ソニーHDDレコーダーで消えた録画を復活させる方法を解説します。ソニーのブルーレイ対応HDDレコーダーは、高画質な録画を使いやすい操作で残せるため、多くの家庭で利用されています。しかし、まれに録画データの消失や再生不良などのトラブルが発生することも。
実は録画が消えてしまっても、状況によっては録画を復活できることがあります。本記事ではソニーHDDレコーダーから大切な録画データが消えた際の復元方法について詳しく説明します。
SONY製HDDレコーダーの主な機種
2024年末減税、SONY製HDDレコーダー(ブルーレイ対応)は「BDZ-FB」と「BDZ-Z」の二つのシリーズが販売されています。BDZ-FBシリーズは4Kチューナーを備えておらず、ディスク容量は1~2TB程度です。BDZ-ZシリーズはBS4Kや110度CS4Kなど4Kに対応し、2~6TBの大容量ディスクを備えています。シリーズや機種によって操作方法も異なるため、公式サイトなどでマニュアルを参照するときには、どの機種かあらかじめ調べておきましょう。
各シリーズの機種の一覧は以下の通りです。同じシリーズの機種による最も大きな違いは、ディスク容量と同時録画可能数です。
BDZ-FBシリーズ
- 型番
- 同時録画可能数
- ディスク容量
- BDZ-FBT6100
- 3
- 6TB
- BDZ-FBT4200
- 3
- 4TB
- BDZ-FBT2200
- 3
- 2TB
- BDZ-FBW2200
- 2
- 2TB
BDZ-Zシリーズ
BDZ-ZW1900は2024年発売の新機種で、BDZ-ZW1800よりも録画再生機能が一部強化されています。
- 型番
- 同時録画可能数
- ディスク容量
- BDZ-ZT2800
- 3
- 2TB
- BDZ-ZT1800
- 3
- 1TB
- BDZ-ZW2800
- 2
- 2TB
- BDZ-ZW1800
- 2
- 1TB
- BDZ-ZW1900
- 2
- 1TB
SONY製HDDレコーダーのよくある故障事例
SONY製HDDレコーダーの代表的な故障の事例は以下のようなものです。
1. 電源が入らない
レコーダーの電源が入らないのは、故障の中でもよくある事例です。原因には、電源コードの断線、電源基板やリモコンの故障が考えられます。しかし、単純な接続ミスやリモコンの電池が切れているだけのこともよくあることです。修理に出す前にもう一度電源コードがコンセントにつながっているか、リモコンの電池は新しいものが正しく入っているか確認しておきましょう。
2. データを誤削除・フォーマットした
HDDレコーダーは容量が限られているため、必要に応じて録画のデータを削除しなければなりません。そのため、録画したデータを間違えて削除したりフォーマットしたりすることが起こりえます。その場合は、あとで解説するようにデータ復元ソフトの利用や復旧専門業者への依頼で録画が取り戻せることがあります。
3. 録画データを読み込めない・再生できない
録画データを読み込めなかったり、再生できなかったりするのは、データやHDDのファイルシステムが壊れている、またはHDDの物理的な破損などの原因が考えられます。データやファイルシステム破損であればデータ復元ソフトの利用で修復できるかもしれません。物理的に破損したHDDからデータを取り出したいのであれば、復旧専門業者への依頼が必要です。
4. エラーメッセージが表示される
HDDレコーダーが正常に動かないとき、「ERROR」や「E5001」といったエラーメッセージが本体に表示されることがあります。これらのメッセージの意味はマニュアルから確認でき、対処法も記載されています。マニュアルの対処法で解決しないときは、ソニーの修理相談窓口に連絡しましょう。
SONY製HDDレコーダーから消えた録画を復元する方法
ここではSONY製HDDレコーダーから消えた録画を復活させる2つの方法を解説します。
📌方法1.データ復元ソフトでソニーHDDレコーダーの録画を復元する
データ復元ソフトを利用すると、HDDレコーダーの録画を復元できる可能性があります。
- メリット
- デメリット
-
- 自分で手軽に試せる
- 一部のソフトは無料で復元可能。
-
- HDDが物理的に壊れている場合は対応不可
さまざまなデータ復元ソフトの中でも、特におすすめなのは「Tenorshare 4DDiG」です。「Tenorshare 4DDiG」はSony、Canon、Panasonicなどの機器から消えた録画と写真など2,000種類以上のファイル形式の復元に対応し、操作もわかりやすく初心者でもすぐに動画を復元できます。
-
パソコンでTenorshare 4DDiGを起動し、左側のメニューバーの「高度な動画復元」を選択します。次に、「開始」をクリックして、動画が失われたドライブを選択して復元を開始します。
目的のドライブを選択すると、Tenorshare 4DDiG は復元したい録画データの形式と、動画の送信元のデバイス(ソニーなど)を選択することもできます。「確認」をクリックし、動画の検索は開始します。
しばらく待つと、ソニーのHDDレコーダーから消えた録画データが表示されます。復元前に、動画をプレビューできます。
目的の録画を選択し復元します。例えばGoogle DriveまたはDropboxなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
📌方法2.レコーダーに対応しているデータ復旧専門業者に依頼する
ソニーHDDレコーダーに対応しているデータ復旧専門業者に依頼するのも消えた録画を復活させるのに有効な方法です。
- メリット
- デメリット
-
- 高い復旧率
- 物理障害にも対応可能
-
- 費用が高額になる可能性(障害の種類やHDD容量によって10万円以上の高額になることも)
- 復旧には数日~数週間の時間が必要
まとめ
ソニーHDDレコーダーで消えた録画データを復活させる方法について解説しました。録画を取り戻すのには、「Tenorshare 4DDiG」のようなデータ復元ソフトを利用するか、専門業者に依頼するのがおすすめです。また、残しておきたい録画は日頃からバックアップを取るようにしましょう。
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