写真を撮ったあとに「CR2をJPGに変換したい」「CR2のファイルが開けない」と困った経験はありませんか?
CR2のファイルは、キヤノンのデジタルカメラで使われる高画質なRAW形式です。一般的な環境ではそのまま開けない場合があります。
この記事では、CR2のファイルとはどんな形式なのか、CR2を JPGに変換する際のポイントを紹介します。
CR2ファイルについて:ファイルタイプと特徴の解説
CR2ファイルの基本的な仕組みと特徴を解説します。
CR2ファイルとは?
CR2ファイルとは、Canon(キヤノン)製の一眼レフカメラが生成する、RAW画像形式のひとつです。RAWとは「生データ」を意味し、撮像センサーが捉えた情報を圧縮せずに保存できるのが最大の特徴です。
特徴は以下のとおりです。
- 高画質:非圧縮のため、ディテールや色の階調が豊かです。
- 編集耐性が高い:明るさ・ホワイトバランス・色味などを自由に調整できます。
- TIFF形式をベースにしており、写真の加工や補正に強いです。
ただし、ファイルサイズが大きく、一般的な画像ビューアでは開けない場合が多いです。SNSやWebにアップする際にはCR2をJPGに変換する必要があります。
CR2ファイルの開き方は?
CR2のファイルが開けない場合でも、対応ソフトを使えば簡単に閲覧・編集できます。代表的な方法を以下にまとめました。
- Canon純正ソフトを使う 「Digital Photo Professional(DPP)」を使用すると、CR2データを正確に読み込み、色や明るさを細かく調整できます。
- Adobe製品を利用する 「Adobe Photoshop」や「Lightroom」で開けます。RAW現像からJPEG書き出しまでスムーズに行えます。
- Windows・Macで閲覧 Windows 10以降では、「Raw Image Extension」をMicrosoft Storeから追加するとサムネイル表示が可能です。macOSでは「プレビュー」アプリで閲覧できます。
CR2とJPGの違いは?
CR2とJPGはどちらも画像形式ですが、用途や特性が大きく異なります。以下の表にまとめました。
- 項目
- CR2ファイル
- JPGファイル
- データ形式
- RAWデータ(非圧縮)
- 圧縮画像(汎用形式)
- 画質
- 高画質で細部まで再現可能
- 軽量だが一部情報が失われる
- 編集の自由度
- 明るさ・色調・露出補正に強い
- 編集のたびに劣化の可能性あり
- ファイルサイズ
- 大きい(10〜30MB以上)
- 小さい(約1MB前後)
- 対応ソフト
- 専用ソフトが必要
- ほとんどの端末で開ける
- 主な用途
- 編集・印刷・保存向け
- Web・SNS・共有向け
ポイント
- CR2は編集や補正に強くプロの作業向け
- JPGは軽くて扱いやすく一般利用に最適
写真を加工・保存したいときはCR2、共有やアップロードにはCR2をJPGに変換を行うのがベストです。
CR2をJPGに変換できる無料サイト5選(他のファイル形式にも対応)
CR2をJPGに変換したいとき、インストール不要で使えるオンラインサイトは便利です。操作が簡単で信頼性の高いおすすめサイトを5つ紹介します。
1. iLoveIMG
初心者でも扱いやすく、CR2をJPGに一括変換も対応している人気ツールです。
- RAW(CR2/NEF/RW2など)対応
- 一括変換が可能でスピーディー
- Google DriveやDropboxから直接アップロード可能
ドラッグ&ドロップするだけのシンプル操作で、複数画像の変換をまとめて行えます。無料で使えるため、日常的な変換作業に最適です。
2. FreeConvert
高品質な変換を求める方におすすめのオンラインツールです。
- 高画質変換に対応(設定項目が豊富)
- Dropbox/Google Drive/URL入力にも対応
- 変換後の自動削除機能で安全性も高い
画質やサイズを細かく指定できるため、印刷用や商用写真など高解像度のCR2のファイル変換に最適です。無料版でも十分使いやすいですが、大容量の連続変換には制限があります。
3. Convertio
直感的な操作が魅力の万能オンラインコンバーターです。
- CR2を含む200以上の形式に対応
- ブラウザ上で変換が完結
- ファイルサイズ上限100MB(無料版)
手軽に使えるシンプルなUIが特徴です。多形式対応なので、JPG以外の出力形式が必要な場合にも活躍します。短時間でCR2をJPGに変換を行いたい方におすすめです。
4. Coolutils
細かい出力設定を調整したいユーザーに向いた変換サイトです。
- サイズ変更・回転・縦横比の保持が可能
- RAWファイル(CR2含む)をサポート
- ソフト不要でブラウザ完結
変換時にリサイズや画質調整も設定できるため、Web掲載用や印刷用など、仕上がりを細かくコントロールしたい場合に向いています。
5. Movavi
プロ品質の変換を求める方におすすめの高機能ツールです。
- オンライン・デスクトップ両対応
- バッチ変換(大量ファイル)に強い
- 編集機能(トリミング・色補正)付き
CR2をJPGに変換するだけでなく、編集や補正まで一括で行える万能ツールです。無料体験版もあり、品質を確認してから利用を続けられます。
これらのサイトはすべてブラウザで完結し、特別なソフトをインストールする必要がありません。
- 手軽に使いたいなら「iLoveIMG」
- 高品質変換なら「FreeConvert」
- 多形式変換なら「Convertio」
- 細かい設定をしたいなら「Coolutils」
- 編集も兼ねたいなら「Movavi」
用途や作業環境に合わせて選べば、効率よくCR2ファイルの変換を行えます。
CR2変換およびCR2修復をサポートする最強ツール:4DDiG File Repair
CR2などのRAW画像を扱う際、「ファイルが開けない」「破損してしまった」と困ることがあります。そんなときに頼れるのが4DDiG File Repairです。
AIによる自動修復機能を搭載し、破損したCR2ファイルやJPG画像を簡単に復元できます。
主な特徴
- CR2・JPG・PNG・TIFFなど幅広い形式に対応
- AIでぼやけ・色あせ・破損を自動補正
- ボタン数回で修復完了の簡単操作
- 動画・ドキュメントなど他形式にも対応
使い方
-
「写真修復」を選択して写真を追加する
-
「すべてを修復」をクリックし修復プロセスを開始する
-
修復された写真をプレビュー
修復された写真を確認します。
-
修復された写真を保存
「すべてを保存」を選択し、修復済みの写真を一度にパソコンへ保存します。
単なるCR2をJPGに変換するだけにとどまらず、破損画像の修復まで可能な総合ツールです。初心者でも安心して使えます。
まとめ
CR2をJPGに変換は、撮影した写真を共有・編集しやすくするための基本的な作業です。5つの無料サイトを使えば、初心者でも手軽にCR2ファイルの変換が行えます。
ファイルが破損して開けない場合は、4DDiG File Repairを使うことで、簡単に修復できます。AIが自動で画質を補正し、大切な写真を高品質な状態で取り戻せるのが魅力です。
用途に合わせて変換ツールと修復ツールを上手に使い分けることで、RAW画像をより快適に扱えます。