Windows 11 24H2 や 25H2 などの最新バージョンはすでに配布されていますが、過去のビルドをダウンロードしたい場合、公式サイトでは入手できないことがあります。特定の更新前の環境をテストしたい、以前のバージョンを保存しておきたいというニーズも少なくありません。
そんなときに便利なのが UUP dumpです。UUP dumpを使えば、Microsoftの公式サーバーから過去のWindowsビルドを直接取得し、自分でISOファイルを作成できます。本記事では、UUP dumpの概要と使い方をわかりやすく解説します。
Part1:UUP dumpとは?
Windowsの公式サイトでは提供されていないビルドやエディションを入手したい場合に役立つのが UUP dump です。 ここでは、その主な機能と安全性について簡単に紹介します。
1. UUP dumpの機能
UUP dump は、Microsoft公式サーバーからWindowsのUUP(Unified Update Platform)ファイルを取得し、自分でISOファイルを作成できるツールです。 最新から過去のビルドまで幅広く対応しており、次のような機能を備えています。
- Windows 11/10の各ビルドを取得可能(例:windows11 24H2、25H2やwindows 10 22H2、21H2など)
- 言語・エディションを自由に選択できる
- 最新の累積更新を含むISOを生成できる
- 追加ソフト不要で自動スクリプト生成が可能
これらの機能により、ユーザーは自分の環境に最適なWindows ISOを柔軟に作成できます。
2. UUP dumpは安全?
UUP dumpは、非公式ツールでありながらも Microsoftの公式サーバーからデータを取得する仕組み を採用しています。
そのため、入手するファイル自体は正規のものであり、基本的に安全とされています。 ただし、使用時は必ず公式サイト(uupdump.net )を利用し、不審な配布サイトや改変版には注意が必要です。
Part2:UUP dumpでWindows 11/10のISOを作成する方法
ここでは、UUP dumpを使ってWindows 11/10のISOファイルをダウンロードする手順を紹介します。 作成したISOは、そのままインストール用ディスクとして利用できます。USBメディアを作成する場合は「Rufus」を使用します。
ステップ1. UUP dumpを使ってWindows 11/10のISOをダウンロード
UUP dump公式サイト にアクセスし、「Windows 11」または「Windows 10」を選択する。
バージョン(例:Windows 11 24H2/25H2)と言語、エディションを選択する。
「Download and convert to ISO」をクリックし、ZIPファイルをダウンロードする。
ZIPを展開し、uup_download_windows.cmd を実行する。
自動的にISOファイルが生成される。
ステップ2. RufusでUSBメディアを作る
UUP dumpで作成したISOファイルを使えば、Windowsのインストール用USBを簡単に作成できます。 ここでは、無料ツール Rufusを使ってブート可能なUSBメディアを作る方法を紹介します。
Rufusをダウンロードして起動します。
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Rufusが自動的に接続されたUSBメモリを認識するので選択してください。
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「選択」ボタンをクリックして、Windows11のISOファイルを指定します。
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パーティション方式を設定してください。
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「スタート」をクリックするとUSB作成が開始されます。
Part3:ワンクリックでWindows 11/10のISOを作成する方法【もっと簡単】
ここまで紹介した UUP dump と Rufus を使う方法でもISOの作成は可能ですが、コマンド操作や手動設定に少し手間がかかります。 より簡単に、そして安全にWindowsのインストールUSBを作成したい場合は、4DDiG Partition Managerの利用がおすすめです。
このツールでは、面倒な設定を一切せずに、目的のWindowsバージョンを選ぶだけでISOダウンロードから起動可能なUSB作成までを自動で完了できます。 Windows 11/10の最新版はもちろん、24H2や25H2などの特定ビルドもワンクリックで取得できるのが特徴です。
さらに、4DDiG Partition Managerは単なるISO作成ツールではなく、
- ディスククローン/システム移行
- MBR・GPTディスク変換
- SSD/HDDデータ消去機能
- Windows 11のTPM/Secure Boot要件をスキップしてアップグレード可能
安全なダウンロード
外付けディスクをコンピュータに接続し、4DDiG Partition Manager を実行します。 「Windowsのダウンロードとアップグレード」セクションに移動し、「Windowsのダウンロード」を選択します。
Windows のバージョンを選択し、システムの言語を選んでください。 次に、接続したディスクをターゲットディスクとして選択します。 「開始」をクリックしてください。
選択したディスクにイメージをダウンロードして書き込むのには時間がかかりますので、しばらくお待ちください。
まとめ
UUP dump を使えば、Microsoft公式サーバーから過去や最新のWindowsビルドを取得し、自分でISOファイルを作成できます。
一方で、より簡単にインストールUSBを作りたい場合は、4DDiG Partition Managerのようなワンクリックツールを利用するのもおすすめです。 ISO作成だけでなく、ディスク管理やシステム移行など多機能に対応しているため、Windows環境を効率的に整えたい人に最適です。
安全なダウンロード
よくある質問
1. UUP dumpとは何ですか?
UUP dump は、Microsoft公式サーバーからWindowsの更新データ(UUPファイル)を取得し、自分でISOファイルを作成できる無料のウェブツールです。 最新版だけでなく、過去のビルドや特定エディションも選択してダウンロードできます。
2. UUP dumpはMicrosoft公式のツールですか?
いいえ、UUP dump自体はMicrosoftが提供している公式ツールではありません。 ただし、使用されるファイルはすべてMicrosoft公式サーバーから直接取得されるため、安全性は高いとされています。
3. Windows 11の公式ISOとの違いは?
公式ISOはMicrosoftが限定的に配布する最新ビルドのみですが、UUP dumpを使えば過去のバージョンやInsiderビルドも取得可能です。 また、言語やエディションを自由に選べる点も大きな違いです。