会議資料やレポート、Webサイトでの公開などさまざまな理由からWord(ワード)ファイルをPDFファイルに変換したいケースがあります。Word(ワード)のPDF化はパソコンの機能を利用すれば可能です。WindowsであればWord(ワード)をPDFにする機能が複数用意されています。それでは、どのようにすればWord(ワード)ファイルをPDFに変換できるのでしょうか。
本記事ではWord(ワード)ファイルをPDFに変換する方法について詳しく紹介します。
Wordファイルを PDFファイルに変換する方法
ここではWord(ワード)ファイルをPDFファイルに変換する方法を4つ紹介します。それぞれ簡単な手順にまとめているため参考にしてください。
方法1.Microsoft Wordで保存形式をPDFに設定する
Microsoft Wordでは保存形式としてPDFを選べます。Wordファイルを作成した後で保存形式としてPDFを選べば、ワードをPDFで保存可能です。
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Wordのファイルタブをクリックして「名前を付けて保存」を選びます。以下のようにファイルの保存形式を選べるため、「PDF」を選択してから保存ボタンをクリックしましょう。
指定した場所にWordファイルがPDFファイルに変換して保存されているため確認してください。
方法2.WPS WriterでPDFファイルに変換する
キングソフト社の提供するWPS Writerを使うとPDFファイルへの変換が可能です。WPS WriterはWordと互換性があるため、WordをPDFファイルに変換できます。
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まずは、WPS WriterでWordファイルを開きましょう。次に、画面左上のメニューをクリックして「PDFファイルとして出力」を選びます。
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「PDFファイルとして出力」をクリックすると、保存先やページ範囲、出力オプションなどの画面が表示されます。それぞれの項目を設定してから「OK」をクリックすれば、WordファイルはPDFに変換されます。
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また、「権限設定」のタブを開くとファイル暗号化が可能です。必要に応じてパスワードの設定などを行いましょう。
ただし、WPS WriterではWordファイルが完全に同じ表示になるわけではないため、事前にフォントやレイアウトの設定が正しいか確認しておきましょう。
方法3.Windowsの印刷機能から変換する
Windowsに標準搭載された印刷機能を使えば、Word(ワード)ファイルをPDFファイルに変換できます。
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PDF化したいWordファイルを開き、左上のファイルタブをクリックして、表示されたメニューから印刷を選びましょう。
「プリンター」の字の下のプルダウンメニューから「Microsoft Print to PDF」を選びます。その状態で「印刷」ボタンをクリックし、PDFファイルの保存場所を選んで「保存」をクリックすれば、指定した場所にPDFファイルが保存されます。
方法4.オンラインで無料変換できるサイトを利用する
オンライン上でWordファイルをPDFへ無料変換できるサイトがあります。
たとえば、iLovePDFは完全無料でOfficeファイルからPDFファイルへの変換に対応しているサイトです。
iLovePDFのトップページから「WordからPDF」をクリックしましょう。
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次に「Wordファイルを選択」をクリックして、PDFに変換したいWordファイルを選びます。
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最後に「PDFに変換」をクリックすれば、PDFへの変換作業が始まります。
PDFファイルは変換が完了すると自動的にダウンロードされます。元のファイルが正確に変換されているか確認しましょう。
【番外編】消えたOfficeファイルを復元する方法
大事なOfficeファイルが消えてしまうのはよくあります。誤って削除してゴミ箱から完全削除されたケースやファイルが壊れたケースなどです。消えたOfficeファイルを取り戻したいならば、復元ソフトの利用をおすすめします。
復元ソフトの中でも高機能で復元の精度が高くて推奨できるのが「Tenorshare 4DDiG」です。「Tenorshare 4DDiG」は2,000種類以上のデータ復元に対応していて、Officeファイルの復元ができます。3つのステップで簡単に消えたWord、PDF、ExcelなどのOfficeファイルを復元できるため、初心者にもおすすめです。
安全なダウンロード
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Tenorshare 4DDiG を起動し、削除したOfficeファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。
しばらく待つと、消してしまったOfficeファイルが表示されます。復元前に、PDF、Word、Excel、PowerPointなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいOfficeファイルを選択し、保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
WordからPDFへ変換する変換際によくある質問
WordからPDFへの変換についてよくある質問への回答を紹介します。
1.WordをPDFに変換するメリットは何ですか?
WordをPDFにすることで環境に依存せず閲覧できます。PDFはOSなどの違いによらず同じように表示されるからです。文書ファイルを送信したい場合に相手が使用しているデバイスやOS、ソフトウェアが分からない場合でも、PDFであれば安心して送付できます。
また、PDFファイルはWordと比較すると編集が困難であり、内容の改ざんを防げるのもメリットです。パスワードを設定すれば、閲覧や印刷を制限できます。
2.WordをPDFに変換するデメリットは何ですか?
WordファイルをPDFにすると編集が困難になる点がデメリットです。内容を編集するには、元のWordファイルが必要になります。また、PDFファイルからテキストをコピーするのは難しく、テキストの再利用がしにくい点もデメリットです。
3.ワードでPDFにすると文字が消える原因は?
ワードのPDF化で文字が消えるのは、フォントの埋め込みが行われていない可能性が高いです。フォントの埋め込みとは、フォント情報をPDFファイルの持たせることを指します。フォント情報がPDFに埋め込まれていれば、PDFを開く側に同じフォントがなかったとしてもオリジナルと同じテキストの表示・印刷が可能です。
ワードのオプションメニューから保存タブへ進み、「ファイルにフォントを埋め込む」にチェックを入れると、PDFファイルにフォントを埋め込めます。
まとめ
Windowsの機能や変換サイトなどを利用すれば、ワードをPDFに変換できます。どんな環境でも同じ表示になるため、PDF化したい場面は多いです。本記事の内容を参考にWordをPDFに変換しましょう。
また、大事なWordファイルが消えてしまった場合は復元ソフトの「Tenorshare 4DDiG」をおすすめします。復元ソフトを使えば、高い精度で消えたファイルを取り戻すことが可能です。大切なファイルが消えることはよくあるため、定期的にバックアップを取っておきましょう。
安全なダウンロード
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