コマンドプロンプトでCドライブからDドライブへ移動する手順解説

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-07-15 14:57:02

パソコンの使用が長くなると、Cドライブの空き容量が不足し、動作が重くなったり、アプリのインストールができなくなったりすることがあります。こうした状況を改善するために、Dドライブなどの別のドライブへファイルやアプリを移動する方法を知っておくと便利です。本記事では、コマンドプロンプト(cmd)を使ってCドライブからdドライブへ移動する方法について詳しく解説します。

Part1:CMDでCドライブからDドライブへ移動する理由とは?

まずは、なぜドライブ間の移動が必要なのかを見ていきましょう。

多くのパソコンでは、OSや各種アプリケーションがCドライブにインストールされています。そのため、時間の経過とともにCドライブの空き容量が圧迫されやすくなります。空き容量が少なくなると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • パソコンの起動や動作が遅くなる
  • Windows Updateが失敗する
  • アプリケーションのインストールやアップデートができなくなる
  • エラーメッセージが頻繁に表示される

こうした問題を防ぐためにも、不要なデータをDドライブなどに移動するのは非常に有効な手段です。

Part2:CMDを使ってDドライブに移動する基本操作

では、実際にコマンドプロンプトを使用してCドライブからDドライブに移動する方法を見ていきましょう。

  • スタートメニューで「cmd」と入力し、右クリックから「管理者として実行」を選びます。

  • 起動直後は通常Cドライブ(C:\Users\ユーザー名>など)となっておりドライブ 移動コマンドを入力する必要があります。「D: 」と入力してDドライブに移動します。これでドライブがDに切り替わります。

    「D: 」と入力
  • 例:Dドライブにフォルダを作成したい場合は「mkdir フォルダ名」のように入力してEnterを押してください。

    「mkdir フォルダ名」のように入力し
  • Cドライブからファイルをコピーまたは移動する

    注意

    ファイルをコピーする場合は以下のような内容になるようにコマンドを入力します:

    「copy C:\Users\ユーザー名\Desktop\example.txt D:\ファイル名\」

    ファイルを移動する場合は以下のように「copy」の代わりに「move」を使います:

    「move C:\Users\ユーザー名\Desktop\example.txt D:\ファイル名\」

  • エクスプローラーでDドライブの中身を確認し、ファイルが正しく移動・コピーされていれば完了です。

Part3:CMDでのドライブ移動は不便?簡単にアプリを別ドライブに移す方法

cmdを使ったドライブ移動は便利ですが、操作ミスによってデータを誤って削除してしまったり、移動先の設定を間違えたりするリスクもあります。そこでおすすめなのが、専門ツールを使った方法です。

4DDiG Partition Managerは、Tenorshare社が提供する高機能なパーティション管理ソフトです。GUIで直感的に操作できるのが特長で、専門的な知識がなくても、パソコン初心者が簡単にドライブの整理やアプリの移行を行うことができます。操作ミスによるデータ損失のリスクも最小限に抑えられており、安心して使える点も魅力です。

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  • 4DDiG Partition Manager を起動し、「移行ツール」タブに移動して「アプリ移動」を選択します。

    「アプリ移動」を選択
  • 移動したいアプリを選択します。その後、下のフォルダーアイコンをクリックして、移動先のパスを選択してください。

    移動したいアプリを選択
  • 「開始」をクリックし、確認して移動を開始します。

     確認して移動を開始
  • しばらくお待ちいただくと、アプリが指定したドライブへ移動されます。

     アプリが指定したドライブへ移動され

Part4:コマンドプロンプトで移動できない原因と対処法

コマンドプロンプトを正しく入力してもcドライブのファイルが移動できない場合、以下のような原因が考えられます。

1. パーミッションの問題

システムや他のユーザーに関係するフォルダ・ファイルを移動しようとすると、「アクセスが拒否されました」などのエラーが出ることがあります。これを防ぐには、「管理者としてCMDを実行する」ことが重要です。

また、対象ファイルのプロパティで「セキュリティ」タブを開き、適切なアクセス許可が設定されているかを確認しましょう。

2. システムファイルやアクセス制限の説明

以下のようなケースも移動できない原因になります:

  • Windowsによって保護されているシステムファイル
  • 使用中のアプリケーションのファイル
  • 隠し属性または読み取り専用の設定がされているファイル

対処法としては、対象ファイルを一度コピーしてから削除する、あるいはセーフモードで操作を行うことも一案です。ただし、これらの操作は慎重に行う必要があります。

まとめ

cmdを使ってcドライブからdドライブへ移動する基本手順と、操作に失敗したときの原因・対処法を解説しました。CMD操作に不安がある場合は、4DDiG Partition Managerなら、複雑な手順を必要とせずにアプリやデータの移行、パーティションの整理ができるので、初心者でも安心して使えます。Cドライブの空き容量に悩んでいる方は、ぜひ使ってみてください。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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