USBメモリがパソコンで認識しない! データを復旧させる方法について

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カテゴリ:Windowsデータ復元|更新日:2024-12-14 15:36:47

USBメモリをパソコンのUSBポートに挿しても、認識しない、反応しない、データを読み込まないなどの場合があります。そうなると非常に困りますが、まず原因を考えてみる必要があります。 原因を探ったうえで、対処法を見つけて、データを復旧・復元しないといけません。

そこで今回は、USBメモリが認識しないの原因がどうなっているのか、どのように対処すべきか、どのようにデータを復元するかなどをまとめてみました。USBメモリのようなメディアが認識しなくても解決策はあるので、慌てないことです。

Part1:USBメモリをパソコンに接続しても認識しないのはなぜ?

usbメモリをパソコンに接続しても認識しない、反応なしとなるのはどうしてなのでしょうか。原因を考えてみましょう。

原因1.パソコンの故障やシステムエラーでUSBが反応しない

USBメモリをパソコンが認識しない、反応しない、データを読み込まないなどの場合、USBメモリ側ではなく、パソコン側に故障やシステムエラーが起きているためというケースもあります。 パソコン側でUSBメモリを認識する機能に不具合が起きているために、反応なしとなるのです。 この場合は、他のパソコンにUSBメモリを接続してみれば、すぐに分かります。最初のパソコンの方が故障かシステムエラーを起こしているということです。

原因2.USBメモリの寿命または物理的な破損がある

USBメモリが寿命を迎えている、物理的に破損しているなどの場合は、パソコンで認識できず、反応なしとなります。 USBメモリの寿命は製品の種類や使用方法、読み込み回数などによっても変わりますが、大体3年くらいだと言われています。 USBメモリが寿命を迎えると、突然認識されなくなったり、データの読み込みができなくなったりします。 強い衝撃を与えたり、水没させたりすると、USBメモリが破損し、パソコンで認識しない、反応しないなどの症状が生じることもあるでしょう。 「コントローラーチップ」や「メモリチップ」という部分が変形・破損・腐食するためです。

原因3.論理障害によるUSBデータが読み込まない

論理障害とは、USBメモリのシステムファイルが壊れている状態のことです。論理障害の原因としては、次のようなことが考えられます。

自分でうっかりデータを消した、データを上書きしてしまった、hddを初期化してデータを消した、パソコンがウイルスに感染してデータが消えたなどの場合も論理障害に含まれます。 論理障害の症状としては、次のようなものがあります。

  • 読み書き中にusbメモリを抜き差しした
  • 電源が急に落ちた
  • BIOSの設定が無効
  • マルウェア感染
  • 誤ってフォーマットした

論理障害によりUSBメモリが反応なしとなることはよくあります。

Part2:USBメモリを認識できない場合の対策

USBメモリをパソコンが認識しない、反応しない、データを読み込まないなどが起きては困りますが、そのようなときの対処法を考えてみましょう。

対策1.セーフモードで起動してUSBメモリを再び認識する

USBメモリが認識しない場合の対処法1は、セーフモードで起動することです。セーフモードで起動することで、復旧・復元・復活することがあります。 セーフモードの起動手順は以下のようになります。

  • 画面左下の「スタート」ボタンをクリックし、「電源」アイコンをクリックする

  • Shiftキーを押しながら、「再起動」をクリックする

  • 「トラブルシューティング」、「詳細オプション」の順にクリックする

  • 「スタートアップの設定」を選択し、「再起動」をクリックする

  • 再起動後、スタートアップオプションのリストが表示されるので、キーボードの「4」または「F4」キーを押すとセーフモードで起動する

    セーフモード

対策2.BIOSの設定を初期化してUSBメモリを読み込む(Windowsの場合)

Windowsのパソコンの場合、USBポートに関する設定がBIOS上でコントロールされています。もしこの設定で、USBポートが無効になっていると、 USBメモリが認識されない、反応しないという状態になります。この場合は、BIOSの初期化で復旧・復活する場合があるので、手順を紹介しましょう。

  • BIOS画面を開く(Windowsを再起動し、ロゴが現れたら、F2やDelとキーなどを連打する)

    BIOS
  • 次に「F9」キーを押すと「Load Optimized(Setup) Defaults?」という、デフォルト値に関するメッセージが出てくるので「Yes」と選択する

  • 次に「F10」キーを押し、「Save configuration and reset?(Exit Saving Changes?)」というメッセージが表示されるので「Yes」を選択する

    BIOSの選択
  • 以上でBIOSが初期化されます。

対策3.Windows Power Shell、またはコマンドを使用しディレクトリを修復する

Windows Power Shell、又はコマンドプロンプトを使用すると、破損したディスクやファイルを復元・復旧できることがあります。手順は以下の通りです

  • 最新版のWindows Power Shellをインストールする(.msiと記載されたもの・コンテキスメニューに表示されるようにしておく)

  • Windows Power Shellを立ち上げ、「diskpart」と入力し、Enterキーを押す

  • 続いて、「list disk」と入力して、Enterキーを押す

    Windows Power Shellを立ち上げ
  • 3で表示されたディスク情報から、USBメモリのディスク番号を確認

  • 「select disk x」と入力し、Enterを押す(xはUSBメモリのディスク番号、画像では「2」)

