Microsoft Word(ワード)で文書を作成していると、スペースキーを押した際に灰色の四角(□)記号が表示されて困ったことはありませんか? この現象は実は非常によくある問題です。
本記事ではこのような現象が発生する原因と解決法、そしてファイル自体に問題がある場合の修復方法について解説します。
なぜWordでスペースを入力すると四角形が表示されるのか?
ワードでスペースが四角として表示される現象の正体は、Wordの「編集記号」です。編集記号とは、通常は見えない文書の構造要素を視覚的に表示する機能で、以下のような要素が含まれます。
- スペース(空白): 灰色の四角(□)として表示
- 改行: 矢印記号(↵)として表示
- タブ: 矢印記号として表示
- 段落: 段落記号として表示
この編集記号表示機能は、文書の体裁を整える際やレイアウトの問題対応にとても便利な機能です。しかし通常の文書作成や閲覧時には邪魔になることが多く、悩みの原因となります。
ワードでスペースが四角に表示されるのを回避する方法
スペースの四角表示を解消するには、主に以下の2つの方法があります。
1.編集記号の表示/非表示ボタンを切り替える
最も簡単で一般的な四角スペースの消し方は、ホームタブの編集記号表示ボタンを使用する方法です。
手順:
Wordの画面上部にある「ホーム」タブをクリック
-
段落グループ内にある「編集記号の表示/非表示」ボタンを探す(矢印が交差したようなアイコン)
-
このボタンをクリックして表示/非表示を切り替える
このボタンが濃いグレーになっている場合は編集記号が表示状態、通常の色の場合は非表示状態を示しています。ワンクリックで簡単に切り替えが可能です。
またショートカットとして、「Ctrl + Shift + 8」キーの組み合わせでも同様の操作が可能です。ショートカットはとくに頻繁に編集記号の表示を切り替える方には便利です。
2.Wordのオプションで設定する
編集記号表示ボタンを操作しても四角が消えない場合は、Wordのオプション設定を確認する必要があります。
手順:
-
メニューバーの「ファイル」>「オプション」>「表示」をクリック
「スペース」のチェックボックスをオフにする
-
「すべての編集記号を表示する」のチェックも外れていることを確認
-
「OK」ボタンで設定を保存
この設定がオンになっていると、ホームタブの編集記号表示ボタンに関係なくスペースの四角を消すことができず、常に表示されてしまいます。
4DDiG File Repairを使って破損ファイルを修復する方法
ワードでスペース表示の異常が発生する場合、単純な設定変更では解決できないケースがあります。とくに以下のような症状が見られる場合は、ファイル自体の破損が原因である可能性が高くなります。
- 編集記号の表示設定を変更してもスペースの四角が消えない
- 文書の一部分だけにスペース表示の異常が発生する
- ファイルを開く際にエラーメッセージが表示される
- 文書の内容が正常に表示されない箇所がある
- 保存時に予期しない動作が発生する
このような状況では、4DDiG File Repairのような専門的なファイル修復ツールの使用が効果的です。4DDiG File Repairは、破損したOffice文書を効率的に修復できる業界最先端のソフトです。以下のような優れた特徴を持っています。
- 幅広い対応形式: DOCX、XLSX、PPTX、PDFなど主要なOffice形式に対応
- 高い修復成功率: 98%という高い修復率を実現
- 簡単な操作: わずか数ステップで修復が完了
- プレビュー機能: 修復結果を事前に確認可能
このソフトの操作手順は次のとおりです。
-
4DDiG File Repairを起動します。左側のメニューバーの「ファイルの修復」タブをクリックします。次に、「ファイル修復」を選択します。
-
「ファイルを追加する」ボタンをクリックし、破損したファイルを追加します。
-
「すべてを修復」ボタンをクリックすると、プログラムは自動的にファイルを修復します。
-
ファイルの修復が完了すると、修復されたファイルをプレビューして、指定した場所に保存できます。
上記の操作でファイル修復に失敗した場合は、「高度な修復」機能を選択して、より深い修復を行うことも可能です。
まとめ
ワードにおけるスペースの四角表示問題は、一般的に編集記号表示機能が原因です。
一方でファイル自体の破損が原因の場合は、4DDiG File Repairのような専門的な修復ツールが効果的です。
適切な対処法を選択することで快適なWord環境を取り戻し、効率的な文書作成を続けましょう。
よくある質問
1.ワードでスペースの□の出し方は?
ホームタブの「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリックするか、「Ctrl + Shift + 8」のショートカットキーを使用します。これでスペースが灰色の四角として表示されます。
2.スペースで□が出るのはなぜですか?
Wordの編集記号表示機能が有効になっているためです。この機能は文書の構造を視覚的に把握するためのもので、印刷時には表示されません。
3.Outlookでスペースが□になる原因は?
OutlookのメールエディタがWordの機能を使用しているため、Word側の編集記号表示設定が反映されます。Wordと同様の方法で解消できます。