「ドライブレコーダーから消えたデータを復元する方法はありますか?」

「上書き前のドライブレコーダーのデータを復元することは可能ですか?」

2022年5月以降から販売されている新車に関しては、後方にもドライブレコーダーを設置した状態での生産が義務化されており、既存モデルの新車も2024年5月から設置が義務化されます。

今回の記事では、義務化が進んでいるドライブレコーダーにデータ破損等のトラブルが生じた際に、復元できる方法をご紹介していきます。

  1. Part1:ドライブレコーダーのデータが消えた原因
  2. Part2:ドライブレコーダーから消えたデータを復元する方法
  3. Part3:まとめ

Part1:ドライブレコーダーのデータが消えた原因

ドライブレコーダーとは、その名の通り、運転を録画する「録画用のカメラ」です。

録画した内容を保管するために、ドライブレコーダーの中にはSDカードが差し込まれており、膨大なデータを蓄積してくれます。

ドライブレコーダーの記憶媒体はSDカードが主流となっており、スマートフォンなど様々なデバイスのデータ管理にも使われています。

データ保管に大変便利なSDカードですが、何かしらの不具合が生じることで、データを取り出したときに「確認したかった内容が消えている」という報告もされています。

ドライブレコーダーのデータが消えてしまった原因は何なのかについて見ていきましょう。

➀SDカードのシステム障害

挿入したSDカードの仕様がドライブレコーダーに合わないことや、慣れない操作によるミスが原因で、SDカードのシステム障害が発生することがあります。

また、データの書き込み上限を超えると、保存されていたデータが消えてしまいます。 SDカードには、種類ごとにデータ容量(16GB、32GB、64GBなど)が決まっており、保管できる限界があります。

ドライブレコーダーは、車のエンジンを駆動したときに電源が入り、録画(=SDカードへのデータの書き込み)を開始しますので、少しずつデータ容量を使用します。

その中で、SDカードのデータ容量がフルになると、保存されていた古いデータの部分から新しい録画データの上書きをしていく形で保存されるのです。

そのため、後から確認したいデータなどがある場合には、事前にドライブレコーダーのSDカードを取り出して、パソコンやスマートフォンなどにデータを移しておくことで安心できるでしょう。

【容量と録画時間の目安】

  • 16GB=2~3時間
  • 32GB=4~6時間
  • 64GB=8~12時間

※SDカードを高品質のモデルに変更・画質レベルを下げる・SDカードの容量を大きくする(128GB、256GBなど)ことで、さらに録画時間を長くできます。

➁SDカードの破損

SDカードは精密機器の1つです。そのため、気温の変化などには比較的弱く、車内が非常に暑くなる猛暑日や氷点下にもなりうる冬の寒い環境では、劣化が進行していきます。

ただ実際、SDカードの劣化には気づきにくいものです。SDカードはドライブレコーダーの中に格納されているため、大事故に至らない限り、外部からの直接的な損傷はほとんどあり得ないと考えてしまうからです。

このような物理的障害が生じた場合には、専門業者に依頼して直すことが必要となります。

想定外の事故や旅行時の風景動画の撮影などにも活用できるように、こまめなデータチェック、SDカードに触れるときに丁寧に扱うこと、SDカードの定期的な交換(※)をすることを心がけて、劣化の状況確認・破損防止にも繋げていきましょう。

※各メーカーで異なりますが、SDカードの平均寿命は1~2年といわれています。

続いて、万が一ドライブレコーダーからデータが消えてしまった場合に、復元する方法について紹介します。

Part2:ドライブレコーダーから消えたデータを復元する方法

ドライブレコーダーは、録画されたデータを元にして運転中の万が一の事故・トラブル時に、それまでの過程を一部始終としてしっかりとカメラに収め、証拠として残してくれます。

ドライブレコーダー設置の義務化が進み、1人1人が運転に気を付ける意識にも繋がり、事故率の減少や煽り運転などの抑制にも一役買っています。

また、ドライブレコーダーの活用方法として、運転や旅行、景色が好きな人は録画された運転風景を後から確認して、楽しむ方もいるのではないでしょうか。

様々な活用法が考えられるドライブレコーダー。いずれにしても、非常に大切なデータですので、確認したときにシステム障害などによる不具合で消えていたとなれば、非常に悲しくショックを受けてしまいますよね。

そういう場合には、【データ復元ソフト4DDiG】を利用することを推奨しています。

4DDiGソフトでは、簡単3ステップの操作で高速動作により、紛失してしまったデータ形式を高い確率で復元することが可能となります。

写真や動画ファイル、デバイスのウイルス感染により消えたファイルなど、1000種類以上のあらゆる形式のファイルの復元が可能ですので、万が一に備えて導入しておくことをおすすめしています。

4DDiGをインストールして起動後に「ファイルの場所を選択」→「スキャン」→「検出」をすることで簡単にデータを復元することができますよ。

  1. ドライブレコーダーのSDカードをパソコンに挿入します。そして、4DDiGデータ復元ソフトをインストール、起動させます。

  2. ファイルの場所を選択

    ファイルが失われた場所にマウスを置き、「スキャン」をクリックします。

    ファイルの場所を選択
  3. ファイルの検出

    しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。

    ファイルを検出
  4. ファイルのプレビューと復元

    復元するファイルを選択して右側の「プレビュー」をクリックして選択されたファイルを確認できます。そして、右下の「復元」をクリックし、保存場所を指定すると、ファイルがすぐに復元されます。

    ファイルのプレビューと復元
    注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part3:まとめ

今回は、ドライブレコーダーから消えてしまったデータを復元する方法について紹介しました。

事故時の証拠となるデータ、旅行先での運転風景のデータなどがドライブレコーダーから消えてしまっては大きなショックに繋がりかねません。

データが消えた原因を把握しておくことでスムーズな復元への対応も可能になるため、ドライブレコーダーのデータ復元をはじめ、あらゆる復元に対応している4DDiGを活用してみましょう。

4DDiG - Mac/Windows Data Recovery

Tenorshare 4DDiG データ復元

4DDiGは、Windows / Macコンピューターで削除、フォーマット、RAWなどのさまざまな損失シナリオから失われたデータをより高い成功率で回復するための選択肢の1つです。

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