パソコンの突然の故障やシステムトラブルによって、データが一瞬で消えてしまう危険性は常に存在します。そんな事態を防ぐために欠かせないのがバックアップソフトです。
本記事では人気のバックアップソフト「BunBackup」の使い方を解説し、さらに便利な代替ソフト「4DDiG Windows Backup」もご紹介します。
Part1:BunBackupとは?
BunBackupの概要と機能をご紹介します。
1. BunBackupについて
BunBackupは、nagatsuki氏が開発した日本製のフリーバックアップソフトです。シンプルな操作性と高速な処理速度が特徴です。個人ユーザーを中心に、Windows XP時代から幅広い層から支持を集めてきました。
このソフトでは指定したフォルダやファイルを別の場所へ効率的にコピーし、データの安全性を確保することができます。とくに注目すべき点は、バックアップ処理の高速性とミラーリング機能の充実度で、大量のファイルを扱う場合でもストレスなく作業できる設計になっています。
2. BunBackupの機能
BunBackupには多彩な機能が搭載されています。基本的なコピー作業だけでなく高度なバックアップ管理が可能です。
主要な機能
- ミラーリング(バックアップ元とバックアップ先を同じ状態に保つ)
- 世代管理(過去の複数世代のファイルを保持)
- 自動バックアップ(指定した日時に自動実行)
- 他にもログ記録、圧縮保存、暗号化など
これらの機能を使い分けて、用途に応じて柔軟なバックアップができます。
Part2:BunBackupの使い方
ここからはBunBackupを使用する具体的な手順を、順を追って説明します。
手順1:BunBackupのダウンロードとインストール
公式サイトまたは「窓の杜」などの信頼できるダウンロードサイトから、BunBackupのインストーラーをダウンロードします。ダウンロード完了後、インストーラーを実行し画面の指示に従ってインストールを進めれば、数分で準備完了です。
手順2:機能表示設定の初期化
BunBackupを起動したら、まず「設定」メニューから「機能表示設定」を開きましょう。ここで「ミラーリング」にチェックを入れると、ミラーリング機能が有効化されます。ただし、「世代管理」については、通常使用の場合はチェックを外しておくことをおすすめします。
設定完了後、確認メッセージが表示されるので「OK」をクリックしてください。
手順3:バックアップ設定の追加
メニューバーの「編集」から「追加」を選択するか、ツールバーの「+」アイコンをクリックします。表示されるダイアログで、「バックアップ元フォルダ」と「バックアップ先フォルダ」をそれぞれ指定します。
手順4:ミラーリング設定の確認
「詳細ボタン」をクリックして詳細設定を確認します。ミラーリングタブを開き、必要に応じて設定を調整しましょう。誤って必要なファイルを削除してしまうリスクを避けるため、初心者の方はミラーリングを無効にして運用することも検討してください。
手順5:自動バックアップの設定
手動設定ができるようになったら、次は自動バックアップ機能を活用しましょう。「設定」>「機能表示設定」を開き、「自動バックアップ」にチェックを入れます。
その後「設定」>「環境設定」を開くと、「自動バックアップ」タブから自動バックアップを設定できるようになります。
手順6:バックアップの実行
すべての設定が完了したら、メニューバーの「バックアップ」>「バックアップ開始」ボタンをクリックして手動でバックアップを実行してみましょう。処理の進行状況が表示され、完了するとログが記録されます。初回は時間がかかる場合がありますが、2回目以降は差分のみがコピーされるため、処理時間が大幅に短縮されます。
Part3:BunBackupの代替ソフトおすすめ
BunBackupは優れた無料ソフトですが、Windows11での正式対応状況が不透明であったり、一部機能で不具合が報告されることもあります。
より安定性と機能性を求める方には、4DDiG Windows Backupという代替ソフトをおすすめします。
4DDiG Windows Backupは、最新のWindows専用バックアップソフトです。
このソフトには次のような特徴があります。
- 直感的に操作できるシンプルなインターフェース
- ファイル単位からパーティション、ディスク全体、さらにはシステム全体まで、あらゆるレベルでのバックアップに対応
- フルバックアップを取得した後に、必要な部分だけを選択して復元できる柔軟性
- タスク管理ダッシュボードによる一元管理機能
他にもバックアップ完了後の自動シャットダウン設定やWinPE環境からの復元にも対応しています。
BunBackupのような無料ソフトと比較すると有料ではありますが、データの重要性を考えると、プロフェッショナルなサポートと安定性を備えた4DDiG Windows Backupは非常にコストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。
基本的な使い方は次のとおり、とても簡単です。
安全なダウンロード
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4DDiG Windows Backup をダウンロードしてインストールした後、ハードドライブをPCに接続します。4DDiG Windows Backupを起動し、「バックアップタスクの作成」を選択してください。
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バックアップしたいパーティションにチェックを入れ、下のファイルアイコンをクリックして、バックアップファイルの保存先を選択してください。 「バックアップ開始」をクリックし、表示されるポップアップウィンドウで「確認」をクリックしてバックアップを開始します。
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PCのバックアッププログラムがバックアップを完了するまで待ちます。所要時間はデータの容量やディスクの読み書き速度によって異なります。また、バックアップ完了後に自動でシャットダウンするよう、スイッチをオンに切り替えることもできます。
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これで、PCのバックアップが正常に完了しました。
まとめ
本記事ではバックアップソフトBunBackupの基本的な使い方を解説しました。BunBackupは魅力的なソフトですが、より安定したバックアップ環境を求める場合は4DDiG Windows Backupのような専門ソフトの導入を検討してみましょう。定期的なバックアップによるデータ保護が可能になります。
安全なダウンロード
よくある質問
バックアップソフトに関して、よくある疑問にお答えします。
1. BunBackupとは何ですか?
BunBackupは、日本人開発者nagatsuki氏が提供する無料のバックアップソフトウェアです。基本的なバックアップ機能を持ち、多くのユーザーに使用されています。
2. BunBackupの代替ソフトは?
BunBackupの代替としては、4DDiG Windows Backupがとくにおすすめです。Windows11を含む最新環境に完全対応しており、PC全体からファイル単位まで柔軟にバックアップできます。基本機能はもちろん、高度な機能やサポート体制も充実しています。
3. バックアップソフトのBunBackupの動作環境は?
BunBackupの公式な対応OSは、Windows 10/11です。32bit版と64bit版の両方が提供されています。