Macのアップデートが終わらない場合、どのように対処すれば良いのでしょうか? アップデートを始めたものの、処理が一向に進まないと、困りますよね。
macOSの最新アップデートには、セキュリティアップデートが含まれていることが多いため、macOSを最新バージョンに保っておくことは、安全面でも非常に重要なことです。
本記事では、 Macのアップデートが終わらない要因と、その対処方法について解説しています。 基本的な確認事項から、データを失ってしまった際の復元方法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Part1: macOSのアップデートが終わらない原因
macOS のアップデートが終わらない要因として、以下の要因が考えられます。①から順番に確認して、該当するものがないかチェックしてみてください。
- ①macOSのファイルが破損している:ダウンロードしたmacOSのファイル自体が破損している場合、正常にインストールができず、 Macで「アップデートを確認中」画面のまま、終わらない可能性があります。 この場合は、ダウンロードしたファイルをゴミ箱に移動して削除しましょう。
- ②ストレージの空き容量が足りていない:macOSのアップデートには、一定のストレージ容量が必要です。 ストレージ容量が足りない場合、アップデートは途中で停止します。 macOS Sierra以降では最低26GB、それ以前のバージョンでは44GBの空き容量が必要とされています。
- ③インターネット環境に問題がある:macOSのアップデートには、安定したインターネット接続が必要です。 接続が不安定だと、 macOSのアップデートに時間がかかるケースや、途中で中断されるケースがあります。特に、ダウンロードやインストール中に接続が切断された場合、アップデートは完了しません。
- ④Appleのサーバーで不具合が起きている:Appleのサーバーで不具合が発生していることにより、macOSのアップデートができないケースがあります。 Apple公式ホームページ「システム状況」で、macOSソフトウェアが利用可能になっているか、確認してみましょう。
Part2: macOS のアップデートが終わらない時の対処方法
Mac のアップデートが終わらない時の対処策として、4つの方法があります。 該当するものがある場合は、以下に記載の方法を試してみてください。
対処①:OSの再インストール
macOSの再インストールは、macOS復旧 から再インストールできます。
Intelプロセッサの場合:
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Mac の電源を入れ、再インストールしたい macOS を指定するキーを長押しする
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「macOS 復旧」画面が出たら、キーを離す。管理者パスワードを入力してログインする
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「macOS ユーティリティ」が表示後、「macOS を再インストール」メニューを選択する
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画面の案内に沿って設定を進める
Appleシリコンの場合:
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電源ボタンを長押し、起動オプションが表示されたらキーを離す
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[オプション] のギアマークアイコンをクリックし、【続ける】ボタンをクリックする。理者パスワードを入力してログインする
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「macOS ユーティリティ」が表示されたら「macOS を再インストール」メニューを選択する
-
画面の案内に沿って設定を進める
再インストールの途中では、Mac をスリープさせる、電源を切る、蓋を閉める、といったことはせず、終了まで待機をしましょう。
対処②:ストレージの空き容量を増やす
ストレージの空き容量を確認し、不要なデータを削除します。 必要な空き容量(最低26GB~44GB)を確保できるように調整しましょう。
対処③:インターネット接続を確認する
インターネット接続が安定していることを確認します。 不安定な場合は、接続機器の見直しや、設定の変更を検討しましょう。
Wifiでデータを移行している場合は、速度や安定性が高いWifiへ切り替えをおすすめします。 回線の変更が難しい場合は、ケーブルタイプのネットワークを活用することも検討してみてください。
対処④:セーフモードでアップデートする
他のアプリが影響してアップデートが終わらない場合は、セーフモードでアップデートすることで、解消される可能性があります。 Macをセーフモードで起動するには、お使いのMacのプロセッサが「Appleシリコン」「Intelプロセッサ」どちらなのかを、事前に確認する必要があります。
セーフモードの起動方法は、以下の通りです。
Intelプロセッサの場合:
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Mac の電源を入れたら、すぐにShiftキーを長押しする
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Macにログインする
Appleシリコンの場合:
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左上のりんごマーク >「システム終了」をクリックする
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完全にシステムが終了して画面が真っ暗になったら、「起動オプション読み込み中」と表示されるまで、電源ボタンを長押しする
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ボリュームを選択する
-
Shiftキーを押しながら、「セーフモードで続ける」をクリックする
セーフモードで起動できたら、通常どおりにアップデートを行ってください。
Part3: 追加情報:macOSのアップデートに問題が発生した時の対処
macOS のアップデート中に何らか問題が発生し、Macに保存されていたデータが紛失する可能性があります。 このようなトラブルに遭遇した際は、どのように対処すれば良いのでしょうか?
「Tenorshare 4DDiG(Mac)」は、あらゆるデータの復元に対応している、データ復元ソフトです。複雑な操作がなく、技術的な知識がない方でも、数クリックで簡単にデータの復元ができるため、いざというときの対処策として、準備しておくと安心です。
- スキャン対象の選択:
Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。インストールが完了したらアプリケーションを起動します。
プログラムが起動後の画面で、復元したいデータが存在するドライブやパーティションを選択します。
- ファイルのプレビュー:
削除されたファイルを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- 復元場所の選択:
復元したファイルの保存場所を選択します。 なお、元の場所に直接データを復元するのはおすすめしません。異なる場所、例えば外部ドライブにデータを保存することを検討してください。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
最後に
以上、 Macのアップデートが終わらない要因と対処方法について、解説しました。
Macのアップデートが終わらないトラブルは、様々な要因で発生します。 トラブルが発生しても、落ち着いて、ご紹介した対処方法を1つずつ確認してみてください。
また、Macのアップデートにあたり、データを紛失してしまった時の対処方法として、 Tenorshare 4DDiG(Mac)をご紹介しました。簡単な操作ですぐにデータが復元できるので、いざという時の対処策として、Tenorshare 4DDiG(Mac) を覚えておいてくださいね。