやデータを復元するという手法があります。バックアップの種類はいくつかあり、たとえば復元ポイント、ファイル履歴、システムイメージや回復ドライブなどを使用したものがあります。

またこれらの機能を兼ね備えているデータ復元ソフトを用いる方法もあります。以下にそれぞれの手順を詳しくご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

Part1.Windows10で復元ポイントからシステムを復元する

復元ポイントを使ってシステムを復元する方法をご説明します。復元ポイントはパソコンが正常な状態の時に事前に作成しておく必要があります。ここでは事前手順と復元手順に分けてご説明します。

事前手順:

  • 「スタート」>「設定」>「システム」>「詳細情報」>「システムの保護」をクリック。

  • 「保護設定」リストから保護したいドライブを選択して「構成」をクリック。

  • 「システムの保護を有効にする」を選択して「OK」をクリック。 システムの保護を有効にする

  • 「作成」をクリックして復元ポイント作成完了です。

復元手順:

  • 「スタート」>「設定」>「システム」>「詳細情報」>「システムの保護」をクリック。

  • 「システムの復元」をクリック。「システムの復元」ダイアログが表示されるので「次へ」をクリック。

  • リストから復元したい日時のデータを選択して「次へ」をクリック。

  • 最後に「完了」をクリックすると復元処理が始まります。

    復元処理が始まる

Part2.Windows10のファイル履歴からデータを復元する

外付けのHDDやSSD、USBメモリなどに作成したファイル履歴からデータを戻すことができます。ファイル履歴はバックアップとして事前に作成しておく必要があります。事前手順と復元手順に分けてご説明します。

事前手順:

  • 外付けストレージ(HDDやSSD、USBメモリなど)をパソコンに接続。

  • 「スタート」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「ファイルのバックアップ」をクリック。

  • 「ドライブの追加」をクリックして、「ドライブを選んでください」に表示されているリストからバックアップ先のストレージドライブを選択。

    ドライブの追加
  • 「ファイルのバックアップを自動的に実行」がオンになっていることを確認、もしオフになっていればオンにします。

  • 「その他のオプション」をクリック。

  • 「バックアップ対象のフォルダー」リストに過不足がないか確認、もし追加でバックアップしたいフォルダーがあれば「フォルダーの追加」で追加します。

  • 最後に「今すぐバックアップ」をクリックすれば処理が実行されます。

復元手順:

  • 「スタート」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「ファイルのバックアップ」>「その他のオプション」をクリック。

  • 「現在のバックアップからファイルを復元」をクリック。

  • 下部の矢印ボタンで復元したい日時のフォルダー一覧を表示させます。

  • 復元したいファイルやフォルダーを選択して、下部の緑ボタンをクリックすると復元が実行されます。

    緑ボタンをクリック

Part3.Windows10でシステムイメージからPC全体を復元する

PC全体を対象としたシステムイメージを事前に作成しておき、それを使ってPC全体を復元する方法です。システムイメージは内蔵もしくは外付けのHDDやSSDなどに保存します。以下に手順をご紹介します。

事前手順:

  • 保存先を外付けのディスクとしたい場合はあらかじめパソコンに接続しておきます。

  • 「スタート」>「Windowsシステムツール」>「コントロールパネル」をクリック。

  • 「バックアップと復元 (Windows 7)」をクリック。

  • 「システムイメージの作成」をクリック。

  • バックアップの保存先を選択し、「次へ」をクリック。

  • バックアップに含めたいドライブにチェックを入れて「次へ」をクリック。

  • 「バックアップの開始」をクリックするとシステムイメージ作成処理が始まります。

復元手順:

  • 「スタート」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」をクリック。

  • 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック。

  • 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「その他の修復オプションを表示」>「イメージでシステムを回復」をクリック。

  • 「イメージでシステムを回復」という画面が表示されるので、アカウントを選択。

    イメージでシステムを回復
  • 選択したアカウントのパスワードを入力して「続行」をクリック。

  • 「システムイメージバックアップの選択」というダイアログが表示されます。最新のものか、過去に作成した複数の中からを選ぶかを選択して「次へ」をクリックしてください。

  • 「他の復元方法を選択してください」というダイアログが表示されますので「次へ」をクリックしてください。最後に「完了」をクリックすると復元が開始されます。

Part4.Windows10で回復ドライブを使用してデータを復元する

回復ドライブを使用することでもデータを復元できます。こちらもあらかじめUSBメモリに回復ドライブを作成しておく必要があります。以下に手順をご説明します。

事前手順:

  • 「スタート」>「Windowsシステムツール」>「コントロールパネル」をクリック。

  • 「システムとセキュリティ」>「セキュリティとメンテナンス」をクリック。

  • 「回復」>「回復ドライブの作成」をクリック。

  • 「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」にチェックが入っていることを確認して「次へ」をクリック。

  • 使用するUSBドライブを選択して「次へ」をクリック。

    USBドライブを選択
  • 「作成」をクリックすると回復ドライブ作成処理が始まります。

復元手順:

  • 回復ドライブが作成されたUSBドライブをパソコンに接続して起動します。

  • UEFI画面でBootデバイスとしてUSBドライブを選択し、再起動してください。

  • 「キーボードレイアウトの選択」画面が表示されますので、「Microsoft IME」を選択。

  • 「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」>「ファイルの削除のみ行う」>「回復」をクリックすると復元処理が開始されます。

Part5.Tenorshare 4DDiGでバックアップなしのデータを復元する

Tenorshare 4DDiGを使うと、削除してしまった写真、動画、文書、音声など2000種類以上のデータをすばやく正確に復元できます。またWindows11にも対応しており誤って削除したフォーマットやパーティション、ウイルス攻撃などによって失われたデータも復元することができます。

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  • スキャン対象の選択:

    Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、パソコン上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択して、スキャンします。

    「スキャン」
  • ファイルのプレビュー:

    削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルのプレビュー
  • 復元場所の選択:

    復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。

    復元場所の選択
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

最後に

本記事ではWindows10のパソコンを使用している方を対象に、システムやデータをバックアップから復元する方法をご紹介しました。様々な方法があるのですが、中でもTenorshare 4DDiGを用いた方法は初心者の方が手軽に実行できる方法としておすすめです。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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