YouTubeの講義動画やオンラインセミナーなどから、音声だけを抜き出して聞きたいと感じたことはありませんか?近年は、動画から音声を抽出できるツールが数多く登場し、専門知識がなくても簡単に使えます。
この記事では、動画から音声を抽出できる代表的な4つのツールとサイトを厳選しました。それぞれのツールの特徴や利点・注意点をわかりやすく比較します。さらに、抽出した音声ファイルが再生できないときの対処法も解説しますので、参考にしてください。
動画から音声を抽出できるツール&サイト4選
動画から音声を抽出できる4つのツールの特徴・長所・短所を解説します。どれも優秀なサービスですが、目的やレベルによって使いやすさが異なります。
notta - フリーオンライン音声変換
AIによる自動変換が特徴のNottaは、ブラウザ上で簡単に動画から音声を抽出できる人気のツールです。文字起こしや翻訳までこなせるため、会議やインタビューの処理にも最適です。
- 項目
- 内容
- 特徴
-
AIを使ったオンライン音声変換
動画をアップロードするだけで音声を抽出・変換可能
文字起こしや翻訳にも対応
- 長所
-
ブラウザ上で完結
安全性が高い
多言語対応
無料でも短時間の利用が可能
- 短所
-
無料版に時間制限あり
大容量動画は処理が重くなる場合あり
音声変換だけでなく文字起こしもできるため、ビジネス用途にも向いています。
Convertio - オンラインの動画コンバーター
幅広い形式に対応するConvertioは、手軽に動画の音だけ抽出できるサイトを探している人にぴったりのツールです。直感的な操作で、初心者でも数クリックで音声を取り出せます。
- 項目
- 内容
- 特徴
-
多形式対応のコンバーター
MP4・AVIなどから音声(MP3など)を抽出可能
- 長所
-
300以上の形式に対応
クラウド連携(Dropbox/Google Drive)可能
細かい音質設定ができる
- 短所
-
無料版は容量100MBまで
複数ファイル変換は有料
手軽に動画の音だけ抽出したい人に最適なオンラインツールです。
Audio Extracter - オンラインで音声を抽出
登録不要で使えるAudio Extracterは、シンプル操作で動画から音だけ抽出したい人におすすめです。サイトを開いて動画をアップロードするだけで、すぐに音声を取り出せます。
- 項目
- 内容
- 特徴
-
シンプル操作で動画から音声のみを抽出できる無料サイト
主要動画形式に対応
- 長所
-
登録不要
完全無料
日本語対応
操作が非常に簡単
- 短所
-
編集機能なし
音質設定が限定的
長時間動画は変換が遅い
とにかく手早く、動画から音だけ抽出できるサイトを探している人にぴったりです。
PowerDirector 365 - 強力な動画/音声編集ソフト
高機能なPowerDirector 365は、動画の音声変換だけでなく本格的な編集作業にも対応した万能ソフトです。AIノイズ除去などの高度な機能を備え、プロ品質の仕上がりを実現します。
- 項目
- 内容
- 特徴
-
高機能な動画編集ソフト
動画から音声を切り出し
ノイズ除去・音量調整なども可能
- 長所
-
プロ品質の音声編集が可能
多トラック編集
AIノイズ除去対応
- 短所
-
有料ソフト
抽出だけならオーバースペック
音声抽出から本格編集までこなせる、上級者向けの音声編集ソフトです。
4つのツールの横並び比較
ここまで紹介した4つのツールには、それぞれ特徴や強みがあります。使い勝手や目的を比較して、自分に合ったツールを見つけましょう。
- ツール名
- 特徴
- 長所
- 短所
- 無料利用
- Notta
- AI音声変換+文字起こし
- 高精度・安全
- 制限あり
- 〇
- Convertio
- 多形式変換対応
- 柔軟設定・クラウド対応
- 容量制限
- 〇
- Audio Extracter
- 音声抽出特化
- 無料・簡単
- 編集機能なし
- ◎
- PowerDirector 365
- 編集向け高機能
- プロ品質の音声加工
- 有料
- △
それぞれのツールには「スピード重視」「高音質重視」「編集機能重視」などの個性があります。用途に合わせて選べば、作業効率を大きく高められます。
ヒント:抽出した音声ファイルを再生できない場合の対処法
動画から音声を抽出したのに「音声ファイルが再生できない」など、エラーが出る場合、 ファイル自体が破損している可能性があります。
そんなときに役立つのが 4DDiG File Repair です。
このソフトはAIが破損データを自動で分析し、再生可能な状態に高精度で復元します。MP3・WAV・M4A・AACなど多くの音声形式に対応し、ドラッグ&ドロップで操作できる直感的な設計です。
専門知識がなくても数クリックで修復できるため、初心者にも安心です。
主な特徴
- AIによる自動修復で高精度な復元が可能
- 幅広い形式に対応(MP3/WAV/M4A/AACなど)
- シンプル操作で誰でも使いやすい
音声抽出後に「再生できない」と困ったときの頼れる解決策です。
基本的な使い方
-
4DDiG File Repairを起動し「さらに修復」へ進み「音声修復」を選択
-
修復したいファイルを追加して「修復を開始」
破損したMP3/M4A/AACファイルをインポートし、修復を開始します。
完了後にプレビューし、問題なければ保存
高度なアルゴリズムを使用してファイルを分析し、検出されたエラーや問題を修復します。 修復された音声ファイルを再生し、修復が成功したことを確認します。
音声ファイルが正常に修復されたら、「音声を保存」をクリックし修復されたファイルを保存します。
数クリックで再生できる状態に戻せるので、破損トラブル時の強い味方です。
FAQ:動画を音声に抽出する際のよくある疑問
動画から音声を抽出する際、「どの形式がいいの?」「設定はどうすれば?」など、迷う人も多いことでしょう。
よくある疑問をわかりやすく解説します。
動画を音声に抽出する際、最適なファイル形式は何ですか?
最もおすすめなのは MP3形式です。ほぼすべての機器やアプリで再生でき、音質と容量のバランスが取れています。
高音質で編集したい場合は WAV形式、ファイルを軽くしたい場合は AAC形式 がおすすめです。
- 用途
- 推奨形式
- 特徴
- 一般的な再生・保存
- MP3
- 互換性が高く軽量
- 編集や高音質重視
- WAV
- 非圧縮で音がクリア
- スマホでの再生
- AAC
- 小容量でも音質良好
目的に合わせて形式を選ぶことで、動画から音声を抽出したファイルを快適に扱えます。
ビットレートとは何ですか?どのように設定すべきですか?
ビットレートは、音声の1秒あたりの情報量(kbps)を示す数値です。高いほど音質は良くなりますが、ファイル容量も増えます。
目安の設定値
- 会話・講義音声:128kbps
- 音楽・BGM:192〜256kbps
- 高音質で残したい場合:320kbps
多くの動画の音声変換ツールでこの値を選べるので、用途に応じて調整すれば、無駄なくきれいな音に仕上げられます。
まとめ
この記事では、動画から音声を抽出する4つのツールを厳選しました。オンラインで手軽に使うなら Audio Extracter や Convertio、編集や文字起こしも行いたいなら Notta や PowerDirector 365 がおすすめです。
もし抽出した音声が再生できない場合は、4DDiG File Repairを使って修復するのが確実です。目的に合ったツールを選び、動画から高品質な音声を手軽に活用してみましょう。