削除したデータを復元する6つの方法![Windows 11/Windows 10]

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カテゴリ:Windowsデータ復元|更新日:2024-11-20 14:12:03

Windows11や10のパソコンで失われてしまったデータを復元したい場合、どのような方法があるでしょうか?本記事では削除されたデータを復元できる、いくつかの方法についてご紹介します。

意図して削除したデータから、パーティションの削除やPCクラッシュなどで意図せずに失われたデータまで、状況に応じて様々な方法が選べます。

ここでは外付けHDDやUSB、NASストレージ、そして各種デジタル機器で使われるSDカードのデータの復活も対象としています。ぜひご自身に使いやすいものを探して試してみてください。

Part1.消えたデータを復元できる・できないケース

消えてしまったデータには復元できるものと、残念ながら完全に復元することができないものがあります。ここではそれらのケースについて場合分けします。

次のような場合は比較的復元しやすいです。

復元できるケース

  • 重要なデータを間違って消した
  • ごみ箱を空にした
  • 意図しない上書き

復元できないケース

次のような場合、復元は難しくなります。

  • データ更新して保存せずに閉じてしまった
  • 長時間前にデータを削除した

Part2.削除したデータを復元する方法

消えてしまったデータをどうやって復活させるかですが、いくつかの解決策がありますのでそれぞれご説明します。どれが適切かは状況によりますのでご注意ください。

方法1.ゴミ箱から削除したデータを復元する

ゴミ箱フォルダの中にあるデータは、何もしなければ削除日から30日の間は保持されます。その間でしたら下記の手順で元に戻すことができます。

  • デスクトップ上にあるごみ箱を開く
  • ファイル名を右クリック→「元に戻す」を選択

    元に戻す

方法2.バックアップが残っていないか確認する

削除したファイルがゴミ箱にない場合など上記で復元できなかった時でも、バックアップから復活させることができる場合があります。バックアップ元として以下のケースが考えられます。

  • 別ファイルとして別の場所に保存してある
  • 外部HDDなどの別ドライブ
  • クラウド上のオンラインサーバ

例えばPC内を検索することでそのようなファイルの有無が確認できます。手順は次の通りです。

  • タスクバーの「エクスプローラー」アイコンをクリック
  • 「PC」を選択し、「PCの検索」欄にファイル名を入力

    PCの検索

しばらく待つと、バックアップがあれば該当するファイルが一覧で表示されます。

方法3.「以前のバージョン」で復元する

PC内のファイル名検索で引っかからなかった場合でもWindowsが持つ「以前のバージョンの復元」機能で復元できるかもしれません。

手順は次の通りです。

  • 「エクスプローラー」画面の「デスクトップ」上で右クリック→「プロパティ」を選択
  • 上部のタブから「以前のバージョン」を選択

    以前のバージョン
  • 「フォルダーのバージョン」欄で復元する版を選んで「復元」をクリック

これはWindowsが自動的に保存した日時の版を使用するものです。設定によっては以前のものが存在せず、「フォルダーのバージョン」欄には何も表示されていない場合があります。その時は別の方法を参照してください。

方法4.ファイル履歴で復元する【事前準備要】

Windows11および10は「ファイル履歴」機能を備えています。これがオンになっていれば、ファイルが復元できるかもしれません。ファイル履歴機能がオフの状態で削除されたデータは、別の方法で復元することになります。事前にオンにする手順は以下のようになります。

  • 「スタート」→「すべてのアプリ」→「Windowsツール」→「コントロールパネル」をダブルクリックで開く
  • 「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」をクリック
  • 「ドライブの選択」を選択

    「ドライブの選択」を選択
  • 利用できるドライブ列からドライブを選択し、「オンにする」を選択

これで事前準備が完了となります。ここからはファイル履歴に保存されたデータを使ってファイル復元をする手順です。

  • 「スタート」→「すべてのアプリ」→「Windowsツール」→「コントロールパネル」をクリック
  • 「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」を選択
  • 「個人用ファイルの復元」を選択

    「ドライブの選択」を選択
  • 復元するファイルもしくはフォルダーを選択して「復元」をクリック

以上で復元処理が完了します。

方法5.システムの復元ポイントを使う【事前準備要】

復元ポイントはシステムの状態を復元するものです。この方法はあらかじめ復元ポイントを作っておいて、必要に応じてそこから復元するというものです。

  • 「スタート」→「すべてのアプリ」→「Windowsツール」→「コントロールパネル」をダブルクリックして開く
  • 右上の検索欄に「復元ポイント」と入力して検索実行し、「復元ポイントの作成」を選択

    復元ポイントの作成
  • 「システムの保護」タブを選択し、「構成」→「システムの保護を有効にする」→「OK」とクリックしていく
  • 「作成」を選択

    復元ポイントの作成が完了
  • 復元ポイントの識別に使う説明文を入力し「作成」をクリック

以上で復元ポイントを使うための前段階が完了となります。次はここからシステムを復元する手順です。

  • 「コントロールパネル」で「復元ポイントの作成」を入力して検索
  • 「システムの復元」を選択

    システムの復元
  • 「システムの復元」ダイアログが表示されるので「次へ」をクリックし、流れに従って完了まで進む

以上で「復元ポイント」機能を用いてファイルが復元できたことになります。

方法6.データ復元ソフトを使う

より簡単で確実な方法として、専用のソフトウェアであるTenorshare 4DDiGを使うやり方をご紹介します。対応できるケースが多く、わかりやすいUIと少ないステップ数で復元できますので初心者の方にも安心してお使いいただけるかと思います。

実際の手順を以下にご紹介しますので、データの復元にお困りでしたら参考にしてみてください。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

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  • スキャン対象の選択:

    Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、パソコン上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択して、スキャンします。

    「スキャン」
  • ファイルのプレビュー:

    削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルのプレビュー
  • 復元場所の選択:

    復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。

    復元場所の選択
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part3.【予防策】大切なデータは守ろう

データの取り扱いは後悔してからでは遅いです。間違って削除したり、削除した後に後悔したりすることのないよう事前に大切なデータは保護するようにしましょう。

誤削除やウイルスによる論理的なものから停電や破損、災害などの物理的なものまで、考える対象は幅広く存在します。そのような中でできる限りデータを守るとしたら、クラウドサービスに頼ることも一つの手です。

Google DriveやOneDriveなど個人でも使いやすいものからビジネス用途のクラウドストレージまで、用途に合わせて利用するようにしましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?本記事ではWindows11/10で削除されたデータを復元する6つの方法をご紹介しました。

状況に応じて適切な方法を選ぶ必要がありますが、Tenorshare 4DDiGはもっとも幅広いケースに対応しているので多くの方におすすめできます。

Tenorshare 4DDiGは内蔵、外付け両方のデバイスに対応している上にファイルの種類も問いません。よくあるごみ箱からの復元だけでなくPCクラッシュの復旧にも対応できますので、ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。

村上星奈 (編集者)

データ回復、Windows および Mac 関連の問題に関する執筆を専門としており、多くの人々にコンピュータの問題に対する効果的な解決策を提供してきました。

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