パソコンに保存した写真や書類、仕事のファイルなど、データは突然のトラブルで失われることがあります。そこで重要なのが、データを定期的にバックアップする仕組みづくりです。
本記事では、Windows 11/10/8/7で利用できる自動バックアップの方法を、標準機能から専門ソフトまでわかりやすく解説します。
Part1:なぜWindowsの自動バックアップが重要か
日常的にパソコンを使用していると、以下のような要因でデータが消失するリスクがあります。
- ハードウェアの故障
- ソフトウェアの不具合
- ランサムウェアなどのマルウェア感染
- 誤操作によるファイル削除など
手動でバックアップを取ることも可能ですが、定期的な作業を忘れたり面倒に感じたりしてしまうことが多いのが実情です。
自動バックアップを導入すれば、ユーザーが意識しなくても指定したスケジュールに沿ってデータが保存され続けるため、データ損失のリスクを大幅に軽減できます。
さらにWindowsのバックアップソフトを利用すれば、外付けハードディスクやクラウドストレージなど複数の保存先を選択でき、万が一メインのパソコンが使えなくなっても別の場所からデータを取り出すことが可能です。
Part2:Windows 11/10/8/7での自動バックアップ方法
Windowsには複数の標準バックアップ機能が搭載されています。ここでは主要な3つの方法について、やり方を詳しく見ていきます。
方法1. ファイル履歴を使う
ファイル履歴は重要なユーザーフォルダーを自動的にバックアップする機能です。この機能を有効にすると、指定した外付けドライブやネットワーク上の保存場所へ定期的にファイルがコピーされ続けます。
設定手順:
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外付けハードディスクやUSBメモリなど、バックアップ先となるドライブをパソコンに接続
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「スタート」ボタンをクリックし、「すべてのアプリ」から「Windowsツール」を選択
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「Windowsツール」の中にある「コントロールパネル」をダブルクリック
コントロールパネル内の「ファイル履歴」をクリック
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ファイル履歴の画面で「ドライブの選択」をクリックし、接続した外付けドライブまたはネットワークの場所を選択
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ドライブを選択後、「オンにする」ボタンをクリックすれば設定完了です。
方法2. 「バックアップと復元(Windows 7)」機能を利用
Windows 7から引き継がれているこの機能は、Windows 11や10でも引き続き利用でき、システム全体のバックアップやファイル単位のバックアップに対応しています。ファイル履歴よりも細かい設定ができ、スケジュールを柔軟に管理したい方におすすめです。
設定手順:
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バックアップ先となる外付けハードディスクやネットワークドライブを接続
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「コントロールパネル」を開き、「バックアップと復元(Windows 7)」をクリック
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「バックアップの設定」をクリックし、画面の指示に従って保存先のドライブを選択
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バックアップ対象を選択する画面で、「自動選択(推奨)」か「自分で選択する」を選択
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必要に応じて「スケジュールの変更」からバックアップを実行する曜日や時刻を指定し、「設定を保存してパックアップを実行」をクリックすれば完了です。
方法3. OneDriveの「Windowsバックアップ」機能を使う
OneDriveはマイクロソフトが提供するクラウドストレージサービスで、無料で5GBの容量が利用できます。Windows 11では「Windowsバックアップ」という名称で統合され、主要フォルダーをクラウド上に自動同期できます。
設定手順:
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「スタート」メニュー>「設定」>「アカウント」>「Windows バックアップ」を選択
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「フォルダー」の項目を展開し、バックアップしたいフォルダーのスイッチをオンに変更
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バックアップが開始され、以降はファイルが変更されるたびに自動的にOneDriveへ同期されます。
OneDriveを使った自動バックアップは、インターネット環境があればどこからでもファイルにアクセスできる点が大きな利点です。また複数のデバイス間でファイルを共有できるため、パソコンとタブレット、スマートフォンなど異なる端末を使う方にも便利です。
ただし無料プランでは容量が限られているため、大量のデータをバックアップする場合は有料プランへの加入が必要になります。
Part3:サードパーティ製ツールによるバックアップ
より柔軟な復元や高度な管理を求めるなら、専用のバックアップソフトの導入を検討すべきです。
ここでおすすめなのが4DDiG Windows Backupです。
このツールは直感的に操作できるインターフェースを備えながら、かゆいところにも手が届く機能を有しています。
4DDiG Windows Backupの主な特徴は次のとおりです。
- ワンクリックバックアップ
- フルバックアップと柔軟な復元(復元時には特定のパーティションだけを選択して復元することも可能)
- WinPE環境での復元(システムがクラッシュ時にも安心)
- タスク管理ダッシュボード
- 幅広い互換性(Windows 11/10/8.1/8/7に対応し、NTFS、exFAT、FAT16/FAT32などのファイルシステムをサポート)
4DDiG Windows Backupの使い方は以下の通り、とてもシンプルです。
安全なダウンロード
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4DDiG Windows Backup をダウンロードしてインストールした後、ハードドライブをPCに接続します。4DDiG Windows Backupを起動し、「バックアップタスクの作成」を選択してください。
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バックアップしたいパーティションにチェックを入れ、下のファイルアイコンをクリックして、バックアップファイルの保存先を選択してください。 「バックアップ開始」をクリックし、表示されるポップアップウィンドウで「確認」をクリックしてバックアップを開始します。
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PCのバックアッププログラムがバックアップを完了するまで待ちます。所要時間はデータの容量やディスクの読み書き速度によって異なります。また、バックアップ完了後に自動でシャットダウンするよう、スイッチをオンに切り替えることもできます。
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これで、PCのバックアップが正常に完了しました。
まとめ
Windowsの自動バックアップは、標準機能を活用することで手軽に実現できます。
一方でより柔軟な機能を求めるなら、4DDiG Windows Backupの導入をおすすめします。このソフトは、システム全体のフルバックアップから特定パーティションの復元などあらゆるシーンに対応したデータ保護を提供します。
安全なダウンロード
よくある質問
自動バックアップに関してよく寄せられる疑問について、わかりやすく回答します。
1. Windows 11で自動バックアップするにはどうすればいいですか?
Windows 11では、ファイル履歴機能を使って自動バックアップを設定するのが最も簡単です。より高度な管理を行いたい場合は、4DDiG Windows Backupのような専門ツールを活用するとフルバックアップや柔軟な復元が可能になります。
2. Windows 11で無料のバックアップソフトは?
無料で使えるおすすめのバックアップソフトとして 4DDiG Windows Backup があります。システム全体や個別のファイルを簡単にバックアップでき、操作もわかりやすいため、Windows 11環境でも安心して利用可能です。
3. Windowsのバックアップはいつするのがベストですか?
理想的には、パソコンを使用していない時間帯に自動バックアップを実行するのがベストです。例えば、深夜や早朝など、作業に支障が出ない時間帯にスケジュールを設定すれば、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えられます。