破損したOSTファイルを修復する方法

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カテゴリ:メール修復|更新日:2024-11-20 14:12:20

みなさんはメールや予定の管理にOutlookを使用されていますでしょうか?OutlookはMicrosoft社製のメールソフトで、個人用途だけでなくビジネスなど幅広い場面で使われています。

このOutlook、PC内部ではOSTという形式のファイルでデータを持っているのですが、これが肥大化などの理由で開けずにOutlookが起動できないことがあります。そこで本記事ではその概要と対処法についてご説明します。

パート1:OSTファイルの概要

OSTファイルはOutlookでメールやその他のデータを保存するために使われるファイル形式で、拡張子は「.OST」です。

アカウントごとに自動的に作成され、そのアカウントで受信した電子メールの本文やメールアドレス、カレンダーの予定などのデータを保持しています。そのため長年使っているとサイズが肥大化していきます。大きすぎるOSTファイルにOutlookがアクセスしようとしたり、前回正常にOutlookが終了されなかったりしたときに、OSTファイルでエラーが検出されるなどのトラブルが起こることがあります。

パート2:開けないOSTファイルを修復する方法は?

それではOSTファイルが開けないときはどのようにすればよいのでしょうか?このパートでは修復方法を2点、ご説明します。

方法1:OSTファイルをPSTファイルに変換する

PSTファイルとはOutlookで使用できる、OSTとは別形式のファイルで拡張子は「.pst」です。OSTファイルをPST形式に変換することで、Outlookで読み込めるようになる可能性があります。その変換手順は次の通りです。

  • Outlookメニューバーの「ファイル」>「開く/エクスポート」>「インポート/エクスポート」を選択

    インポート/エクスポート
  • 「ファイルにエクスポート」を選択して「次へ」をクリック

    Outlookファイルをエクスポート
  • 「Outlookデータファイル (.pst)」を選択して「次へ」をクリック

    PSTファイルを選択
  • 変換したいフォルダを選んで「次へ」をクリック

    変換したいフォルダを選ぶ
  • 「参照」から出力先を選んで「完了」をクリック、パスワードを聞かれるので入力

    OSTファイルをPSTファイルに変換

方法2:受信トレイ修復ツール「Scanpst.exe」を使う

Microsoft社製の受信トレイ修復ツール「Scanpst.exe」を使う方法もあります。使い方は下記のとおりです。

  • Scanpst.exeを実行する(「C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16」にあることが多い)

  • 「参照」をクリックし、OSTファイルを選択して「開始」をクリック

    「Scanpst.exe」でOSTファイルを選択
  • 修復チェックが自動的に開始され、完了する。結果を見て問題なければ「OK」をクリック

    受信トレイ修復ツール「Scanpst.exe」でOSTを修復する

パート3:OSTファイルが修復できない場合の解決策——4DDiG Email Repair

手軽にできる解決策として4DDiG Email Repairを使う方法があります。Outlookの破損したOSTやPSTファイルをたったの3ステップで修復できる人気のソフトです。ファイルサイズに制限はなく、全Outlookデータをまとめて高速に修復できる上に無料でダウンロードして使用できます。使用手順は次の通りです。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Email Repairを起動します。「OST / PSTを選択」ボタンをクリックして、修復する破損したPSTファイルを追加します。

    破損したPSTファイルを追加
  • 追加されたPSTファイルが読み込まれるまで待ち、「修復」をクリックします。

    Outlookファイルが読み込まれる
  • 修復プロセスが完了するまで待ちます。完了したら、すべてのPSTデータが右側のプレビューボックスに表示され、メールの内容と添付ファイルをプレビューできます。データを検証した後、「保存」をクリックし、指定された場所に修復されたOutlookのPSTデータを保存します。

    Outlookファイルの修復に完了

OSTファイルの関連質問

OSTファイルに関してよくある質問と回答を以下に記します。

質問1:OSTファイルは消しても大丈夫ですか?

OSTはオンラインのOutlookデータをオフラインでも使えるようにPC内に作られるファイルです。Webメールを使っていてメールのデータがサーバー上にあるのでしたら、OSTファイルは消しても問題ありません。どうしてもエラーでOutlookが起動できない場合はOSTファイルを削除してみるのも一つの手でしょう。

質問2:OutlookのOSTファイルの削除方法を教えてください。

まずOSTファイルがある場所を確認しましょう。

Outlookのメニューバー「ファイル」>「情報」>「アカウント設定」>「アカウント設定」とクリックして「データファイル」タブを開くと、「場所」の欄に表示されています。一般的には”C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Outlook”にあることが多いようです。

次に上部の「ファイルの場所を開く」をクリックすると、エクスプローラーでファイルの場所が表示されます。OSTファイルを右クリックして削除しましょう。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。Outlookは使いこなすことができればとても便利なソフトです。本記事の内容が少しでもみなさんのOutlookライフの参考になりましたら幸いです。

そして本文中にも書きましたが、もしトラブルにあっても4DDiG Email Repairがあります。高速簡単にOSTファイルを修復できますので、急ぎのときなどはとくに有用です。データファイルにアクセスできないときはもちろんのこと、添付ファイルが表示されないときやサーバーに接続できないときなどにも対応できる可能性があります。ぜひ一度お試しください。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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