LinkStation(リンクステーション)とは、Buffalo社製のNAS(ネットワーク対応HDD)です。NASは通常のHDDと異なり、ネットワークを経由して1つのNASに複数のデバイスを接続できるため、NASのデータに外出先でもアクセスしたり、複数人や複数のデバイスでデータを共有したりできます。
特にLinkStationは家庭用・小規模オフィス用としてNASとしては手頃な値段で入手できます。一方で、LinkStationでデータが見つからないなどのトラブルもあるようです。
今回はLinkStationから消えたデータを復旧する方法についてご紹介いたします。
Part1:LinkStation(リンクステーション)のデータを復元する必要がある状況
LinkStationで発生し得るトラブルをご紹介します。エラーなどが発生した際は、LinkStation内にある大事なデータを復元する必要があります。
LinkStationが起動しない、電源がつかない
単に電源ケーブルが抜けていたなどであれば問題ありませんが、それ以外で電源がつかない場合は故障が考えられます。ケーブル断線など以外は本体が物理的に故障している可能性が高く、専門業者に修理やデータ復元を依頼するのが確実です。
LinkStation本体の物理的破損
先ほどとも関係しますが、大きな衝撃や傷をつける、高温多湿な場所での使用は物理的な故障につながります。物理的破損は自力での解決が困難なのでご注意ください。
LinkStationのハードディスクが認識されない
デバイスにハードディスクが認識されない場合、まずはLinkStation非対応のOSではないか確認してください。それ以外の場合は接続不良か、ハードディスク内の不具合などが原因の可能性があります。データ復旧には、Part2でご紹介するソフトをお試しください。
LinkStation内のデータが消えてしまった
データの消失にもさまざまな原因があります。誤って消した場合は、LinkStationのごみ箱機能で各共有フォルダー内にあるtrashboxフォルダーにデータが保管されています。ごみ箱を空にしない限りはtrashboxフォルダーからデータを取り出しできます。
誤操作以外でデータが消えた場合は、ハードディスクに何かしらのエラーや破損がある可能性があります。このまま使用し続けると、データ復旧できなくなる可能性が高くなるため、一旦使用をやめ、データ復旧ソフトを使うか復旧業者に依頼しましょう。
LinkStationがネットワーク上で認識されない
NASはネットワークが必要なので、ネットワーク接続が切れていたり、接続状態が悪かったりするとアクセスできません。IPアドレスの設定が変更されていないかなども確認してください。
接続や設定で問題がない場合でも、ファームウェアの異常などでLinkStationがネットワーク上で認識されない場合もあります。
LinkStation本体のエラーランプの点灯(ディスク異常発生)または赤色点滅(エラー発生)
LinkStation本体のランプが橙色点滅は通知のお知らせなので問題ないのですが、点灯(ディスク異常発生)または赤色点滅(エラー発生)の場合は何かしらの問題があります。詳しいエラーコード内容は、LinkStationのセットアップ時にインストールされる「NAS Navigator2」で確認できます。
Part2:LinkStation(リンクステーション)の消えたデータを復旧
ここでは、LinkStationの消えたデータの復旧方法についてご紹介します。
方法1. LinkStationのゴミ箱からデータを取り出す
データを誤って消しても、LinkStationのごみ箱機能で各共有フォルダー内にあるtrashboxフォルダーにデータが保管されています。自分で空にしない限りは、trashboxフォルダーからデータを取り出しできます。
ごみ箱機能が有効になっていない場合は、設定画面でゴミ箱を設置したい共有フォルダーのごみ箱設定を「有効」にし、trashboxフォルダーを表示する必要があります。
方法2. データ復旧ソフトで消えたファイルを復元
ごみ箱も空にしてしまった場合や、データが破損している場合、LinkStationのファイルシステムなどが原因の場合はどうすれば良いのでしょうか?
ご安心ください。データ復旧ソフト4DDiGなら、一見データが取り戻せないような状況でも、簡単にデータを復旧できます。ここでは、LinkStationから消えたデータを復旧する方法をご紹介します。
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4DDIGデータ復元ソフトをインストール、起動します。
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ファイルの場所を選択
ファイルが失われた場所にマウスを置き、「スキャン」をクリックします。
ファイルの検出
しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。
ファイルのプレビューと復元
復元するファイルを選択して右側の「プレビュー」をクリックして選択された写真を確認できます。そして、右下の「復元」をクリックし、保存場所を指定すると、ファイルがすぐに復元されます。
注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part3:LinkStation(リンクステーション)の復旧における注意点
LinkStationはエラーが発生した場合、エラーランプが点灯か点滅します。エラー内容はソフトウェア「NAS Navigator2」で確認できるため、エラーの原因を突き止めて正しい対応ができるようにしましょう。
エラーランプが点灯・点滅していないにも関わらず不具合がある場合は、LinkStationをシャットダウンし、電源ケーブルをコンセントから抜いて1分ほど放置してください。電源を入れ直し、エラーランプがつくかご確認ください。
LinkStationをシャットダウンしても直らない場合は、重篤なエラーや破損が生じているかもしれません。使用を中止しましょう。データ復旧確率を上げるため、異常があった時点で上書き保存などしないようにしてください。
また、電源を何度も付けたり消したりするものNGです。データを記録するために高速回転するプラッタの損傷拡大や、通電によるダメージでさらに故障する恐れがあります。
Part4:まとめ
LinkStationは人気のNASで、データのバックアップや共有に適していますが、LinkStation内のデータが消えたり、アクセスできなくなったりしたら困りますよね?今回はLinkStation内のデータを復旧する方法についてご紹介しました。4DDiGで復元するのは一番おすすめです。データ復旧には注意点が多いのですが、気を付ければデータを復旧できる確率が高くなります。今回の記事を参考に、冷静に対処しましょう。