Windowsのパスワードを忘れてサインインできなくなった、Windows OSに不具合があるなどでOSを初期化したい場合や、そもそもPCが起動しない場合に、パソコンをUSBから起動する方法があります。
具体的には、通常のPC起動ではなく、Windows OSを搭載したUSBドライブを使ってUSB内のOSを起動させます。
今回はwindows 10パソコンをUSBから起動する具体的な方法と、万が一、PCが起動できない場合にUSBドライブでPC内のデータを救出する方法をご紹介します。
Part1:Windows 10をUSBから起動するために用意するもの
Windows 10をUSBから起動するためには、Windows OSを搭載したUSBドライブ(ブータブルUSB)を作成する必要があります。使うUSBドライブをPCに接続し、以下のステップでインストールしてください。
注意点として、Windows OSをインストールする際、USBドライブ内に元から入っていたデータはすべて消えてしまうので、USBドライブ内のデータはあらかじめ移行しておいてください。
- このサイト からWindows 10向けのメディア作成ツール(Windows Media Creation Tool)をダウンロードします。サイトの「ツールを今すぐダウンロード」をクリックすると、インストーラーがダウンロードされます。
「実行する操作を選んでください」画面で「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択して、「次へ」をクリックします。
「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面では、デフォルトで「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックが入っています。または自分でそれぞれの項目を選択し、「次へ」をクリックします。
- 使用するメディア選択画面で「USB フラッシュ ドライブ」を選択して次に進み、使用するUSBドライブを選択します。
Windows 10がダウンロードされ、「USB フラッシュ ドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」をクリックします。
Part2:Windows 10をUSBから起動する方法
PCにPart1で作成したブータブルUSBを差し込んでから、PCの電源を入れます。ロゴマークが表示された瞬間に、BIOSのセットアップ画面に入るためのキーを連打してください。
このBIOSのセットアップ画面に入るためのキーは、F2やDelキーなど、お使いのPCメーカーによって異なります。「(PCのメーカー名) bios 起動」などで検索してキーを特定してください。
BIOS画面ではマウスキーではなく、矢印キーなどで操作します(画面の下や右などに使えるキーが表示されています)。このBIOS画面も、お使いのBIOSで異なりますが、操作方法は大体同じです。
左右矢印キーで「Boot」タブに移動し、上下矢印キーで起動デバイスを選択します。ここでUSBドライブを選択します。
- F10キーを押してBIOS設定を保存し、PCを再起動します。この再起動から、PCはUSBドライブで起動します。
Part3:パソコンが起動できない場合、USBドライブからデータを復元
パソコンが起動せず、パソコン内のデータを救出したい場合、データ復元ソフト「4DDiG」でUSB(またはCDやDVD)ブートディスクを作成し、PCを起動させる方法もあります。
4DDiGは、誤操作やウィルス感染など、あらゆる理由で消えたり破損したりしたデータを高確率で復元できるソフトです。
あらかじめ4DDiGで作成したUSBブートディスクをPart2と同様の操作で起動すると、4DDiGが自動的に起動してPC内のデータ復元が可能になります。具体的な方法は以下の通りです。
- 100%安全
- 高い復元率
- 使いやすい
- 低いコスト
起動ディスクを作成する前に、以下のものをご用意ください。
- 正常に動作するコンピューター
- 1.5G以上の空のUSBドライブまたはCD / DVD
- 4DDiGデータ復旧ソフト
-
4DDIGデータ復元ソフトを正常に動作するパソコンにインストールし、起動させます。
無料ダウンロードPC向け安全的なダウンロード
無料ダウンロードMAC向け安全的なダウンロード
「クラッシュしたシステムからデータを復元」をクリックします。
起動ディスクを作成する
外付けUSB / DVDドライブを選択して「作成」をクリックします。(USB / DVDは、起動ディスクを作成するためにフォーマットされることに注意してください。また、作成中はドライブを何もしないでください。)
起動可能なディスクを正常に作成する
クラッシュしたコンピューターを起動ディスクから起動する
クラッシュしたコンピューターに起動ディスクを挿入してから、パソコンを再起動します。その後、コンピューターのロゴが表示され、デバイスのBIOS設定に入るまで対応するキーを押します。(開始キーはシステムごとに異なる可能性があり、このページを参照しましょう。)
クラッシュしたコンピューターからデータを復元する
BIOSに入ったら、矢印キーを使用してブートタブに切り替え、ブートデバイスを選択します。その後、クラッシュしたシステムがファイルのロードを開始し、構成が完了するまでしばらくお待ちください。これで4DDiGが自動的に起動し、場所を選択してデータの回復を開始できます。データの安全を確保するために、復元したデータをローカルディスクではなく外部ドライブに保存することをお勧めします。
Part4:まとめ
Windows 10パソコンをUSBから起動する方法と、PCが起動できない場合にUSBドライブでPC内のデータを救出する方法をご紹介しました。
あらかじめwindows OSを搭載したブータブルUSBを作成しておけば、パソコンが起動しないなどの万が一の場合に、windowsパソコンをUSBから起動できます。
データを復元するなら4DDiGでブータブルUSBを作成しておけば、パソコンが起動せずデータが取り出せないという絶望的な状況でもデータを救出できます。