HDDやSSDのフォーマットには種類があります。初期化の際に使いたいデバイスと互換性のないフォーマットを選んでしまうと、再び初期化してフォーマットを選び直す必要があります。つまり、初期化前のデータはすべて消えてしまうという悲惨な事態に陥ります。
Macでは「APFS」というフォーマットを選ぶことになります。今回はAPFSフォーマットについて、具体的に解説していきます。
Part1:Macのフォーマット「APFS」は何ですか?
「APFS」は「Apple File System」の略で、Apple社製のMac製品に対応するフォーマットのことです。
外付けHDDやSSDのフォーマットをAPFSにしないと、Macでは使えなくなってしまいます。
Part2:Macのフォーマット「APFS」のメリット/デメリット
外付けHDDやSSDのMac専用フォーマット「APFS」のメリットは、本体丸ごとではなく、パーティションごとにAPFSフォーマットを設定できることです。事前にMacで外付けHDDやSSDのパーティションを分け、1つはAPFS、別のパーティションには違うフォーマット設定や異なる用途での使用が可能です。
また、Mac専用の以前のフォーマットHFS+に比べ、同時に取り扱えるファイル数や容量が増加し、ファイルコピーの速度も改善しています。
デメリットはWindowsなどの他のデバイスと互換性がないことです。APFSフォーマットの外付けHDDやSSDをWindowsで使用したいとなると、初期化は免れません。逆も然りです。
また、macOS Sierra 10.12以前が搭載された古いMacではAPFSフォーマットの外付けHDDやSSDを利用できないため注意してください。
Part3:外付けHDD/SSDをAPFSにフォーマットする方法
- Macと外付けHDD/SSDを接続し、「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ディスクユーティリティ」とクリックしていきます。
左側のメニューから外付けHDD/SSDを選択して、「消去」をクリックします。
*操作が上手くいかない場合、左側の「表示」で「すべてのデバイスを表示」にし、外付けHDD/SSDのところに表示された上位階層の方を選択して「消去」をクリックします。
出てきた画面で次のように選択し、「消去」をクリックします。
「消去」を実行すると、外付けHDDが初期化されてしまうので、削除できないデータはあらかじめバックアップをとってください。
再び外付けHDD/SSDを選んで「消去」をクリックすると、フォーマット欄に「APFS」が表示されるようになるので「APFS」を選択します。これでAPFSにフォーマットされます。
*外付けHDD/SSDをAPFSにフォーマット後、step2のメニュー上部にある「パーティション作成」をクリックすることで、パーティション作成が可能です。
外付けHDD/SSDをフォーマットする際は、入っていたデータがすべて消えてしまいます。バックアップやデータ移行を終わらせてからフォーマットを実行してください。
万が一、データが消えてしまった場合は、データ復元ソフト4DDiGを利用すれば、簡単にデータを復元させることができます。
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4DDIGデータ復元ソフトをインストール、起動します。
無料ダウンロードPC向け
安全的なダウンロード
無料ダウンロードMAC向け
安全的なダウンロード
ファイルが失われた場所を選択して、右下にある「スキャン」をクリックします。
ファイルがスキャンされます。
そこから復元したいデータを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わったら、画面の右下にある「復元」をクリックします。
Part4:まとめ
外付けHDD/SSDをMacで使用する場合は、APFSフォーマットにすることは必須です。外付けHDD/SSDをAPFSフォーマットにする方法を今回ご紹介したので、ご参考になさってください。外付けHDD/SSDをAPFSにフォーマットする際、中にあるデータが消えてしまうため、事前のバックアップやデータ移行が必要です。ただ、データが消えてしまっても、データ復元ソフト4DDiGで簡単にデータが復元できるので、万一の際にはお使いください。