ファイルとフォルダの利用方法は、パソコンでデータを整理する際に必要となる基本中の基本の知識。しかし、それぞれの違いや役割を改めて問われると、はっきり答えられない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ファイルとフォルダの違いや役割を詳しく解説し、さらに誤って削除した場合の復元方法までご紹介します。ファイルやフォルダの管理方法をおさえておけば、日常のパソコンを使った作業の効率が上がりますよ。
ファイルとフォルダの違いや意味
ここではファイルとフォルダの違いやそれぞれの言葉の意味を解説します。パソコンのデータの整理の基本となる知識なので、しっかりと理解しておきましょう。
1．ファイルとは？
ファイルとは、もともと英語で「書類」を意味する単語です。パソコンでも、データやプログラムなど情報が保存された「書類」のようなものを表します。たとえば、文章データの「Wordファイル」や写真の「JPEGファイル」などがあります。
ファイルには大きく分けて、以下の2つの種類があります。
- ①プログラムファイル：プログラムファイルは、アプリケーションやソフトウェアが格納されているファイルです。たとえば、Windowsでの「.exe」形式のファイルや、Macの「.app」形式のファイルなどがあります。プログラムファイルは、通常ユーザーが直接編集することはありません。
- ②データファイル：データファイルは、ソフトウェアを通してユーザーが作成した文章や画像、表計算データなどが保存されるファイルです。プログラムファイルと違い、データファイルはそれ自体が動作することはありません。
補足:ファイルの拡張子
ファイル名の後ろについている「.exe」や「.jpg」などを「拡張子」と呼び、拡張子によってファイルの種類が分かります。たとえば、以下のような拡張子がよく使われます。
- 拡張子
- ファイルの種類
- .txt
- テキストファイル
- .docx, .doc
- Word文書
- .xlsx, .xls
- Excelシート
- .exe, .app
- 実行ファイル
- .mp4, .avi
- 動画ファイル
2．フォルダとは？
フォルダは、もともとは英語で書類(ファイル)をまとめておく文具(紙挟み)のことです。そこから、パソコンではファイルなどをまとめて整理する「入れ物」を表します。
フォルダの入れ物
文具のフォルダとは異なり、パソコンのフォルダの中にはさらにフォルダを作成することもできます。これを「サブフォルダ」と呼びます。フォルダを入れ子にすれば、階層化されたより複雑なデータの管理が可能です。
3．ファイルとフォルダの違い
ファイルとフォルダの違いをまとめると次の通りです。
- ファイル :情報そのもの。データやプログラムが保存される
- ①フォルダ :情報を収納するための箱。ファイルやフォルダが格納される
パソコンでファイルとフォルダの作り方
ここではパソコンでファイルとフォルダを作る方法を解説します。パソコンを管理する上で重要な操作なので、ぜひマスターしておきましょう。
1．ファイルの作り方
アプリで初めて編集したファイルを作成するには、「ファイル」メニューから「保存」を選択して保存すれば、パソコン上に編集したファイルが作成されます。また、一度保存したファイルは、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択すれば別のファイルとして保存され、新たにファイルが作成されます。
アプリを使わずに新しいファイルを作成することも可能です。Windowsであれば、エクスプローラーのメニューから「新規作成」を選べば、インストールされているアプリに応じてさまざまな形式のファイルを作成できます。
2．フォルダの作り方
新しいフォルダはエクスプローラーのメニューから「新規フォルダ」を選択すれば作成できます。
作成するとフォルダの名前の編集モードになるので、名前を入力してエンター・キーを押し確定させてください。
パソコンで消えたファイルとフォルダを復元する方法 🔥
ファイルやフォルダを整理していると、どうしても誤操作で削除してしまうことがあります。ファイルやフォルダがゴミ箱やバックアップに残っていれば、そこから復元可能です。しかし、たとえ残っていなくても、データ復元ソフトを使えば、削除したファイルも復元できることがあります。
以下では復元ソフト「Tenorshare 4DDiG」を用いたファイルとフォルダの復元方法を解説します。「Tenorshare 4DDiG」は初心者でも使いやすく、無料でダウンロードできるにもかかわらず2,000種以上のファイルの復元に対応したおすすめのソフトです。
安全なダウンロード
- ハードディスクをスキャン:
Tenorshare 4DDiGが起動後の画面で、復元したいファイルとフォルダが存在するドライブやパーティションを選択します。「スキャン」をクリックします。
- ファイルとフォルダをプレビュー:
しばらく待つと、指定した場所にあるすべてのファイルが表示されます。復元前にプレビュー機能を提供します。写真、ビデオ、ドキュメント、ムービーなど、さまざまなファイルをプレビューできます。
- ファイルとフォルダを復元:
右下の「復元」をクリックし、復元したファイルの保存場所を選択し、例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
まとめ
パソコンを効率的に使いこなすためには、ファイルとフォルダの違いや役割の理解が大切です。その上で名前の付け方やフォルダ階層の整理を行っておけば、普段のパソコン作業をスムーズに進められます。
さらに、万が一ファイルやフォルダを削除してしまっても、復元方法を知っておけば安心です。特に「Tenorshare 4DDiG」を使えば簡単にファイルを復元できます。
本記事を参考にすれば、きっとパソコンのデータをより効率よく便利に利用できるようになるでしょう。
