質問「時々、Macがフリーズしていたのですが、最近はフリーズが頻発して困っています。Macのフリーズに対処する方法はありますか」
Macがフリーズすると作業が進まず困りますよね。Macのフリーズは放置すると頻発するようになることがありますので、フリーズし始めた時点で対処しておくと安心です。今回は、Macがフリーズする原因と対処法をご紹介します。
パート1:Macがフリーズ・固まるの原因
Macがフリーズする(固まる)主な原因を4つ挙げていきます。
原因1:Macが高負荷な作業を行っている(熱暴走)
Macに大きな負荷がかかる作業をしていたり、熱い場所で使用していたりするとメモリやCPUなどの部品が高温になって熱暴走の状態となり、Macが固まる、カーソルが動かないなど様々な不具合が起きることがあります。
原因2:サードパーティ製のアプリを使用している
Appleが公式に提供しているアプリではなく、サードパーティ製のアプリを使用しているとMacと相性が悪くフリーズなどの誤作動を引き起こす危険性があります。
原因3:パソコンの物理的な故障によるフリーズ
内部ストレージのHDDやSSDといった部品が物理的に故障すると、Macがフリーズしたり、強制終了できないなどのトラブルが起きるケースがあります。
原因4:Macのメモリ不足
ブラウザで複数のタブを開いたり、大量にメモリを消費するソフトウェアを使用したりなどMacのメモリに負荷がかかるとフリーズが頻発する原因になります。
パート2:Macがフリーズした時に最初にする対処法3選
Macがフリーズした時は、次の対処法を試してみてください。
対処法1:何もせずにMacをスリープ状態にする
Macがフリーズする場合、最も頻度の多い原因はCPUにかかる大きな負荷です。MacのCPUにかかっている大きな負荷が原因で固まるのであれば、Macをスリープ状態にしておくと実行中の処理が完了し、フリーズは改善されるはずです。
スリープ状態にするには「Option」キーと「Command」キーと「メディア取り出し」キーを同時に押してください。MacBookのユーザーはディスプレイの蓋を閉じてスリープ状態に入れ、アクセスランプが消えたらスリープを解除してMacがフリーズしなくなるか確認してみます。
対処法2:フリーズしたアプリを強制終了させる
Macでなんらかのアプリを起動している状態でフリーズが起きた場合は立ち上がっているアプリを強制終了させると解決できるかもしれません。
アプリを操作できないが、キーボード操作やマウス操作は問題ないというケースでは、起動しているアプリが原因である可能性が高いですので、「option」キーと「command」キーと「esc」キーを同時に押してアプリを強制終了してみてください。

対処法3:Macを再起動する
なんらかの原因でMacに一時的なエラーが起きたことでフリーズが起きているのであればMacを再起動するとフリーズが改善されることがあります。
パート3:Macが頻繁にフリーズする場合の対処法5選
時々起きていたはずのMacのフリーズが、気づけば頻発するようになったというケースもあります。次は、Macが頻繁にフリーズする場合の対処法5選をご紹介します。
対処法4:セーフモードを起動する
セーフモードとは必要最小限の環境でシステムを起動するモードのことで、マックでフリーズが頻繁に起こって正常に操作ができない場合でもセーフモードでは問題なく作動する可能性があります。
Macでフリーズが頻発する時にセーフモードを起動すると、Macが正常に操作できる可能性が高まるほか、フリーズの原因がMacの基本のシステムにあるのか、それともインストールしたアプリにあるのかを判断できます。
対処法5:Time Machine から復元する
MacにはTime Machineと呼ばれるバックアップ機能が付いています。Time Machineでバックアップを作成しているユーザーは、Time Machineのバックアップを使ってシステムを復元することで、フリーズが起きる前の状態に戻せる可能性があります。
Macの電源を入れて、すぐに「command」キー+「R」キーを押してmacOS復元から起動します。
「Time Machineバックアップから復元する」を選択します。
対処法6:Apple Diagnosticsを実行する(ハードウェアの問題を確認)
MacにはApple Diagnostics(Apple診断)と言われる、Mac内部のハードウェアに問題がないか診断できるツールがあります。Macのハードウェアに問題があってフリーズしたままカーソルが動かないなどの不具合がおきることもありますので、Apple Diagnosticsを実行してみましょう。
Macから周辺機器を取り外します。
Macの電源を入れて、すぐに「option」キーと「D」キーを同時に長押しします。言語を選ぶ画面が表示されたら指を離してください。
日本語を選択して、診断の実行に同意するとハードウェアの診断が始まります。
対処法7:起動ディスクの修復
Macの起動ディスクを修復するとフリーズなどの不具合が改善することがあります。
Macの電源を入れて、すぐに「command」キー+「R」キーを押してmacOS復元から起動します。
macOSユーティリティの画面が表示されたら「ディスクユーティリティ」を選択します。
メニューバーで「すべてのデバイスを表示」をクリックします。
修復するMacディスクを選択し、First Aidボタンをクリックして「実行」を選びます。
対処法8:Apple Genius BarまたはMac修理業者に相談する
ここまでの対処法を試してもMacのフリーズが直らない、Macのハードウェアに問題があるなどのケースではApple Genius BarまたはMac修理業者に相談することを検討しましょう。
Apple Genius BarではApple製品の操作説明や修理に対応するほか、不具合の対応も行っています。
パート4:Macの不要なファイルを定期的にクリーンアップし、フリーズの可能性を減らす
Macに負荷がかかるとフリーズなどの不具合の原因になります。Macに保存されている不要なファイルを定期的にクリーンアップし、フリーズする可能性を減らしてはどうでしょうか。
次は、効率的にMacのファイルを整理できる4DDiG Duplicate File Deleter (Mac)をご紹介します。
4DDiG Duplicate File Deleter (Mac)で不要な/重複ファイルを削除する
4DDiG Duplicate File Deleter (Mac)は重複ファイルと類似画像の検出・削除をサポートする専門ツールです。Macに保存されているファイルが増えてしまうと、手作業でクリーンアップすることは難しくなりますよね。
4DDiG Duplicate File Deleter (Mac)は正確かつ高速で重複ファイルを検出して表示、さらに、検出結果を比較したり、プレビューしたりする機能が付いているのでMacの不要なファイル整理が捗ります。
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4DDiG Duplicate File Deleter (Mac) をインストールし、起動します。
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スキャンするフォルダーを選択するか、フォルダをドラッグアンドドロップしてスキャンを開始します。
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左上の「環境設定」をクリックすると、必要なスキャンモードを設定します。設定が完了したら、「重複ファイルをスキャン」をクリックして、選択したフォルダのスキャンが開始します。
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スキャンが完了すると、画面に重複ファイルが表示され、右側のファイルの内容をプレビューして、不要なものを選択することができます。
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不要なファイルを選択したら、「削除」をクリックします。
さいごに
Macがフリーズする原因と対処法をご紹介しました。Macのフリーズを放置しておくと、頻繁にフリーズするようになる可能性がありますので、早い段階で対処しておくといいかもしれません。
不要なファイルが溜まるとMacでフリーズなどの不具合が起きる確率も高くなりますので、4DDiG Duplicate File Deleter (Mac)を使って簡単かつ効率的に不要なファイルを定期的に整理しておくことをおすすめします。