マイクロソフトが提供するクラウドストレージ「OneDrive」をデータのバックアップとして使ったり、複数の人あるいはデバイスとデータを共有するのに使ったりする人は多いのではないでしょうか?

一方で、OneDriveが突然起動できないトラブルに見舞われることもあります。OneDriveが起動できない例としては、タスクバーからOneDriveのアイコンが消えている、OneDriveのフォルダーにアクセスできない旨のエラーメッセージが表示されるなどがあります。今回は、OneDriveが起動できない時の原因と解決策についてご紹介いたします。

  1. Part 1: OneDriveが起動しない原因
  2. Part 2: OneDriveが起動しない時の対処法
  3. Part 3: 復元ソフト4DDiGで失われたデータを取り戻す

Part 1: OneDriveが起動しない原因

OneDriveが起動しない主な原因として、以下のことが挙げられます。

  • OneDriveからサインアウトしている
  • OneDriveの自動起動が有効になっていない
  • グループポリシー設定でOneDriveへアクセスできなくなっている
  • レジストリのOneDriveキーが破損している
  • OneDriveアプリに不具合がある

OneDriveが起動できない時の解決策を次にご紹介していきます。

Part 2: OneDriveが起動しない時の対処法

OneDriveが起動できない時の対処法をご紹介します。

方法1.OneDriveの保存場所から起動する

タスクバーなどにOneDriveのアイコンが表示されていない場合、以下のフォルダーにある「OneDrive.exe」を起動します。または検索バーにOneDriveと入力して開きます。 C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\OneDrive *AppDataは「隠しファイル」なので、エクスプローラーの[表示]タブにある[隠しファイル]にチェックを入れて表示させましょう。

このとき、OneDriveからサインアウトしているとサインインを要求されるので、利用する際に登録したMicrosoftアカウントとパスワードを入力してサインインします。

OneDriveを起動させると、タスクバーにOneDriveのアイコンが表示されます。

*OneDriveの自動起動を有効に設定するには、OneDriveアイコンを右クリックして[設定]をクリック後、設定タブの「WindowsにサインインしたときにOneDriveを自動的に開始する」にチェックを入れてOKをクリックします。

OneDriveの保存場所から起動する

方法2.グループポリシーの設定を変更する

  1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックします。

    regedit
  2. レジストリエディター画面が出てきたら、左側のファイルを次のように展開します。「HKEY_LOCAL_MACHINE」 > 「SOFTWARE」 > 「Policies」 > 「Microsoft」 > 「Windows」 > 「OneDrive」
  3.  
  4. キーDisableFileSyncNGSC = DWORD:1の場合、この値を0(ゼロ)にする必要があります。
  5. C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\OneDriveにある「OneDrive.exe」が起動できるか確認します。

方法3.OneDriveをリセットする

OneDriveの設定をリセットし、ファイルを再同期します。

  1. タスクバーの検索ボックスに「コマンドプロンプト」または「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックすることで、管理者権限のコマンドプロンプトを起動させます。
  2. 「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe/reset」を入力して、Enterキーを押します。

    OneDriveをリセットする
  3. OneDriveを起動します。

方法4.レジストリエディターを変更する

レジストリのOneDriveキーが破損している場合は、以下の方法を試しましょう。

  1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックします。

    regedit
  2. レジストリエディター画面が出てきたら、左側のファイルを次のように展開します。「HKEY_CURRENT_USER」 > 「SOFTWARE」 > 「Microsoft」 > 「OneDrive」

    OneDrive
  3. 「OneDrive」を右クリックして、「削除」をクリック後、再起動します。

方法5.OneDriveを再インストールする

  1. 「Windowsキー」+「I」を押して、「アプリ」をクリックします。
  2. 「OneDrive」をクリックし、「アンインストール」をクリックしてアンインストールします。

  3. PC再起動後、以下のサイトで最新バージョンのOneDriveアプリをダウンロードします。

方法6.WebのOneDriveにアクセスする

ブラウザで「www.onedrive.com」にアクセスし、ログイン情報を入力してOneDriveにアクセスできます。

Part 3: 復元ソフト4DDiGで失われたデータを取り戻す

万が一、OneDriveが一切起動できない場合、データを救出する必要があります。データ復元ソフト4DDiGは消えてしまったファイルも復元できるため、OneDriveフォルダーのデータを復元し、他のフォルダーに保存することができます。

4DDiGの具体的な使い方について、次に説明していきます。

  1. 4DDIGデータ復元ソフトをインストール、起動します。

  2. ファイルが失われた場所を選択して、右下にある「スタート」をクリックすると、ファイルがスキャンされます。

    スキャン場所を選択
  3. そこから復元したいデータを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わったら、画面の右下にある「復元」をクリックします。

    ファイルを検出
  4. データの選択が終わったら、動画面右下にある「復元」をクリックしてください。あとは自動的にデータが復元されます。

    復元をクリック
    注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

まとめ

OneDriveが起動できない状態となる原因と、その対処法をご紹介しました。OneDriveが起動できないと非常に困るのですが、突然発生する可能性があるので、この記事を参考に解決しましょう。万が一OneDriveが起動できない場合は、データ復元ソフト4DDiGでデータを復元しましょう。

4DDiG - Mac/Windows Data Recovery

Tenorshare 4DDiG データ復元

4DDiGは、Windows / Macコンピューターで削除、フォーマット、RAWなどのさまざまな損失シナリオから失われたデータをより高い成功率で回復するための選択肢の1つです。

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