消えたデータを復元する方法とは?復元の手順や注意事項 [Windows 11/Windows 10]

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カテゴリ:Windowsデータ復元|更新日:2024-04-17 16:24:58

消えたデータを復元したい!と思ったことはありませんか?

でも一回データを消してしまったから復元できないような気がしますよね?しかし、消えたデータを復元させる方法はいくつかあります。

ここでは、消えたデータを復元する方法について解説します。

Part1.データを復元する前の注意事項

①データの上書きを避ける

データ復元の最も重要なステップは、上書きを防ぐことです。消えたと思われるデータは、実際にはまだドライブ上に存在していることが多く、新しいデータによって上書きされるまでは復元が可能です。上書きを避けるためには、以下の対策を講じる必要があります。

  • 1.データ損失が発生したドライブの使用停止:データ損失が確認された直後に、そのドライブの使用を直ちに停止しましょう。これには、ファイルの保存やソフトウェアのインストール、インターネットのブラウジングも含まれます。
  • 2.外部ドライブの利用:復元作業を行う際は、消失したデータが存在したドライブとは別の外部ドライブを使用することを推奨します。これにより、元のデータが上書きされるリスクを最小限に抑えられます。
  • 3.専門的なソフトウェアの利用:データ復元には、専門的なソフトウェアを使用しましょう。これらのソフトウェアは、データを安全に復活させるために設計されています。

②バックアップの確認

データ復元の前に、バックアップの有無を確認することも重要です。バックアップが存在する場合、復元プロセスは大幅に簡単かつ安全になります。以下のステップでバックアップを確認しましょう。

  • 1.自動バックアップの確認:多くのシステムやクラウドサービスでは、定期的な自動バックアップが行われます。Windows 10や11では「ファイル履歴」の設定を確認して、過去にバックアップされたデータがないか調べましょう。
  • 2.外部バックアップデバイスの確認:外部ハードドライブやUSBドライブなど、物理的なバックアップデバイスが使用されている場合は、そこに保存されているデータを確認してください。
  • 3.クラウドストレージサービスの確認:Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどのクラウドサービスを利用している場合、これらのプラットフォーム上で過去にアップロードしたファイルがバックアップされている可能性があります。

Part2.Windows 11/Windows 10でのデータ復元手順

手順1.パソコンから削除したファイルを確認する

削除されたファイルは、まずはゴミ箱から確認することから始めます。ゴミ箱にファイルがまだ存在していれば、簡単に復元できます。

手順2.Windows10のファイル履歴を利用する

Windows 10では「ファイル履歴」機能を用いて、過去に保存されたファイルのバージョンを復元することができます。この機能を使うには、事前に設定しておく必要があります。

  • ファイル履歴を開く

    「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」→「ファイル履歴を追加」の順に進みます。

    ファイル履歴を追加
  • 外部ドライブの接続

    ファイル履歴は外部ドライブに保存されるため、USBや外部ハードドライブを接続しておく必要があります。

  • ファイル履歴の確認

    「ファイル履歴を使用してバックアップからファイルを復元する」オプションを選択し、必要なファイルを探します。

    ファイル履歴を使用
  • ファイルの復元

    復元したいファイルを見つけたら、それを選択し「復元」をクリックします。

手順3.データ復元ソフトを使用する

Tenorshare 4DDiG」を使ってデータを復元させる方法もあります。Tenorshare 4DDiGはWindows専用のデータ復元ソフトで、元のファイルに上書きをしない形で復元させるので100%安全に復元させることができます。パソコン内のスキャンまでなら無料でできるので、ノーコストでいざという時に備えることができます。

また、パソコン以外の外付けディスクなど周辺機器のデータも復元させることができます。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

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  • スキャン対象の選択:

    Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、パソコン上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択して、スキャンします。

    「スキャン」
  • ファイルのプレビュー:

    削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルのプレビュー
  • 復元場所の選択:

    復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。

    復元場所の選択
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

Part3.データを復元した後の注意事項

①データのバックアップ

データ復元後、最も重要なステップの一つがデータのバックアップです。これにより、将来的なデータ損失に備えることができます。

②セキュリティソフトウェアの実行

データ損失の原因がマルウェアやウイルスによるものである可能性があるため、セキュリティソフトウェアの実行が不可欠です。

③データの保存先の変更

復元したデータを同じ場所に保存すると、再度のデータ損失リスクが高まります。そのため、データの保存先を変更することを推奨します。

まとめ

ここまで、消えたデータを復元する方法について解説しました。

データはいつ消えるか分からないものなので、ここで紹介したやり方をきちんとおさえておくようにしましょう。

Tenorshare 4DDiGを使ったやり方が一番簡単で確実なので、パソコン初心者の方でも復元させることができます。

加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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