BIOSでパソコンの起動順序(ブート順序)の変更方法

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カテゴリ:Windows修正|更新日:2024-12-14 18:38:29

コンピュータの ”起動可能” なデバイスの起動順序(ブート順序)を変更する方法は、とても簡単です。

変更できるデバイスは、ハードドライブ、USBポート内のブート可能なメディア(例:フラッシュドライブなど)、フロッピードライブ、光学ドライブなどが該当します。

Part1.なぜBIOS起動順序(ブート順序)を変更するのか?

起動順序の変更が必要な場面は、いくつかあります。

例えば、データ破壊ツールブート可能なアンチウイルスプログラムを起動する場合や、OSをインストールする際などです。

ブート順序の変更は、BIOSセットアップユーティリティ の画面から実施できます。

メモ:

ブート順序はBIOSに関する設定のため、OSには依存しません。 Windows 11、Windows 10、他のWindowsバージョン、Linux、またはハードドライブや他のブート可能なデバイス上のどんなOSを使用していても、ブート順序の変更は適用されます。

Part2.起動順序(ブート順序)を変更する方法

BIOSでブート順序を変更する手順は、以下の通りです。

ブートシーケンスを変更することで、コンピュータの起動時に、デバイスをブートする順番が変わります。

  • コンピュータを起動または再起動する

    コンピュータを起動または再起動した際、画面上に出る特定のキーを押すメッセージの指示に注目します。このメッセージでは、通常 Del や F2 のようなキーを押すよう案内されます。 これは、BIOSセットアップユーティリティにアクセスするために必要な操作のため、メッセージが表示されたらすぐに指示されたキーを押してください。

  • BIOSセットアップユーティリティに入る

    ステップ1. の手順で正しいキーボードを押すと、BIOSセットアップユーティリティに入ります。

    BIOSセットアップユーティリティに入る

    BIOSユーティリティの画面は、使用しているパソコンによって見た目が異なるため、 上記の画像のような画面とは、異なるデザインの可能性もあります。 どのような見た目であっても、BIOSユーティリティは、コンピュータのハードウェア設定を変更するための様々なメニューの集まりです。

    今回例にあげたBIOSでは、メニューオプションは画面上部に横並びでリストされています。 ハードウェアオプションは中央部分(灰色のエリア)にリストされ、BIOSを操作するためのキーの操作ガイドが下部にリストされています。

    ご利用のPCで指定されているキー操作に従って、ブート順序を変更するオプションを探します。 上の例のBIOSでは、変更は Boot メニューから実施できます。

    メモ:

    使用しているパソコンによりBIOSユーティリティの画面が異なるため、ブート順序の設定箇所はコンピュータによって異なります。 メニューオプションや設定項目は、Boot Options(起動オプション)、Boot(起動)、Boot Order(起動順序)などと呼ばれることがあります。 このオプションは、Advanced Options(詳細設定)、Advanced BIOS Features(高度なBIOS機能)、Other Options(その他のオプション)などの一般的なメニュー内にあることもあります。

  • BIOS内でブート順序の設定を探す

    BIOSの中でブート順序の設定を見つけて、必要に応じて変更します。ほとんどのBIOSでは、下の画像のように表示されることが多いです。

    マザーボードに接続されているブート可能なハードウェアは、この画面で確認できます。例えば、ハードドライブ、フロッピードライブ、USBポート、光学ドライブなどがあります。

    リストされているデバイスの順番は、コンピュータが起動時にOSの情報を探す順番です。

    下の画像で示されている順序では、最初に "ハードドライブ" と認識されるデバイスからブートを試みます。これは通常、コンピュータに内蔵されているハードドライブを指します。ブート可能なハードドライブがなければ、次にCD-ROMドライブ、その後に接続されたブート可能なメディア(例:フラッシュドライブ)、最後にネットワークの順番で、ブートを試みます。最初にブートするデバイスを変更するには、BIOS画面のキー操作指示に従って、ブート順序を変更します。下の画像の場合は、+ と - キーを使用して変更します。使用しているPCによって、BIOS画面のオプション名が異なるケースがあるため、注意してください!

    ブート順序の設定
    ヒント:

    BIOS画面にブート順序のオプションが見当たらない場合は、BIOSを最新バージョンにアップデートして、再度確認してみましょう。

  • ブート順序の変更を行う

    次に、ブート順序の変更を行います。

    例として下の画像では、ハードドライブからCD-ROMドライブへ、ブート順序を変更しています。 これにより、BIOSはハードドライブからブートする前に、光学ディスクドライブ内のブート可能なディスクを探し、次に、取り外し可能なメディア(フロッピードライブやフラッシュドライブなど)やネットワークリソースからブートを試みます。 ブート順序の変更が完了したら、次のステップで設定を保存をします。

    ブート順序の変更
  • BIOSの変更を保存する

    変更した設定を有効化するには、BIOSで行った変更を保存する必要があります。 BIOSユーティリティの指示に従って、Exit(終了)または Save and Exit(変更を保存して終了)メニューへ進みます。

    BIOSの変更を保存

    この例では、Exit Saving Changes(変更を保存して終了する)を選択します。

  • 変更を確認する

    変更を確認してBIOSを終了します。多くの場合は、下のような確認画面が表示されるため、Yes(はい)を選択します。

    変更を確認

    ブート順序の変更およびBIOS内で行った変更は保存され、コンピュータは自動的に再起動します。

    注記:

    Setup Confirmation(設定確認)のメッセージは、内容が理解しにくいケースがあります。 上の画像の例は比較的わかりやすいですが、BIOSの変更を確認する画面では "複雑な言い回し" が使われることが多く、何の確認をされているのか分かりにくい場合があります。変更を保存して終了するのか、それとも保存せずに終了するのかを正確に理解するため、メッセージは注意深く読みましょう。

  • コンピュータを起動する

    新しいブート順序でコンピュータを起動します。コンピュータが再起動されると、BIOSは設定された順序に従って最初のデバイスからブートを試みます。 もし最初のデバイスがブートできない場合は、コンピュータはブート順序の次のデバイスを試します。

    コンピュータを起動
    注記:

    ステップ4では、例として、最初のブートデバイスをCD-ROMドライブに設定しました。 上の画像では、コンピュータがCDからブートを試みている場面となりますが、ブートを始める前に確認が求められていることが分かります。

    このような確認は、ブート可能なCDのを利用する場合に限られ、ハードドライブにあるWindowsや他のOSからブート時には表示されません。 CD、DVD、BDなどのディスクからブート順序を設定することが一般的なため、この画像を例として用いています。

まとめ

以上は、USBデバイスからコンピューターの起動順序(ブート順序)の変更方法です。

コンピューターが起動に失敗した場合は、Tenorshare 4DDiGデータ復元ソフトを使って、クラッシュしたコンピュータからデータを復元してみましょう。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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