「間違えて、Macのデータを削除してしまった…!」という経験はありませんか?
大事なデータが突然消えてしまうと、とても焦りますよね。Macで消えてしまったデータでも、適切な対処をすればすぐ復旧できる可能性があります。
この記事では、Macで消えたデータを復元する方法を、わかりやすく解説しています。「消えたMacのデータをどうしても救出したい…!」という方は、ぜひ参考にしてください。
Part1.Macのデータ復元について
ここでは、Macのデータが消える原因と、消えたデータが復元できる理由を解説します。
1.Macのデータ復元が消えた原因
Macのデータが消える原因は、大きく3つに分けられます。それぞれの原因を、詳しく見ていきましょう。
【原因1】ユーザーの操作ミス:
- 大切なファイルを間違えてゴミ箱に捨て、さらにゴミ箱を空にしてしまう
- 同じ名前の新しいファイルで、古いファイルを上書きしてしまう
【原因2】ソフトウェアやハードウェアの問題:
- アプリが突然終了して、作業中のデータが失われる
- アップデート中にエラーが発生し、データが消える
【原因3】セキュリティの問題:
- 悪意のあるウィルスがファイルを削除・暗号化する
- 外部から不正にアクセスされ、データが削除される
これらの原因でMacのデータが消えても、適切に対処すればMacのデータを復元できる可能性があります。データが復元できる仕組みは、次の章で解説します。
2.なぜデータが復元できるのか?
Macのデータが消えても、バックアップデータや、復元ソフトを使えば、復元できることがあります。データが復元できる仕組みを、バックアップがある場合・バックアップがない場合で解説します。
バックアップがある場合
データが消える前にバックアップを取っていれば、簡単にデータを復元できます。なぜなら、バックアップをすることでデータの「コピー」を別の場所に保存できるからです。Macの「タイムマシン」やクラウドサービスの「iCloud」でバックアップをしておくと、必要な時にいつでもデータを復元できます。
バックアップがない場合
バックアップがなくても、Macデータ復元ソフトで、消えたMacのデータを復元できることがあります。なぜなら、デバイスからデータを削除しても、すぐには完全に消えない仕組みになっているからです。データ復元ソフトを使うことで、Macの内部に残っているデータを探して復元できることがあります。
Macで削除したファイルは、消えてからの時間が短いほど、復元率が高くなります。そのため、データが消えたと気づいたら、できるだけ早く対応することが大切です。
Part2.Macデータ復元の基本方法3つ
Macのデータが消えてしまったときの、基本的な復元方法を3つご紹介します。
方法1.Time Machineの復旧機能を使ってMacのデータを復元する
Time Machine(タイムマシン)は、Macで使えるバックアップ機能です。 タイムマシンを使うと、過去の特定の日時までさかのぼって、Macのデータを復元できます。
「Command」+「Shift」のキーでクイック検索を開き、「Time Machine」をクリックする
画面右側のバーで、ファイルが存在していた日時を選び「復元」をクリックする
注意:この方法で復元できるのは、 Macをタイムマシンにバックアップしていた場合のみです。
方法2.Macゴミ箱から残っているファイルを復元する
Macからファイルを削除しても、ゴミ箱に残っていればすぐに復元できます。次の手順で、ゴミ箱を確認してみましょう。
Dockから「ゴミ箱」のアイコンをクリックする
復元するファイルを選択し、好きなフォルダにドラッグ&ドロップする
方法3.ターミナルコマンドを使ってMacファイルを復元する
Macのゴミ箱からデータが復元できない場合は、「ターミナル」でデータの復旧を試せます。ターミナルは、Macに標準でついているコマンドツールです。
「Command」+「Shift」のキーでクイック検索を開き、「ターミナル」をクリックする
「cd .Trash」と入力して、Enterキーを押す
「mv ○○ ../」と入力する
※○○は復元したいファイル名を入力します。例えば、「test.png」というファイルを復元したいなら「mv test.png ../」を入力します。
Enterキーを押したら、「Quit」を入力して終了する
Finderの虫眼鏡アイコンから、ファイルが復元できたか検索する
Part3.Macデータ復元の効果的な方法2つ
