日々業務や日常生活でパソコンを使用していると、フォルダやファイルにロックをかける必要が出てくると思います。会社によっては機密ファイルには、ロックをかけて保存するよう指示が出ている場合もありますよね。本記事では、Windows11で目的のファイルやフォルダにパスワードをかけてファイルをロックする方法を紹介します。

  1. Part1:Windows 11でフォルダにパスワードをかける必要性
  2. Part2:Windows 11でフォルダにパスワードをかける方法
  3. Part3:Windows11でフォルダのロックを解除する方法
  4. Part4:おまけ:削除されたフォルダ/ファイルを復元する方法必見
  5. Part5:パスワードの設定やファイルのロックに関するQ&A

Part1:Windows 11でフォルダにパスワードをかける必要性

Windows11に限らず、Windows10やWindows7でも、フォルダにパスワードをかけることが可能です。フォルダにパスワードをかけることで、情報漏洩のリスクを軽減することが可能です。誰かに見られたら困るようなフォルダや、ファイルにはパスワードを設定してロックをしましょう。フォルダにパスワードをかける特徴として、フォルダ内のファイル一つ一つにパスワードをかけるよりも簡単にできるということが特徴になります。パスワードをファイルにかける場合、単一ファイル毎にできることはメリットですが、時間がかかるし複数のファイルを同時にロックすることはできません。ファイルやフォルダにパスワードをかける際にはその特徴を抑えて、適切に選択しましょう。

Part2:Windows 11でフォルダにパスワードをかける方法

ここでは、フォルダにパスワードをかける方法を紹介します。

方法1.Windows 11にBitLockerを使用してフォルダを暗号化する

Windowsであれば、BitLockerというソフトを利用して、暗号化することができます。

BitLockerを使用して、フォルダを暗号化するには、次の手順で行うことができます。

Windowsのフォルダをパスワードを使用して保護するには、BitLockerを利用して仮想ドライブを使用するように設定する必要があります。

  1. スタートメニューで「ディスク管理」を検索し、アプリケーションを起動します。

    「ディスク管理」を検索
  2. 起動後、「操作」から「VHDの作成」を選択し、保護フォルダの場所を選択します。

    「VHDの作成」
  3. 仮想ハードディスクのサイズフィールドなどの設定を行い、仮想ドライブを作成します。仮想ドライブのセットアップが完了したら、コントロールパネルを起動します。
  4. 「システムとセキュリティ」→「BitLocker ドライブ暗号化」に移動して、「固定データドライブ」セクションで新しく作成した仮想ドライブの「BitLocker を有効にする」を選択してください。
  5. 全ての設定が完了すれば、暗号化フォルダを使用できるようになります。暗号化されたフォルダ内にファイルやフォルダを保存することで、パスワードに保護された場所にデータを保存することができます。

これにより、フォルダにパスワードをかけることができます。

方法2.圧縮フォルダを作成してパスワードをかける

パスワードを設定して保護したいフォルダを、zipファイルに圧縮して、パスワードを設定しロックをかけることができます。

  1. 圧縮したいフォルダがある所まで移動します。
  2. 圧縮したいフォルダにカーソルを合わせ右クリックを押し、「圧縮」→「.zip(pass)」を選択します。(表示された選択肢の中にない場合は、その他のオプションを確認より選択できます。)

    「.zip(pass)」を選択
  3. ポップアップウィンドウが表示されるので、そこで任意のパスワードを設定してください。
  4. これで、フォルダにパスワードをかけることができます。

Part3: Windows11でフォルダのロックを解除する方法

ここでは、ロックをかけたフォルダの、ロックを解除する方法を紹介します。

  1. ロックを解除したいフォルダまで移動します。
  2. 目的のフォルダで、右クリックをします。
  3. 「プロパティ」を開き、セキュリティタブの詳細設定を開きます。

    「プロパティ」
  4. 「ファイルの所有権」を適切に設定することでフォルダのロックを解除することができます。

    「ファイルの所有権」

フォルダのロックをするときは手順が多いですが、解除は簡単なので、ロックが不要になった場合にはパスワードを忘れる前に解除しておくことも、一つの手です。

Part4: おまけ:削除されたフォルダ/ファイルを復元する方法

ロックをかける際に、誤ってフォルダやファイルを削除することがあると思います。また、ロックをかけたことで、フォルダやファイルが破損することもあります。その際には、専用の回復ソフトを使用することで、データを復元することができます。ここでは、「Tenorshare 4DDiG」を紹介します。このソフトは、オーディオ形式のファイルからシステムファイルまで幅広く対応し、WindowsでもMacでも動作します。また、たった3ステップで目的のファイルを復元できるので、初心者でも扱いやすくおすすめのソフトとなっています。

  1. 4DDiGデータ復元ソフトをインストール、プログラムを起動して下さい。

  2. 削除されたファイルの保存場所を選択して、「スキャン」をクリックします。

    スキャン場所を選択
  3. そこから復元したいデータを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わったら、画面の右下にある「復元」をクリックします。

    ファイルを検出
  4. データの選択が終わったら、動画面右下にある「復元」をクリックしてください。あとは自動的にデータが復元されます。

    復元をクリック
    注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part5: パスワードの設定やファイルのロックに関するQ&A

ここでは、ファイルのロックに関するいくつかの問題に回答をしていきたいと思います。

Q1.共有パソコンのフォルダにパスワードを設定するには?

A1.共有パソコンのフォルダにパスワードは次の手順で設定できます。

1.まず自分のパスワードを設定したい共有フォルダに移動します。

2.共有されているフォルダで右クリックをして、「共有」を選択します。

3.プロパティが表示されるので、「アクセスの種類」でパスワードを設定して下さい。

Q2.エクセルのファイルをロックするにはどうすればいいですか?

A2.エクセルの場合には、次のように移動することでロックをかけることができます。 「ファイル」→「情報」→「ブックの保護」→「パスワードを使用して暗号化」を選択して、表示される画面でパスワードを設定して完了です。

Q3.ファイルがロックされる原因は何ですか?

A3.エクセルなどを使用していると、ファイルがロックされているという警告が出ることがあります。ロックされている原因は、主に次のような原因が考えられます。

  • ファイルが共有状態にあり、別のユーザーが現在編集作業をしている。
  • ファイルが既に開かれており、バックグラウンドで実行状態にある。
  • ファイルが最終盤に設定されているため、次のバージョンに更新できない。

これらの状態にあるとき、ファイルがロックされてしまい情報を更新したり編集作業ができなくなります。

Part6:まとめ

本記事では、Winodow11でフォルダにパスワードをかける方法を紹介しました。幾つか方法があるので、自分の使用にあったパスワードのかけ方をするといいと思います。フォルダにパスワードをかけてロックしておくことで、第三者への情報流出を防ぐことができるので、しっかりと活用しましょう。また、間違えてファイルを削除したり、ファイルが破損した場合には「Tenorshare 4DDiG」を利用して回復しましょう。初心者でも扱いやすいソフトなので、簡単にファイルを復元できます。

4DDiG - Mac/Windows Data Recovery

Tenorshare 4DDiG データ復元

4DDiGは、Windows / Macコンピューターで削除、フォーマット、RAWなどのさまざまな損失シナリオから失われたデータをより高い成功率で回復するための選択肢の1つです。

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