MKVファイルでは、動画にプラスして音声や字幕なども収録できます。編集していたMKVファイルが消えてしまっては困りますよね?今回は、MKVファイルの復元方法をご紹介いたします。
また、MKVファイルの再生方法もご紹介します。MKVより多くのデバイスと互換性のある(再生できるデバイスやソフトが多い)MP4、あるいはMP3に変換する方法も紹介しますので、ご参考にしてください。
Part1:MKVファイルについて
MKVファイルとは、映像・字幕・音声といった一連のデータを収録でき、データのファイル内での配置を定めたコンテナフォーマットです。拡張子は.mkvで、マルチメディアコンテナフォーマット「Matroska(マトリョーシカ)」の動画向け仕様(Matroska Video)のことです。
MKVでは、ハイビジョンなど高精細な動画を格納できます。また、多くのビデオコーデックやオーディオコーデックに対応しています。Windows 10では、標準でMKVファイルの再生に対応しています。
Part2:MKVファイルの復元&修復方法
高画質動画に付随して音声や字幕も収録できるMKVファイルですが、エラーや破損などで、開かない・編集できないと困りますよね。復元ソフト「4DDiG」を使えば、誰でも簡単にMKVファイルを復元できます。
4DDiGはごみ箱から消したり、外付けデバイスをフォーマットしたりで完全に消えたデータでも復元できます。さらに、動画修復機能を利用して破損したMP4、MOV、MKVファイルを修復できます。ここでは4DDiGでファイルの復元手順を説明していきます。
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4DDiGデータ復元ソフトをインストール、起動します。
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ファイルが失われた場所を選択して、右下にある「スタート」をクリックすると、ファイルがスキャンされます。
そこから復元するMKVファイルを選択していきましょう。復元するデータの選択が終わったら、画面の右下にある「復元」をクリックします。
データの選択が終わったら、画面右下にある「復元」をクリックしてください。あとは自動的にデータが復元されます。
注意:: 保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Part3:MKVファイルとMP4の違い
- MKVの方が高画質動画やHD動画に対応しています。
- MKVの方がMP4より多くのビデオコーデックやオーディオコーデックに対応しています。
- MKVはMP4よりファイルサイズが大きくなる傾向にあります。
- MKVよりMP4の方が対応プレーヤーやデバイス、ソフトが多く汎用性が高いです。
MKVからファイルサイズを圧縮したい、または互換性の高いファイル形式にしたい場合、MP4に変換するのが良さそうです。次では、MKVファイルをMP4など他のフォーマットに変換する方法をご紹介します。
Part4:MKVファイルを他のフォーマットに変換
フォトアプリを使用してMKVファイルをMP4に変換
「VLCメディアプレイヤー」でMKVファイルをMP4に変換
「Convertio」を利用してMKVファイルをMP4に変換
具体的にはMTSファイルをMP4に変換する方法をご参照ください。Part5:MKVファイルの再生する方法
互換性の高いMP4と比較して、MKVファイルは再生方法が限られてしまいます。Windows 10であれば、標準搭載されている「映画&テレビ」というプレーヤーでMKVファイルにも対応しているので再生できます。 また、Part4でもご紹介した「VLCメディアプレイヤー」でも、MKVファイルの再生が可能です。
Part6:まとめ
高画質動画・音声・字幕などを収録できるマルチメディアコンテナフォーマット「MKVファイル」をご紹介しました。フリーでMKVファイルを再生したり、互換性の高いMP4に変換したりできます。万が一、MKVファイルが破損しても4DDiGですぐに復元&修復することも可能です。