壊れたHDDからデータを取り出したい時には、フリーソフトが有効です。ただし、HDD復旧に使えるフリーソフトには様々なものがあるため、目的や機能に合わせて選定しなければいけません。
そこで、こちらの記事ではHDD復元に使える最強フリーソフト10選をご紹介します。
トップ1.Tenorshare 4DDiG 無料版
Tenorshare 4DDiG 無料版は2000種類以上の形式のデータ復元が可能なツールです。スキャン能力も優れており、他のツールに比べて高確率でHDDのデータを復旧できるフリーソフトです。HDDを2GBまで無料で復元できます。
評判:
多様な種類のデータを復旧可能かつ、破損した・フォーマット後のHDDのデータ復旧も自分で行えます。そのため、データ復元目的なら幅広い用途で利用可能です。
- ハードディスクをスキャン:
Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトから4DDiG無料版をダウンロードし、パソコンにインストールします。プログラムが起動後の画面で、右上隅にある「シェア」ボダンをクリックし、FacebookまたはTwitterに拡散して2GBまでデータを無料で復元できます。復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択して、スキャンします。
- ファイルをプレビュー:
削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- 目的ファイルを復元:
復元したファイルの保存場所を選択して、目的ファイルを復元します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
トップ2.Recuva
Recuvaはシンプルな画面設計かつ必要最低限の機能のみを搭載した使いやすさが魅力のフリーソフトになります。
評判:
通常スキャンとディープスキャンの2種類を使い分け、HDDのデータ復元が可能です。また、シンプルな画面設計のため使いやすさも魅力です。
ただし、Macにしか対応してない点に注意が必要です。また、無料版の復元率が他のツールに比べて低く、必要なデータが復元できない可能性があります。
トップ3. ZERO Assumpition Recovery
Zero Assumption Recoveryは画像や動画ファイルの復元に強いHDDデータ復元フリーソフトです。HDD内の画像や動画の復元を行えるフリーのソフトをお探しの方にはおすすめになります。
評判:
画像や動画の復元に長けており、独自のスキャン方法「Image Recovery(Free)」を搭載しています。そのため、画像や動画データをHDDから復元したい時にはおすすめです。
ただし、1回で4つのデータまでしか復元できません。そのため、効率面では他のツールと比べて劣るでしょう。
トップ4.Glary Undelete
Glary undeleteはハードディスクやフロッピー、メモリなどのデータ復元が可能なフリーソフトになります。フィルタ機能やソート機能が搭載されているため、復旧したいデータをスムーズに探すことが可能です。
評判:
Glary undeleteは5つの段階に分けてデータの状態を示してくれるところが評判の良いポイントです。また、データ名や容量で並び替えを行えるため、必要なデータを探しやすい点も良いところになります。
ただし、動作環境がWindowsVista、XP、Me、2000、NT、98、95と古いPCに限られています。そのため、最新のパソコンでは正常に動かない恐れがあるでしょう。
トップ5.Recoverit
RecoveritはパソコンやHDDを中心とした様々なデバイスのデータを復旧可能なツールです。復元可能なデータの種類は500種類以上と、幅広く対応可能です。 Free版、有償版のProとUltimate、Ultimate Plusの全4種類があります。
評判:
使いやすい画面設計をしており、誰でも簡単に使えます。また、削除されたデータのみ抽出して表示されるため復元したいものを簡単に探すことが可能です。加えて、独自のスキャン方法は特許を取得しているため、このツールならではと言えるでしょう。
ただし、Free版は復元機能に制約があり破損したPCからデータを復元することができません。もし破損したパソコンのデータを復元したい場合は、毎月11980円のプランを契約する必要があります。
トップ6.Wise Data Recovery
Wise Data RecoveryはWindows10にも対応しているHDDデータ復旧ソフトです。複数のパソコンにインストールしても無料のまま使うことができます。無料で使えるFree版と、年間11000円で使えるサブスクリプション制のPro版があります。
評判:
無料で利用できてWindowsの新しいバージョンに対応している点が強みと言えるでしょう。また、USBに保存して使えるポータブル版があるのも独自の魅力です。
ただし、無料版でできるのはクイックスキャンで発見できたデータの復元のみです。そのため、紛失したファイルの発見率が他のツールに比べて低い点に注意が必要です。
トップ7.Best Data Recovery
Best Data Recoveryは画像や動画、音楽、ドキュメントなど500形式以上のデータを復元可能なツールです。ハードディスク以外にもSDカードやデジカメのデータも復旧できます。年間ライセンス5980円、永久ライセンス7980円の2種類が販売されています。
評判:
スキャンして検出されたデータをプレビューで確認することが可能なため、探しているデータを見つけやすいです。また、操作性が高くクリック3回でデータの復元ができます。
一方で、無料版ではスキャンのみしかできません。HDDのデータを復旧させたい場合は、フリーソフトではなく有償版を購入する必要があります。
トップ8.MagicCuteデータ復元
MagicCuteデータ復元はフリーソフトでありながらも2000種類以上のデータ形式の復元に対応しています。また、HDDだけでなく様々なメディアのデータを復元可能です。
評判:
独自の画像復元技術を搭載しているため、画像の復元に特に長けています。また、Androidスマートフォンのデータ復元にも使用可能です。
ただし、Macには対応しておらずWindows版のみになります。加えて、Windows10には未対応です。
トップ9.Disk Digger
Disk DiggerはHDDだけでなく、大半のデバイスに対応しているデータ復元フリーソフトです。復元可能なデータは「回復可能」と表示してくれる仕様になっています。 HDD以外にも多様なメディアに対応しており、フリーソフトの中でも多機能なソフトの1つと言えるでしょう。
評判:
ただし、復元可能なデータは1回あたり1つのみになります。そのため、大量のデータを復元したい場合は非常に多くの時間を要するでしょう。加えて、スキャン時間も長いです。
トップ10.SoftPerfect File Recovery
SoftPerfect File Recoveryは、インストール不要でダウンロードすればすぐに使えるデータ復旧ソフトになります。復元に関する最低限の機能のみ搭載しているため、使いやすい点が特徴です。簡単に使えるHDDデータ復旧フリーソフトをお探しの方には最適でしょう。
評判:
他のツールに比べて容量が非常に小さく、インストールがいらないため手軽に利用可能です。外出先のPCなどのデータ復旧を行いたい場合などにはおすすめです。
ただし、削除して時間が経過したデータや破損したデータはスキャンしても見つけられないケースがあります。
まとめ
HDDのデータを復旧するために使えるフリーソフトには様々なものがあります。そのため、自身の状況を踏まえて最適なものを選ばなければいけません。
例えば、HDDがエラーになった際はその状態でもデータ修復が可能なフリーソフトを選ばなければいけません。もしどのHDDデータ復旧ソフトを使えば良いかお悩みの際はデータ復元ソフトTenorshare 4DDiG無料版がおすすめです。
スキャン精度が高く、多くのデータ修復に対応しています。HDDに問題がある場合でもデータの修復を試みることが可能です。もし大容量のデータを復元したい場合は、有償版の利用もご検討ください。