データを失わせずに回復ドライブを元のUSBに戻す方法

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カテゴリ:USB復元|更新日:2025-12-12 10:20:55

Windowsのパソコンでトラブルが起きた際に元に戻すのに使われるのが回復ドライブです。回復ドライブを使わなくなった場合はUSBを元に戻すとデータを記録できるようになります。USBを元に戻す方法を知りたい方は多いのではないでしょうか。

本記事では回復ドライブを元のUSBに戻す方法やフォーマットされたUSBからデータを復元する方法まで解説します。

回復用USBとは?

回復用USBとは回復ドライブが保存されたUSBメモリのことです。Windowsには回復ドライブを作成する機能が搭載されています。回復ドライブは任意のドライブを指定できて、USBドライブを使用するのが一般的です。

回復用USBにはWindowsのシステムファイルがバックアップされています。パソコンが起動できない場合は、回復用USBを接続した状態で電源を入れるとシステムの復元が可能です。もしものトラブルが起きた場合にパソコンを起動できる状態に戻すために回復用USBは使われます。

回復用USBを作成するにはUSBメモリの初期化が必要になります。USBメモリをフォーマットすると、メモリ内のデータはすべて消去されます。既存のUSBメモリを回復ドライブにする場合は、大事なデータをバックアップしておきましょう。

回復ドライブを元のUSBに戻す方法

回復ドライブを使用する予定がなくなったならば、元のUSBメモリに戻すことができます。以下では回復ドライブを元のUSBメモリに戻す方法を解説します。

1.エクスプローラーでUSBをフォーマット

  • エクスプローラーを開いて、USBメモリを右クリックして、メニューから「フォーマット」を選びましょう。

    Format
  • 次にフォーマットの形式などを選択できる画面が表示されるため、目的に合った設定にしましょう。ボリュームラベルとはパソコン上に表示されるUSBメモリのドライブ名です。

  • フォーマットオプションのクイックフォーマットを選ぶと、不良セクタのチェックが行われなくなるため短時間でフォーマットできます。ただし、トラブルを避けたいならば、クイックフォーマットのチェックを外すのを推奨します。

  • 設定を完了したならば「開始」ボタンをクリックすればフォーマットがスタートします。

    Format2

フォーマットが進むとUSBメモリ内のデータがすべて消去されて初期化されます。フォーマット後は、初期状態のUSBメモリとして使用可能です。

2.ディスクの管理を使う

Windowsに搭載されているストレージ管理ツール「ディスクの管理」を使えばUSBメモリのフォーマットができます。

  • まずWindowsキーと「R」キーを同時押しして「ファイル名を指定して実行」を開きます。「diskmgmt.msc」を入力して「OK」をクリックしましょう。

    Disk Management2
  • 「ディスクの管理」が開き、パソコンに接続されているストレージドライブが一覧表示されます。フォーマットしたいUSBメモリを右クリックして、メニューから「フォーマット」を選択しましょう。

    Format Sd Card 1
  • フォーマットの設定画面が開くため、目的に合わせて設定を変更して「OK」をクリックしましょう。

    Volume Setting

自動的にフォーマットが進み、完了すればUSBメモリは初期化されます。

3.回復ドライブのパーティションを削除する

USBメモリを回復ドライブとして使用すると、回復ドライブのパーティションが作成されます。通常のフォーマットの操作では、回復ドライブのパーティションが残る可能性があるため注意しましょう。「ディスクの管理」ツールを用いると回復ドライブのパーティションを削除できます。

  • Windowsキーと「R」キーを同時押しして「ファイル名を指定して実行」を開き、「diskmgmt.msc」を入力して「OK」をクリックすれば「ディスクの管理」ツールが開きます。

  • USBメモリを右クリックして削除したいパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択すれば、回復ドライブのパーティションを削除できます。

    Delete Volume
  • パーティションを削除すると、その領域は「未割り当て」と表示されます。

フォーマットしたUSBからデータを復元する方法

USBメモリをフォーマットするとデータがすべて消去されます。大事なデータが保存されていた場合は、復元ソフトを用いれば復元が可能です。復元ソフトの中でもTenorshare 4DDiGは特におすすめできます。2,000種類を超えるファイルの復元ができるソフトで、USBメモリからフォーマットで失われたデータを取り戻せます。

USBメモリ復元

安全なダウンロード

USBメモリ復元

安全なダウンロード

  • Tenorshare 4DDiG を起動し、復元したいUSBメモリをパソコンに接続して選択し、スキャンします。

    SDカードをスキャン
  • しばらく待つと、USBメモリから消してしまったファイルが表示されます。復元前に、写真、ビデオ、ムービーなどのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。

    ファイルをプレビュー
  • 復元したいファイルを選択し、USBメモリ以外の保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。

    ファイルを復元
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

まとめ

USBメモリを回復ドライブにすると他の用途で利用できなくなります。フォーマットすれば元に戻すことが可能です。USBメモリに保存していたデータを取り戻したい場合は復元ソフトを利用しましょう。復元ソフトはTenorshare 4DDiGがおすすめです。

USBメモリはフォーマットをするとすべてのデータが消去されるため、大事なデータは定期的にバックアップしておきましょう。

USBメモリ復元

安全なダウンロード

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よくある質問

USB回復ドライブを作成するとデータは消えますか?

USBメモリを回復ドライブにするとデータはすべて消えます。回復ドライブの作成ではUSBメモリのフォーマットが必要だからです。USBメモリが初期化されるため、大事なデータはあらかじめバックアップしておきましょう。

回復ドライブの作成に32GBのUSBメモリは使えますか?

回復ドライブの作成には32GB以上の容量があるUSBメモリが必要になります。USBメモリの容量が不足している場合は回復ドライブの作成に失敗するため注意しましょう。

また、64GBや128GBなど容量に余裕のあるUSBメモリを使ったとしても、32GBの容量のみが使われます。回復ドライブ用にUSBメモリを準備するならば、32GBのものをおすすめします。

USBをフォーマットしたら元に戻せますか?

USBをフォーマットすると初期状態に戻ります。USBメモリを回復ドライブにしていた場合は、フォーマットによって元に戻すことが可能です。

ただし、フォーマットによってUSBメモリに記録されていたデータはすべて消去されます。過去にUSBメモリへ保存していたデータは復元ソフトで復元できる可能性があります。

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原田 凪沙 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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