ビデオカメラやデジカメで撮影した大切な思い出が、突然見られなくなった経験はありませんか?家族のイベントや旅行先での風景など、もう二度と取り戻せない瞬間というものがあります。たとえデジカメの故障やあやまってデータを削除してしまった場合でも、きっとあきらめたくはないことでしょう。
本記事ではビデオカメラの内蔵メモリから大切なデータを取り出す方法や、データが消える原因、そして自分でできる取り出し方法について詳しく解説します。
- ビデオカメラの内蔵メモリからデータが消える原因
- ビデオカメラの内蔵メモリからデータを取り戻す方法
- 【豆知識】ビデオカメラの内蔵メモリからSDカードにデータをコピーする方法
- ビデオカメラのデータの復元に関する質問
ビデオカメラの内蔵メモリからデータが消える原因
ビデオカメラの内蔵メモリからデータが消えてしまう原因にはさまざまなものがあります。その原因を理解することで、適切な対策や復旧方法が選べます。
- ①物理的な損傷:ビデオカメラやデジカメをあやまって落としてしまったり、水没させてしまったりすると、内部のハードウェアが物理的に損傷する可能性があります。このような場合、内蔵メモリ自体が破損してデータが読み取れなくなることがあります。
- ②論理的なエラー:誤操作によるデータの削除や撮影中の突然の電源オフなどにより、ファイルシステムが壊れることがあります。これによりデータが見えなくなったり、アクセスできなくなることがあります。ウイルス感染も論理エラーの一因となります。
- ③電源回路の故障:ビデオカメラの電源回路が故障すると、デバイス自体が起動しなくなります。この場合でも内蔵メモリにデータが残っている可能性は高いのですが、デバイスが動きませんのでデータの取り出しが難しくなります。
論理的なエラーにはデータ復元ソフトが有効です。次のパートでTenorshare 4DDiGというデータ復元ソフトを使った取り出し方法をご紹介します。
ビデオカメラの内蔵メモリからデータを取り戻す方法
ビデオカメラの内蔵メモリから大切なデータを復元するためには、以下の方法を試してみましょう。
方法1:データ復元ソフトを試してみる
Tenorshare 4DDiGは、ビデオカメラやデジカメの内蔵メモリから消えたデータを自分で簡単に取り出しができるデータ復旧ソフトです。外からは見えないファイルでも、デバイス内部をスキャンして見つけ出すことができます。このソフトの手順は次のとおりです。
- カメラをスキャン:
Tenorshare 4DDiGが起動後の画面で、カメラをパソコンに接続し、復元したいファイルとフォルダが存在するドライブやパーティションを選択します。「スキャン」をクリックします。
- カメラのデータをプレビュー:
しばらく待つと、カメラ内蔵メモリにあるすべてのファイルが表示されます。復元前にプレビュー機能を提供します。写真、ビデオ、ドキュメント、ムービーなど、さまざまなファイルをプレビューできます。
- カメラのデータを復元:
右下の「復元」をクリックし、復元したファイルの保存場所を選択し、例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
方法2:メーカーに修理を依頼する
デバイス自体が物理的に故障している場合は、メーカーや専門の修理業者に依頼するのが最善です。ただ修理には時間と費用がかかることが多いため、データの重要度に応じて判断しましょう。また修理中にデータが初期化される可能性もあります。そのため事前に確認が必要です。
【豆知識】ビデオカメラの内蔵メモリからSDカードにデータをコピーする方法
データのバックアップは予防策として非常に有効です。ビデオカメラの内蔵メモリからSDカードにデータをコピーすることで、データ消失のリスクを減らせます。操作は機種によって変わりますが、以下はその一例です。
ビデオカメラを起動し、メインメニューにアクセス。
「データ管理」または「メモリ設定」を選択。
「コピー」または「データ移行」オプションを選択。
内蔵メモリからSDカードへのコピーを選択し、確認。
コピーが完了するまで待ちます。
ビデオカメラのデータの復元に関する質問
データの取り出しに関して、よくある質問とその回答をまとめました。
1.ビデオカメラの故障にはどのような症状がありますか?
- 電源が入らない:バッテリーの問題や電源回路の故障が考えられます。
- 画面が表示されない:液晶パネルの破損や接続不良が原因かもしれません。
- 操作ボタンが反応しない:ハードウェア故障やソフトウェアの不具合が疑われます。
- 異常なノイズや動作音:内部部品の損傷や摩耗が原因である可能性があります。
2.ビデオカメラのデータはどこに保存するとよいですか?
- 外付けハードディスク:大容量でデータのバックアップに最適です。
- クラウドストレージ:インターネット上にデータを保存し、どこからでもアクセス可能です。
- パソコン:定期的にデータを取り込み、整理することで管理が楽になります。
- 複数のメディアに保存:一つのメディアに依存せず、複数にバックアップを取ることで安全性が高まります。
まとめ
ビデオカメラの内蔵メモリからのデータの取り出し方法について詳しく解説しました。データ消失の原因を理解し、適切な対策をとることで大切な思い出を守ることができます。
とくにTenorshare 4DDiGのようなデータ復元ソフトを使用すれば、自分で簡単にデータを復旧することが可能です。
また日頃から定期的にデータのバックアップを行い、予期せぬトラブルに備えましょう。もしデータが消えてしまった場合でも、慌てずに本記事で紹介した方法を試してみてください。