バックアップがなく復元できなかったMacのデータは、データ復元ソフトや専門業者によって復元できることがあります。ここでは、Macでデータ復元ソフトを使う方法と、専門業者を選ぶポイントをご紹介します。
方法1.Macデータ復元ソフトでデータを復元する
Macでデータ復元ソフトを使うと、自分で手軽にデータを復元できます。専門業者に頼むより費用を抑えられることが多いので、時間とコストを抑えて復元したい方におすすめです。
ここでは、おすすめの Macデータ復元ソフト「Tenorshare 4DDiG Mac」を紹介します。「Tenorshare 4DDiG Mac」は、株式会社Tenorshareが提供しているデータ復旧ソフトです。無料で復元可能なファイルのプレビューができ、簡単な操作で2,000種類以上のファイルが復元できます。
Tenorshare 4DDiG Mac の特徴は、高い復元率と、使いやすくて簡単な操作画面です。徹底された情報セキュリティ対策と、定期的なシステムのアップデートにより、大切なデータを安全かつすばやく復元できます。
- Macパソコンをスキャン:
Tenorshare 4DDiG(Mac)の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードし、Mac上にインストールします。プログラムが起動後の画面で、復元したいファイルが存在するハードディスクやパーティションを選択します。
- Macのデータをプレビュー:
Macから削除されたデータを全てスキャンするのには時間がかかります。スキャン結果が出ましたら、詳細をプレビューするためにお探しのファイルタイプをクリックすることができるようになります。
- データを復元:
復元したファイルの保存場所を選択して、MacローカルまたはGoogleドライブに保存します。
注意:保存パスを元の場所を選択すれば、データが上書きして復元できない恐れがあります。
データ復元ソフトを選ぶ際のポイント
- ①復元率:ソフトの復元率が高いと、Macで消えたデータを救出できる可能性が高くなります。メーカーのウェブサイトやユーザーのレビューをチェックすると、実績がわかります。
- ②安全性:削除したファイルを復元する際にMacのデータが壊れてしまうソフトもあります。ソフトの安全性を考えて、信頼できるメーカーの製品を選ぶと安心です。
- ③操作の簡単さ:操作が簡単で、迷わずに使えそうなソフトか確認しましょう。多くのソフトには無料版があるので、使い心地を試してみるのもオススメです。
- ④サポート体制:ソフトが日本語に対応しているか、トラブル時のサポートが受けられるかチェックしましょう。問題が発生したとき、すばやく対応してもらえると安心です。
方法2.専門業者に依頼する
データ復旧業者に依頼すると、自分で復元作業を行う必要がありません。自分でデータを復元する自信がない方や、作業が面倒な方に、おすすめの方法です。
ただし、復旧業者は、データ復元ソフトに比べて費用が高額になることがあります。予算を踏まえ、信頼できる業者を見極めることが大切です。
- データ復元ソフト
- データ復旧業者
- 費用が安い
- 費用が高い
- 時間的な制約が少ない
- 時間的な制約がある
- 復旧前のファイルプレビュー機能がある
- プレビューできない
- 復旧率がそんあに高くない
- 復旧率が高い
- 多様なファイル形式・デバイスに対応できる
- 多様なファイル形式・デバイスに対応できる
- 物理的な破損には対応不可
- 物理的な破損には対応可能
まとめ
以上、Macで消えたデータを復元する方法を解説しました。バックアップの有無で復元方法が変わるので、ご自身の状況に合った方法で対処してみてください。
また、バックアップなしのデータを復元するソフトとして「Tenorshare 4DDiG Mac」をご紹介しました。使いやすい画面と高い復元率で、大切なMacのデータを安全かつ素早く復元できます。パソコン操作になれていなくても、カンタンに使えるのでぜひ活用してみてくださいね。
Macデータ復元に関するよくある質問
質問1.Macのバックアップはどこにありますか?
Macのバックアップは、バックアップ方法により保存場所が異なります。Time Machineでバックアップしている場合は、外付けHDDにデータが保存されます。iCloudにバックアップしている場合は、iCloud.comにデータが保存されます。
質問2.Macの復元モードに入るには?
Macの復元モードに入る方法は、次のとおりです。
Macの電源を切り、電源ボタンを押した直後に「Command」+「R」キーを同時に押し続ける
Appleロゴが表示されたらキーを放す