  • 「clean」と入力し、Enterキーを押す

    Windows Power Shellのキー

これでUSBメモリの初期化ができ、認識する場合があります。 ただし、大事なデータが入っているときは、初期化しないでください。

対策4.PRAMをリセットしてUSBメモリを読み込む(Macの場合)

今度はMacでUSBメモリが認識しない、反応しない場合の対処法を紹介します。 最初の方法はPRAMをリセットするというものです。PRAM(またはNVRAM)はMacの基本的な設定情報が書き込まれているメモリです。 ここをリセットする手順は以下のようになっています。

  • Macをシャットダウンする

  • 電源を入れ「option+command+P+R」4つのキーを同時に押し続ける

  • Appleのロゴが2回点滅、もしくは20秒経ったら指を離す

    PRAMをリセットし

対策5.SMCをリセットしてUSBメモリを認識する(Macの場合)

次のMacにおけるUSBメモリが認識しない場合の対処法は、SMCのリセットです。SMCはMacの電源周りを制御・管理する機能で、リセットすることで不調が回復することがあり、USBメモリが認識するようになることがあります。 ただし、Apple シリコン搭載のMac、Apple T2 チップ搭載のMac、そしてそれらを搭載していない旧型のMacでリセット方法が異なります。 ここでは、Apple シリコン搭載の Macの場合を例に挙げてみましょう

  • Macをシャットダウンする

  • Macが完全にシャットダウンしたら、電源アダプタをMacから外す

  • 電源アダプタを外した状態で、少なくとも10秒間待つ

  • 10秒以上経過したら、電源アダプタをMacに再接続する

  • Macを起動する

Part3:認識しないUSBメモリのデータを復旧する方法

パソコンでUSBメモリを認識しなくなって一番困るのはデータを読み込まないで取り出しができなくなることです。そのようなときにどのようにデータを復旧・復活させればいいのかをまとめてみました。

方法1.データ復元ソフトで認識しないUSBメモリを復旧する

パソコンでUSBメモリが認識せずにデータの取り出しができないときは、データ復元ソフトで復旧できる場合があります。 様々なデータ復元ソフトがありますが、ここで取り上げるのは「4DDiG Windowsデータ復元」。反応しないUSBメモリ等のメディアから高度なデータ取り出しを実現します。 「4DDiG Windowsデータ復元」はWindowsに対応し、システムクラッシュ、フォーマット、データの破損、悪質なウイルスなどによって消えたデータを復元・復活させます。

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  • USBメモリをスキャン:

    Tenorshare 4DDiGの公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、パソコン上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。復元したいデータが存在するUSBメモリを選択して、スキャンします。

    「スキャン」
  • USBメモリのファイルをプレビュー:

    USBメモリから削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。

    ファイルのプレビュー
  • USBメモリのファイルを復元:

    その後、復元したいファイルにチェックを入れて、復元したファイルの保存場所を選択して、復元作業を実行します。

    復元場所の選択
    注意:

    保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。

方法2.データ復旧サービスに依頼してUSBメモリを復元する

USBメモリが認識しない、反応しないなどの場合には、データ復旧サービスを利用することでデータの復元・復活が可能になることがあります。 状況にもよりますが、壊れたUSBメモリやデータを読み込まないUSBメモリ等のメディアから専門家が高度な技術を使って、復旧させたり、データの取り出しをしたりします。 自分で認識しないUSBメモリに対する対処がうまくできない場合は、データ復旧サービスを利用してみましょう。

Part4:認識しないUSBを復旧するに関するよくある質問

質問1.認識しないUSBからデータを復元できる無料アプリは?

あります。いろいろなアプリがありますが、すでに紹介した「4DDiG Free版」は優れたアプリです。写真、動画、文書、音声など2,000種類以上のファイルタイプのデータ復元にも対応。 USBメモリだけでなく、SDカード、ノートPC、内蔵・外付けHDD、NASストレージなどのメディアからのデータ復元もできます。 これ1つインストールしておけば、いざとなったときに安心です。

質問2.認識しないUSB向け、データ復旧業者の選び方は?

認識しないUSBメモリのデータ復旧業者を選ぶ際は、次のようなポイントを押さえておきましょう。

  • 完全成果報酬型の業者を選ぶ:成果が出なければ、料金が発生しない
  • メディアデータ復旧実績が多い業者を選ぶ:信用できる
  • 復旧スピードの速さで選ぶ:特急サービスを提供している業者もある
  • セキュリティ対策がしっかりしている業者を選ぶ:プライバシーマークやISO認証の認定を得ているか確認する

まとめ

今回は、パソコンが認識しないUSBメモリの原因と復旧・復活の方法を解説しました。 USBメモリには寿命があるほか、破損などが起きることもあります。そうなると、パソコンが認識しないで、反応しないということも起こりえます。 そのようなときに大切なデータの取り出しができなくなると、業務に差し障りが生じることもあるでしょう。

そこでこの記事で説明した方法を試してみてください。どうしても自分で対処できないということなら、専門の業者に依頼することもできます。 USBメモリが認識しないと慌ててしまうでしょうが、対処法を講じれば復旧・復活の可能性はありますから、冷静に対処しましょう。

Windowsパソコンを使っているのなら、4DDiG Windowsデータ復元ソフトもおすすめです。写真、動画、文書、音声など2,000種類以上のデータを簡単に復元可能。 様々なシーンで削除されたUSBメモリのデータの復元ができますから、ぜひご利用になってください。

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加藤篤人 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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