DNGファイルとは？DNGファイルをRAW、JPEGなどのファイル形式に変換する方法

「JPEGやPNGならわかるけれど、このDNGファイルとは一体なんだろう…」

「DNGファイルをRAW形式やJPEG拡張子に変換したいけれど、方法がわからない…」

昨今こういったDNGファイルに関する多くの疑問の声を頂戴します。

そこで今回の記事では、DNGファイルとは何か、またDNGファイルをRAW形式やJPEGファイル形式に変換する方法をわかりやすく解説していきます。

DNGファイルについてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

1. Part1：DNGファイルとは？
2. Part2：DNGファイルをRAW、JPEGなどのファイル形式に変換する方法
3. Part3：DNGなどの写真ファイルを復元する方法
4. Part4：まとめ

Part1：DNGファイルとは？

まず、DNGファイルとは何かについて解説します。

DNGファイルとは、（Digital Nagative Image）の略で、非圧縮型の画像格納ファイルのことを指します。

DNGファイルは、アメリカ合衆国のIT企業、Adobe社により開発された拡張子です。

DNG拡張子は非圧縮型であるため、RAW画像ファイルのように鮮明な解像度を保ちます。しかしながら、RAWファイルのように特定のソフトウェアでしか使用できないといったことをなるべく防ぐために、Adobe社以外のソフトウェアにも幅広く対応できるよう開発されたところが最大のメリットです。

画像の解像度が高いRAWファイルを使いたいけれど、使っているソフトウェアや、クライアント先ではいかんせん互換性がない…といった方も多いとお察しします。

DNGファイルをやむを得ずJEPGやPNG形式に変換せざるをえない状況でお困りの方も多いので、これは有難いメリットですよね。

WindowsやMacともに標準の写真アプリである、Microsoft Photos、Apple Previewsといったソフトにも対応しており、Google Photosにも互換性があります。

さらにSamusung等の大手IT企業の多くの製品でもサポートされています。

DNGファイルは汎用性がありながら、RAWファイルの画質並の高解像度を保てるため、多くの写真家やグラフィックデザイナーに重宝されています。

デメリットとしては、JPGやPNGといったファイル形式に比べ、非圧縮型のため容量が大きい点です。

したがって、主に一般の方向けというよりは、高画質の画像を取り扱う、写真やイラストのプロフェッショナルの間で使われるファイル形式です。

Part2：DNGファイルをRAW、JPEGなどのファイル形式に変換する方法

続いて、DNGファイルをRAWやJEPGのファイル形式へと変換する方法を解説します。結論としては、「Convertio」を利用するのが良いでしょう。特別なソフトウェアをダウンロードする必要もなく、PCの操作とWebブラウザのみを利用するだけで無料で行える方法なので、おすすめです。Windows、Macともに同じ方法で変換することが可能です。以下でステップを踏みながらわかりやすく解説していきます。

1. Convertioを開きます。
2. 中央の「ファイルを選ぶ」より対象のDNGファイルを選択します。
3. 変換先を、RAWやJPEG等の変換したいファイル形式に設定します。
4. 画面右側の「変換」を押します。
5. 「ダウンロード」を押して、ファイルをダウンロードできれば完了です。