Windows 11/10のインストール用ISOファイルを作成する方法

Part1：ISOファイルとは？

1. ISOファイルの種類

ISOファイルは、CDやDVD、Blu-rayなどのディスクの中身を1つにまとめた「ディスクイメージファイル」です。拡張子は「.iso」で、ディスクの構成情報やブート情報も含めて保存できます。 主に以下のような種類があります。

• OSインストール用ISO：WindowsやLinuxなどのインストールメディア。
• ソフトウェア配布用ISO：ゲームやアプリケーションの配布に使われる。
• バックアップ用ISO：既存のディスクやフォルダをアーカイブ化する目的。

2. なぜWindowsのインストール用ISOが必要なのか？

Windowsを再インストールしたいとき、クリーンインストールや修復を行いたいときには、ISOファイルが必要になります。 このファイルをDVDやUSBに書き込むことで、インストールメディアを作成でき、PCを起動してOSを再インストールできます。 また、ISOを保存しておけば、インターネット接続がない環境でもWindowsの再インストールが可能になるため、バックアップとしても非常に便利です。

Part2：Windows 11/10 インストール用ISOファイルの作成手順

WindowsのISOファイルを作成する方法はいくつかあります。ここでは4つのisoファイルの作り方をご紹介します。

方法1：Microsoft公式「メディア作成ツール」を使って作成する方法

Microsoftが提供する「メディア作成ツール（Media Creation Tool）」を使えば、公式の最新ISOファイルを安全に作成できます。

• Microsoft公式サイトの「Windows 10（または11）ダウンロードページ」にアクセスします。

  

• ツールを起動し、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」をクリックします。

  

• 言語・エディション・アーキテクチャを選択。

  

• ダウンロード先を指定し、「保存」をクリックするとプロセスが始まります。

  

• ISOファイルのダウンロードが終わると指定先にファイルが保存されます。

これでwindows11/10のISOファイルが作成されます。信頼性が高く、公式な方法として最も安心ですが、作業工程がやや多く、初心者には少し複雑に感じることもあります。

方法2：4DDiG Partition Managerを使ってISOファイルを作成する方法

もっと簡単にISOファイルを作成したい場合は、「4DDiG Partition Manager」がおすすめです。このソフトは、ディスクの管理やOS移行、パーティション操作だけでなく、Windows ISOファイルの自動ダウンロードとインストールメディアの作成機能も搭載しています。

この方法の魅力は、自分でISOを探す必要がないことで最新バージョンのWindowsを自動的にダウンロードしてくれるため、手間やミスを最小限に抑えられます。初心者でも数クリックで完了できるのが大きなメリットです。

• 4DDiG Partition Manager を起動し、「Windowsのダウンロードとアップグレード」をクリックして、「Windowsのダウンロード」を選択します。

  

• 「イメージのダウンロードのみ」に切り替え、Windows のバージョンとシステムの言語を選択します。 ISO ファイルをダウンロードするパスを選択し、「開始」をクリックして確認します。

  

• 完了したら、選択した場所にある Windows ISO ファイルを確認できます。

  

方法3：Windowsの「DISM」コマンドを使ってISOファイルを作成する方法

上級者向けですが、Windows標準の「DISM」コマンドを使って自分でisoファイルを作成することもできます。 DISM（Deployment Image Servicing and Management）は、Windowsのイメージ管理ツールです。

• ホーム画面の検索欄に「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動させます。

• 以下のDSMコマンドを入力してISOファイルを作成します。

  「Dism /Capture-Image /ImageFile:s:\my-system-partition.wim /CaptureDir:S:\ /Name:"My system partition"」

  

• 完了したら「exit」と入力した後にエンターを押して画面を閉じます。

この方法は柔軟ですが、コマンド入力や構成ファイルの理解が必要なため、中〜上級者向けです。

方法4：既存のDVDやフォルダからISOファイルを作成する方法

すでにWindowsインストールDVDやフォルダ構成が手元にある場合、それをISO化して保存できます。 この場合、「ISO Creator」を使うと簡単です。

• 「ISO Creator」をインストールし起動させます。

• ISOファイルにしたいDVDもしくはフォルダ上で右クリックし、「Create ISO image from disk」をクリックしてください。

  

• 「Taget」箇所で出力先を選び、「Start」をクリックします。

  

• 作成完了するとこちらの画面になるので「close」を押して終了します。

Part3：作成したISOファイルの活用方法

作成したISOファイルは、次のような使い方ができます。

1. DVDやUSBメモリへの書き込み方法

エクスプローラーでISOファイルを右クリックし、「ディスクイメージの書き込み」を選択するだけでDVDへ書き込みできます。これがwindows10などのosでisoからdvdへの書き込みを行う標準的な手順です。

2. DVDインストールメディアからの起動手順

dvd焼くためのisoファイルが完了したら、そのDVDをPCに挿入します。 BIOSまたはUEFI設定で起動順を「DVDドライブ優先」に変更し、再起動するとWindowsセットアップが開始します。

まとめ

Windowsのインストール用ISOファイルは、再インストールや修復時に欠かせない重要データです。Microsoft公式ツールでも作成できますが、より簡単で安全なのが4DDiG Partition Managerです。isoファイルの自動作成からメディア書き込みまでを一括で行えるため、初心者にも最適なツールなので一度試してみてください。

よくある質問

「4DDiG Partition Manager」は、ISOファイルの作成やWindowsのインストールメディア作成に対応した高機能ツールです。無料体験版でもISO作成が可能です。

Microsoft公式のメディア作成ツールを使うか、4DDiG Partition Managerを使えば簡単に作成できます。コマンドを使う上級者向けの方法（DISM）もあります。

isoファイルの作り方はWindows標準機能の「ディスクイメージの書き込み」を使うことででUSB/DVDに安全に書き込めます。