Windows10/11のOSを再インストールしたり、アップグレードしたりする際、「ISOファイルって何?」「USBメモリがないとダメなの?」と迷ってしまう方は少なくありません。
この記事では、ISOファイルを活用したWindowsのインストール方法を、基礎知識から実践的な手順まで丁寧に解説していきます。
Part1:ISOファイルだけでOSをインストールできるか
結論から言えば、ISOファイルだけでWindowsをインストールすることは可能です。
既存のWindows環境からISOファイルをマウントして直接インストールする方法があります。Windows 8以降のOSでは、ISOファイルを右クリックして「マウント」を選択すると、仮想ドライブとしてファイルを開くことができます。マウントしたISOファイル内のsetup.exeを実行すれば、USBメモリやDVDを用意しなくても、そのままアップグレードインストールが行えます。
ただし、完全なクリーンインストールを行いたい場合は起動メディアの作成が必要です。
Part2:Windows11/10のISOファイルのダウンロード方法
Windows10やWindows11のISOファイルをダウンロードする方法はいくつかあります。ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。
方法1:Microsoft公式サイトからダウンロード
Windows10のISOファイルをダウンロードする手順
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ブラウザで「Windows 10 ダウンロード」と検索し、Microsoft公式のダウンロードページにアクセス。
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ページ内の「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリックして、メディア作成ツール(MediaCreationTool)をダウンロード。
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ダウンロードしたMediaCreationToolを実行し、ライセンス条項に同意。
4.「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」をクリック。
5.言語、エディション、アーキテクチャ(32ビットまたは64ビット)を選択。
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「ISOファイル」を選択し、保存先を指定してダウンロードを開始。
Windows11のISOファイルをダウンロードする手順
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「Windows 11 ダウンロード」で検索し、公式ページにアクセス。
2.「x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」セクションのドロップダウンメニューから、「Windows 11(x64デバイス用のマルチエディション ISO)」を選択。
「ダウンロード」ボタンをクリックし、製品の言語を選択。
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64ビット版のダウンロードボタンをクリックして、ISOファイルを保存します。
方法2:4DDiG Partition Managerを使ってWindows11/10のISOファイルをダウンロード
もっと効率的にWindowsのインストール作業を進めたいなら、4DDiG Partition Managerというツールの活用がおすすめです。
このソフトには「Windowsのダウンロードとアップグレード」という便利な機能が搭載されており、ISOファイルのダウンロードから起動可能なインストールディスクの作成まで、一連の作業を一つのツールで完結できます。
4DDiG Partition Managerの主な特徴は以下の通りです:
- Windows 11の要件チェックを自動で実行し、TPM 2.0やセキュアブートの要件を回避できる
- ISOファイルのダウンロードとUSBメディアへの書き込みを同時に実行可能
- システム移行機能も搭載しており、OSを再インストールせずに新しいSSD/HDDへ移行できる
- パーティション管理、ディスククローン、データバックアップなど多機能
また操作手順も次のとおり、とても簡単です。
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4DDiG Partition Manager を起動し、「Windowsのダウンロードとアップグレード」をクリックして、「Windowsのダウンロード」を選択します。
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「イメージのダウンロードのみ」に切り替え、Windows のバージョンとシステムの言語を選択します。 ISO ファイルをダウンロードするパスを選択し、「開始」をクリックして確認します。
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完了したら、選択した場所にある Windows ISO ファイルを確認できます。
方法3:UUP dumpでWindows 11/10のISOファイルを作成
より上級者向けの方法として、UUP dumpというサービスがあります。
- ブラウザで「UUP dump」と検索し、公式サイト(uupdump.net)にアクセス。
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「Quick options」から希望するWindowsのバージョンを選択。
- ダウンロードしたいバージョンを選択。
言語を選択するページで「Japanese」を選択。
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エディションを選択し、「Create download package」をクリック。
ダウンロードオプションを設定し、zipファイルをダウンロード。
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ダウンロードしたzipファイルを解凍し、中にある「uup_download_windows.cmd」を右クリックして「管理者として実行」を選択。
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スクリプトが自動的にファイルをダウンロードし、ISOファイルを作成するまで待ちます。
Part3:ISOファイルだけでOSをインストールする手順
USBメディアを作らずにISOファイルから直接Windows10/11をインストールする方法を解説します。
ISOファイルを右クリックして「マウント」を選択。
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マウントされたドライブを開き、「setup.exe」をダブルクリックして実行。
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Windows セットアップ画面が表示されたら、「次へ」をクリック。ライセンス条項を確認して「同意する」をクリック。
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「インストール」ボタンをクリックすると、インストールプロセスが開始されます。
Part4:USBインストールメディアの作成方法
USBインストールメディアとは
Windowsのインストールファイルを書き込んだ起動可能なUSBメモリのことです。通常のデータ保存用USBとは異なり、パソコンの電源を入れたときに最初に読み込まれる「ブート可能」な状態に設定されています。
USBインストールメディアの作成手順
事前準備
- 8GB以上の空のUSBメモリを用意(16GB以上推奨)
- USBメモリ内のデータはすべて削除されます。必要なファイルは事前にバックアップしてください
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前述の方法でWindows 10/11のメディア作成ツールをダウンロード。
USBメモリをパソコンに接続。
メディア作成ツールを実行し、ライセンス条項に同意。
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言語、エディション、アーキテクチャを選択(通常は「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックを入れたままで問題ありません)。
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「USBフラッシュドライブ」を選択して「次へ」をクリック。
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接続されているUSBドライブの一覧から、使用するUSBメモリを選択します。
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「次へ」をクリックすると、WindowsのダウンロードとUSBへの書き込みが自動的に開始されます。
まとめ
ISOファイルを使ったWindowsのインストール方法について、幅広く解説してきました。
一見難しそうに見えますが、4DDiG Partition Managerで作業時間を大幅に短縮できます。
特にWindows 11の要件回避機能は、古いハードウェアでも最新OSを利用できてとても便利です。
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よくある質問
Windowsのインストール作業に関して、よく寄せられる質問にお答えします。
1. ISOファイルをどうやって実行する?
ファイルを右クリックして「マウント」を選択するだけです。マウントすると仮想ドライブとして認識され、中身のファイルにアクセスできるようになります。
2. WindowsでISOファイルをどうやって開きますか?
最も簡単な方法は、ISOファイルをダブルクリックすることです。Windows 10/11では自動的にマウントされ、エクスプローラーで中身を確認できます。
3. ISOファイルをPCに取り込む方法は?
単にファイルとして保存したいだけなら、ダウンロードしたISOファイルを任意のフォルダにコピーまたは移動するだけで完了です。インストール用として使いたい場合は、前述の方法でUSBメモリに書き込みます。
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