HDDがRAWになると、パソコンがそのHDD内のファイルシステムを認識できなくなり、アクセスできなくなってしまう状態です。これは、ファイルシステムの破損や、ハードディスク自体に物理的な問題が発生していることが考えられます。
この記事では、HDDがRAWになる原因、修復・復旧の方法、そして HDDデータ復旧ソフト について詳しく解説します。
HDDがRAWになった原因
HDDがRAWになる原因は様々なトラブルが考えられますが、大きく分けると論理障害と物理障害の2つになります。論理障害とは、HDDのシステムにトラブルが発生している状態です。例えば、HDDのファイルシステムの一部が壊れているなどが挙げられるでしょう。HDDがRAWになった原因が論理障害であれば、 復旧はフリーソフト から可能です。
一方、物理障害とは、HDD本体に損傷などの物理的な問題が発生している状態です。HDDが破損している、異音がするなど明らかに異常が認められる場合が多くご自身でも気づきやすいでしょう。HDDがRAWとなった原因が物理障害であれば、個人での復旧は困難なため専門業者へ依頼する必要があります。
フォーマットせずにRAWになったHDDを復旧する方法
重要なデータが入った外付けHDDのRAWを復旧するなら、HDD復旧ソフトの 「Tenorshare 4DDiG」 の使用がおすすめです。特許技術により、元の形式とサイズを維持したまま復元するためデータの安全性が保障されます。また、RAWになった原因が物理障害以外であれば、HDDからのデータ復旧がほぼ確実に可能でしょう。
「Tenorshare 4DDiG」は、RAWからNTFSへと変換し消えてしまったデータでも復旧できる強力な機能を持つフリーソフトです。特徴は、技術的な知識無しで理解できるシンプルなUIデザインと複雑な操作を必要としない簡略化された操作手順でしょう。さらに、ユーザーへのサポートも充実しています。「4DDiG」に関する質問を抱えたユーザーは、無料のカスタマーサポートを利用することで回答を得られます。紛失したファイルをスキャンして復元されたデータのプレビューも無料できます。
それでは「Tenorshare 4DDiG」を使ってRAWとなった外付けHDDからデータを復旧する操作手順を具体的に解説していきます。
- ハードディスクをスキャン:
Tenorshare 4DDiGが起動後の画面で、復元したいデータが存在するHDDを選択します。「スキャン」をクリックします。
- HDDのデータをプレビュー:
しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。復元前にプレビュー機能を提供します。写真、ビデオ、ムービー、オーディオ、音楽、ドキュメントなど、さまざまなファイルをプレビューできます。
- HDDのデータを復元:
右下の「復元」をクリックし、復元したファイルの保存場所を選択し、例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
RAWになったHDDに関するよくあるご質問
RAW化ハードドライブをNTFSに戻す方法は?
RAWになっているドライブを右クリックし、「フォーマット」を選択します。ファイルシステムをNTFSに設定し、フォーマットを実行します。また、RAW化は、ハードドライブのファイルシステムが破損している状態を示しており、データの損失につながる可能性が高いです。復旧作業を進める前に、必ずバックアップを取るか、 データ復旧ソフト を使用して重要なデータを復元することを強くおすすめします。
フォーマットせずにRAWをNTFSに変換する方法は?
RAW化したドライブをNTFSに変換するには、原則としてフォーマットが必要です。フォーマットせずに変換する方法はありません。
まとめ
HDDがRAWになった原因とともに、HDDをフォーマットせずにデータ復旧する方法をお伝えしました。物理障害は個人での修復は難しいですが、論理障害であればソフトを利用して復旧できます。重要なデータが入っている外付けHDDなどがRAWとなった際の復旧は、高い復元率を誇るフリーソフトの Tenorshare 4DDiG での対処が最適でしょう。