Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)にSDカードは必要なのかどうか、対応するカードの種類や選び方、注意点、データの移し方を解説します。また、SDカードに関するよくある疑問にも回答します。Switchはダウンロードソフトを利用すると本体容量が圧迫されるため、SDカードをうまく利用する必要があります。その使い方を詳しく解説。これからSDカードを用意する人も、すでに使っているけど不安がある人も、ぜひ参考にしてください。
Nintendo SwitchにSDカードは必要?
結論から言うと、多くのユーザーにとってSDカードはあったほうが便利です。Switch本体の保存容量は標準で32GB(有機ELモデルは64GB)です。しかし、システムデータが含まれるため実際に使えるのはそれより少なくなります。
ゲームソフトは、一般的に数GBから十数GBの容量を必要とします。ダウンロード版のゲームを購入したり、追加コンテンツ(DLC)を多く利用したりする場合、本体ストレージだけではすぐに容量が足りなくなってしまうでしょう。そのため、SDカードを使ってストレージを拡張しておくと、より快適にSwitchを楽しめます。
Nintendo SwitchのSDカードの種類と選び方
Nintendo Switchに対応しているSDカードと、おすすめのSDカードは次の通りです。
1.Switchに対応しているSDカードの種類
Nintendo Switchは以下のmicroSDカードに対応しています。
microSD(最大2GB)
microSDHC(4GB~32GB)
microSDXC(64GB~2TB)(要本体更新)
microSD Expressカード(64GB~2TB)(Switch 2)
おすすめはmicroSDXCです。値段が少し高くなってしまいますが、それ以外のSDカードでは容量が小さく、あまりゲームを保存できません。
2.SwitchにおすすめのSDカード
Nintendo Switch用にSDカードを選ぶポイントは以下の3つです。
- 容量: 256GB以上がおすすめ。ゲームを多くダウンロードするなら、容量の大きなカードを用意しましょう
- 速度: UHS-Iに対応している、なるべく読み込み速度が速い(60MB/秒以上)もの。ただしSwitchはUHS-IIには非対応
- 信頼性: 任天堂ライセンス商品や大手メーカーの製品が安心です
Nintendo SwitchでSDカードを使う際の注意事項
ここではSwitchのSDカードの使い方について、注意すべきポイントを解説します。
1.セーブデータはSDカードに移せない
Switchでは、ゲームのセーブデータは本体メモリーのみに保存されます。SDカードに保存・移動することはできません。SDカードに保存できるのは次のデータです。
ダウンロードしたゲームやDLCなどのデータ
画面のスクリーンショットや動画
セーブデータをバックアップするには、「セーブデータお預かり」機能を利用する必要があります。また、Switchから別のSwitchにセーブデータを移動させるには「セーブデータの引っ越し」機能を使用します。
2.microSDXCカードを使用する場合は本体更新が必要
初めてmicroSDXCカードを使うときは、本体の更新が必要です。インターネットに接続していれば自動で更新されます。HOMEメニューの設定から手動で更新することも可能です。
3.フォーマットするとSDカード内のすべてのデータが消える
SDカードをフォーマット(初期化)すると、保存していたソフトや画像などはすべて消去されます。必要なデータは事前にバックアップしましょう。ただし、データを上書きしていなければ、あとで解説するように「Tenorshare 4DDiG」のようなデータ復元ソフトを使うとデータを取り戻せます。
Nintendo Switch内蔵メモリからSDカードにデータを移す方法
Switchでは、ゲームソフトのデータ(再ダウンロード可能なもの)や画面の画像・動画をSDカードへ移動できます。システムバージョンが10.0.0以降での手順は次の通りです。
ゲームなどのソフトのデータ
ソフトのデータは、HOMEメニューから「設定」、「データ管理」と進み、「本体/SDカード間のデータ移動」を選ぶと、データが移動できます。

画像や動画のデータ
ゲーム画面などを撮影した画像や動画のデータは、HOMEメニューから「設定」、「データ管理」と進み、「画面写真と動画の管理」を選ぶと、データが移動できます。

SDカードから消えたデータを復元する方法
SDカードには保存容量に限りがあるため、新しいゲームなどを保存する際に既存のデータを削除することはよくあります。その結果、誤って大切なデータを消してしまうケースも珍しくありません。そんなときでも、SDカードデータ復元ソフトを利用すれば、削除したデータを取り戻せる可能性があります。
復元ソフトのなかでもおすすめなのが「Tenorshare 4DDiG」。SDカードをパソコンに接続し、ソフトを起動すれば3ステップで簡単にデータを復元できます。スキャンも高速で大容量のSDカードでも素早く目的のファイルを検索。WindowsとMacに対応し、しかも無料でダウンロードできます。
Tenorshare 4DDiG を起動し、SwitchからSDカードを取り出し、をパソコンに接続して選択し、スキャンします。
しばらく待つと、SDカードから消してしまったファイルが表示されます。復元前に、スクリーンショットと動画などのファイルをダブルクリックすることによりプレビューが可能です。
復元したいファイルを選択し、SDカード以外の保存場所を選択します。例えばOneDriveまたはGoogle Driveなどのクラウドディスクに保存することを検討してください。
注意:
保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
Nintendo SwitchのSDカードに関するよくあるご質問
ここではNintendo SwitchでSDカードを利用するときに、よく疑問に思われることに対する回答をご紹介します。
1.データはSwitch本体とSDカードどっちに保存するのがいい?
どちらにもメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。基本的には、本体の容量が不足した場合にSDカードを併用します。
Switch本体の方が読み込み速度はやや速い傾向にありますが、高性能なSDカードであれば十分な速度が出るため、体感的な差はあまりありません。 また、SDカードは本体よりも大容量のものが多く、ゲームや写真・動画などを多く保存したい場合に適しています。一方で、セーブデータは本体にしか保存できないという制約もあります。
2.SwitchのSDカードは何GB必要ですか?
一般的に、Switchのゲームの容量は1本あたり数GBから十数GB程度です。近年ではゲームのクオリティ向上により、必要な容量も増加する傾向にあります。そのため、多くのゲームをダウンロードしてプレイする場合は、少なくとも256GB以上の容量が必要でしょう。
3.スイッチのSDカード容量がいっぱいになったらどうすればいいですか?
不要なソフトや写真・動画を削除するか、より大容量のSDカードに差し替える必要があります。「SDカード変えたらデータ消える」という場合は、ゲームソフトを再ダウンロードしてください。
まとめ
ソフトのダウンロードをよくする人にとっては、SDカードの追加がほぼ必須です。記事で紹介したように、Nintendo Switchに適したSDカードを選べば、ストレージの不安なくゲームを楽しめます。もしデータを誤って削除してしまっても、「Tenorshare 4DDiG」のような復元ソフトを使えばデータを取り戻せます。
本記事がNintendo SwitchのSDカードの必要性や選び方・使い方の参考になったら、ぜひSNSで「いいね」やコメントを残して共有してください。いただいたご意見は今後の記事の参考にさせていただきます。