ハードディスクドライブが認識しない時の対処法(Windows 11/10対応)

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カテゴリ:ハードドライブ|更新日:2024-07-23 16:43:29

ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)がWindows 11/10のパソコンなどで表示されなくなった、または何らかのエラー表示が出てHDDにアクセスできないといった経験はありませんか?HDDは、他の記憶装置と比べて大容量で低価格であることから、大切なデータの保存に使用している人も多いかと思います。そのHDDをパソコンが認識しないため、データにアクセスできなくなるのは困りますよね?

今回は、「Windows 11/10でHDDを認識しない時の対処法」と題して、Windows 11/10でHDDを認識しない原因とその対処法をご紹介いたします。

Part 1: HDDを認識しない原因

HDDを認識しない原因について、大きく2つに分けてご紹介いたします。

原因1:物理的障害の発生: 物理的障害とは、外付けHDDが物理的に破損している状態です。具体的には、水没、加圧、熱暴走、落雷、衝撃、摩耗などで、データの読み書きそのものができなくなる、または接触不良が発生している状態です。デバイスが外付けHDDを全く認識しない場合は、物理的障害の可能性が高いと予想されます。

原因2:論理的障害の発生: 論理的障害とは、外付けHDD内のデータが破損したり、プログラムに問題が発生したりして起こる不具合を指します。データの読み書き途中に外付けHDDをデバイスから外すなどの誤った使い方や、デバイス側のエラーや強制終了などで発生します。外付けHDDをパソコンに接続してもフォルダやファイルが開けない、または「フォーマットしますか」などのエラー表示が出るといった場合があります。

Part 2: HDDを認識しない時の対処法

ここでは、HDDを認識しない時の対処法を3つご紹介いたします。なお、これはwindows 11/10でハードディスク自体は認識している場合(論理的障害の場合)です。HDDが表示されない場合(物理的障害の場合)は自分では対処が難しいため、専門業者に修理やデータ復旧を依頼するしかありません。

再起動してみる

パソコンを再起動するとHDDが認識される場合がありますので、まずはwindows 11/10を再起動してみましょう。

  • 再起動する前に、使用中のファイルやプログラムはすべて終了しておきます。
  • パソコン画面左下の「スタート」アイコンをクリックします。
  • 「電源」アイコンをクリックします。
  • 表示されるメニューから「再起動」をクリックします。

HDDをフォーマットする

フォーマット操作で、パソコンが外付けHDDを再び認識するようになります。なお、フォーマット操作をすると、外付けHDD内のデータが全部消えてしまうため、注意しましょう。

  • 外付けHDDをPCに接続すると、自動的に外付けHDDが開きます。開かない場合は、「エクスプローラー」からアクセスします。「エクスプローラー」はタスクバーか、画面左下の「スタート」アイコンを右クリックして選択します。
  • 画面左側の一覧にある外付けHDDか、PC内の外付けHDDのアイコンを右クリックし、「フォーマット」をクリックします。 フォーマットしてハードディスクをPCに再認識させるステップ1
  • ファイルシステムを選択後、「開始」をクリックします。警告文が出たら「OK」をクリックし、フォーマットが開始されます。 フォーマットしてハードディスクをPCに再認識させるステップ3

アクセス拒否の場合は権限を変更する

パソコンが外付けHDDを認識していてもアクセスできない状態にある場合があります(アクセス拒否)。その場合は、アクセス権限を変更すると、アクセスできる場合があります。ここでは、Windows 11/10のアクセス権限の変更方法をご紹介します。

  • 画面左側の一覧にあるHDDか、PC内のHDDアイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。 拒否の場合は権限を変更するステップ1
  • 開いた画面上部にある「プロパティ」タブを選択し、権限を変更したいグループ名やユーザー名を選択して、「編集」を選択します。 拒否の場合は権限を変更するステップ2
  • 「グループ名またはユーザー名」からアクセス許可するアカウントを選択し、アクセス許可したい項目の「許可」にチェックを入れます。また、権限を付与したい項目の「拒否」にチェックが入っている場合はチェックを外し、「OK」をクリックします。 拒否の場合は権限を変更するステップ3

Part 3: HDDを認識しないことによるデータの損失を回避する豆知識

パソコンがHDDを認識しないケースは数多くあり、HDD内のデータが取り出せなくなる、データが損失するなどのトラブルが発生します。そのため大切なデータは、あらかじめバックアップする必要があります。特にHDDを認識しない原因が物理的障害の場合、自力での解決は難しく、専門業者に依頼しても復旧できない可能性があります。 Tenorshare 4DDiG は、誤って削除したデータから、フォーマットやシステムの破損、悪質なウイルスなどで失ったデータまで復元することが可能なソフトで、簡単な操作でデータを復元することが可能です。じゃあ、4DDiGを使った外付けHDDのデータ復元方法について説明していきます。

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  • スキャン対象を選択:

    Tenorshare 4DDiGが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択します。「スキャン」をクリックします。

    ハードディスクをスキャン
  • ファイルをプレビュー:

    一部のファイルのみスキャンは数分かかりますが、削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルをプレビュー
  • ファイルを復元:

    その後、復元したいファイルにチェックを入れて、復元したファイルの保存場所を選択して、復元作業を実行します。

    ファイルを復元
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part 4: まとめ

この記事はWindows 11/10で HDDを認識しない 原因とその対処法についてご紹介しました。Windows 11/10でHDDを認識しない原因は様々あり、突然HDDが認識されなくなることがあります。大切なデータはバックアップをする必要があります。一方で、Windows 11/10でHDDを認識せず、HDDをフォーマットしてしまっても、 4DDiG で色々なファイルを復元できます。

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村上和也 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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