Macで上書きされたWordファイルを復元する方法

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カテゴリ:Macオフィス復元|更新日:2024-11-20 14:13:08

「MacのWordを間違えて上書き保存しちゃった!」

「もとのファイルに復元する方法ってあるのかな?」

MacのWordを使っていると、保存するつもりがなかったのに、データを上書き保存してしまうことがあります。

「どうにかして、上書き前のファイルを復元したい!」という人も多いのではないでしょうか?

この記事では、MacのWordでファイルを上書きしてしまった時の復元方法を、わかりやすく解説しています。「元のWordファイルに戻したい…!」という方は、ぜひ参考にしてください。

Part1.上書きされたファイルについて

「上書きされたファイル」とは、新しいデータを保存したことで、もとの内容が消えたファイルを指します。

たとえば、既に作成してあったワードに新しい文章を追加すると、もとの内容は新しい内容に置き換わります。この操作を「上書き保存」と言います。

MacのWordファイルは、以下のタイミングで、上書き保存されます。

  • 自分で「保存」ボタンを押す
  • Wordの「自動保存機能」が動く

「保存するつもりはなかったのに、間違えて上書き保存しちゃった…!」という時でも、適切に対処すれば、もとのワードファイルを復元できることがあります。

Part2. Macで上書きされたWordファイルを復元する方法

MacのWordでファイルを上書きしてしまったときの復元方法を、4つ紹介します。

方法1: Macの標準機能、Time Machineで上書きされたワードを復元する方法

Time Machineは、Macについているバックアップ機能です。Time Machineを使うと、ファイルの状態を、過去の特定の日時まで復元することができます。上書き前のWordが、MacのTime Machineに保存されていれば、簡単に復元ができます。

Time Machineでの復元手順

  • 「Command」と「Shift」のキーでクイック検索を開き、「Time Machine」をクリックします。

    「Time Machine」をクリック
  • 画面の右側に表示される時間のバーで、ファイルと上書き前の日時を選び、「復元」をクリックします。

    timemachine復元
注意

・Time Machineにバックアップがある場合のみ、この方法が使えます。
・上書き保存する前のファイルがバックアップされていないときは、復元できません。

方法2: MacOSの自動回復機能で上書きされたWordを復元する方法

MacのWordには、「自動回復機能」という便利な機能があります。この機能を使うことで、ファイルを定期的に自動で保存することができます。

まちがえて上書き保存をしても、自動回復機能で上書き前のファイルが保存されていれば、もとのファイルに戻すことができます。

ノート

Wordで自動回復機能を使うには、事前に設定をオンにしておく必要があります。まずは、Wordで自動回復機能がオンになっているか、確認してみましょう。

自動回復機能の確認方法

  • Wordを開き、メニューバーの「Word」>「環境設定」をクリックします。

    「Word」>「環境設定」をクリック
  • 「保存」をクリック>「自動回復用データを保存する」ボックスにチェックがついていれば、オンになっています。

    「保存」をクリック 「自動回復用データを保存する」をクリック

自動回復機能がオンの場合は、次の手順でファイルを回復できます。

自動回復機能での復元手順

  • 「ファイル」>「バージョン履歴の表示」をクリックします。

    Word バージョン履歴の表示
  • 上書き前のファイルで「バージョンを開く」クリック>開いたファイルで「復元」をクリックします。

    開いたファイルで「復元」をクリック バージョンを開く

これで、上書き保存される前のファイルが復元されます。

方法3: データ復元ソフトで消えたWord文書を復元する方法

データの消失は突然起こるので、バックアップを取っていなかったり、Wordの自動回復機能がオンになっていないことも多いでしょう。

「バックアップが取れていなかった…」

「Wordの自動回復機能でも、復元できない!」

そんなときは、「4DDiG Macデータ復元」のソフトがおすすめです。

「4DDiG Macデータ復元」は、Mac専用のデータ復元ソフトです。バックアップなしで上書きしてしまったWordも復元対象で、最新のデータ復元技術により、高い確率で安全かつ素早くファイルを復元できます。

「4DDiG Macデータ復元」には、誰でも直感的に操作できる使いやすい画面が採用されています。復元ソフトに慣れていない初心者の方でも、簡単にファイルが復元できるおすすめのソフトです。

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  • Macパソコンをスキャン:

    Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。プログラムが起動後の画面で、復元したいWordファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択し、スキャンします。

    ハードディスクをスキャン
  • Wordをプレビュー:

    しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。復元前にプレビュー機能を提供します。写真、ビデオ、ムービー、オーディオ、音楽、ドキュメントなど、さまざまなファイルをプレビューできます。

    Wordファイルをプレビュー
  • Wordを復元:

    復元したWordファイルの保存場所を選択して、MacローカルまたはGoogleドライブに保存します。

    Wordを復元
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

方法4: 修理業者に依頼して復元する方法

修理業者に依頼すると、パソコンを持ち込むだけで、全ての作業を業者が行ってくれます。個人から大手企業まで、さまざまな業者があるので、料金やサービス内容を比較して選ぶと良いでしょう。

なお、修理業者に依頼する場合は、料金が高くなることが多いです。軽い復元であれば1万円程度、重い復元では10万円以上かかることもあります。復元したいファイルの状態や予算を考えて、業者を選ぶことをおすすめします。

Part3. MacでWordファイルの上書きを避けるためのヒント

MacでWordファイルの上書きを防ぐコツを、5つ紹介します。

1. 自動保存機能をオフにする

Wordの自動保存機能を使うと、ほぼリアルタイムで変更が上書き保存されます。

自動保存機能をオフにすることで、意図せずWordが上書きされることを防げます。

  • Wordを開き、メニューバーの「Word」>「環境設定」をクリックします。

    「Word」>「環境設定」をクリック
  • 「保存」をクリック>「バックグラウンドで保存する」のチェックを外します。

    バックグラウンドで保存する

2. 「名前を付けて保存」を選択する

Wordのファイルを保存するときは「上書き保存」と「名前を付けて保存」を選択できます。「名前を付けて保存」をすれば、もとのファイルはそのままの状態で、変更後のファイルを新しいファイルで保存できます。

3. 編集後は別のフォルダに保存する

編集が終わったら、Mac上の別フォルダに保存することで、まちがえて上書き保存するリスクを減らせます。

4. 定期的にバックアップをする

定期的にMacをバックアップすることで、誤って上書き保存しても、簡単にデータを戻すことができます。Macなら、Time MachineやiCloudを使ったバックアップがおすすめです。

5. ファイルを「読み取り専用」に設定する

ファイルを「読み取り専用」にすることで、まちがえて編集や削除されることを防げます。誰かにファイルを共有するときなど、相手に編集をさせたくない場合に便利な機能です。

  • Wordを開き、画面上の「編集」>「表示」をクリックします。

  • 「編集」>「表示」をクリック

まとめ

以上、MacのWordを上書きしてしまった時の復元方法について、解説しました。

上書きしてしまったWordは、Macのタイムマシンなどを利用できれば、簡単に復元できます。

Macのバックアップがなく、上書きしたWordを復元できない時は、「4DDiG Macデータ復元」の復元ソフトがおすすめです。業界最高の復元率で、上書き保存したワードを高い確率で復元できるので、ぜひ活用してみてくださいね。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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