パソコンに突然訪れるトラブルは誰にも予測できません。そのため日頃からバックアップ体制を整えておくことが必要です。
本記事ではWindows 11/10/8/7に対応したフリーのおすすめバックアップソフトを比較し、それぞれの特徴や使い勝手をご紹介します。またバックアップの必要性やソフト選びのポイントも解説します。
Part1: おすすめのバックアップフリーソフトTOP5
ここでは数あるフリーソフトの中から、実用性と信頼性に優れた5つの製品を厳選して順位付けをしました。それぞれの特徴を理解してご自身の使用環境に最適なツールを見つけましょう。
No.1: 4DDiG Windows Backup
4DDiG Windows Backupは、初心者から上級者まで幅広いユーザー層に対応した、直感的な操作が魅力のバックアップツールです。
主なメリットに次のようなものがあります。
- ファイル単位の細かいバックアップから、パーティション全体、さらにはPC丸ごとのフルバックアップまで、ニーズに応じて柔軟に選べる
- シンプルでわかりやすいバックアップタスク管理
- 特定のパーティションだけを選択して復元可能
- Windows PE環境からの復元
- Windows11を含む最新OSから旧バージョンのWindows7まで幅広く対応しており、NTFS、exFAT、FAT16/FAT32といった主要なファイルシステムもサポート
操作の簡単さと高い機能性を両立したい方には、まさに理想的な選択肢と言えるでしょう。
実際の操作方法は以下の通りです。
安全なダウンロード
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4DDiG Windows Backup をダウンロードしてインストールした後、ハードドライブをPCに接続します。4DDiG Windows Backupを起動し、「バックアップタスクの作成」を選択してください。
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バックアップしたいパーティションにチェックを入れ、下のファイルアイコンをクリックして、バックアップファイルの保存先を選択してください。 「バックアップ開始」をクリックし、表示されるポップアップウィンドウで「確認」をクリックしてバックアップを開始します。
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PCのバックアッププログラムがバックアップを完了するまで待ちます。所要時間はデータの容量やディスクの読み書き速度によって異なります。また、バックアップ完了後に自動でシャットダウンするよう、スイッチをオンに切り替えることもできます。
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これで、PCのバックアップが正常に完了しました。
No.2: BunBackup
BunBackupは、国産フリーソフトとして長年にわたり多くのユーザーから支持されている定番のバックアップツールです。
- メリット:
- デメリット:
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- シンプルで分かりやすいインターフェース
- 差分バックアップに対応
- 世代管理機能やミラーリング、圧縮・暗号化機能なども利用可能
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- テキスト中心の画面構成で慣れるまではとっつきにくい
- クラウドへの直接バックアップに非対応
No.3: FBackup
FBackupは、個人利用でも商用利用でも無料で使えるバックアップソフトです。ウィザード形式の分かりやすいセットアップにより、「どこに」「何を」「どのように」「いつ」バックアップするかを段階的に設定できます。
- メリット:
- デメリット:
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- 標準ZIP64圧縮によるフルバックアップと圧縮なしの完全コピー(ミラーバックアップ)を選択可能
- ZIPファイルにパスワード設定可能
- USB接続されたドライブやネットワーク上の場所にもバックアップ先を指定可能
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- 無料版では差分バックアップや増分バックアップ機能が制限されているため、毎回フルバックアップを行う形になり、ストレージ容量を多く消費する傾向がある
- 一部のヘルプやサポート情報は英語のみ
No.4: Backup
Backupは、個人・商用問わず無料で利用できるシンプルなバックアップフリーソフトです。ミラーリング機能でバックアップ元とバックアップ先を常に同じ状態に保ちたい方に適しています。
- メリット:
- デメリット:
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- 操作画面がシンプル
- 複数のユーザーで共有可能
- 軽量で快適な動作
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- 世代管理機能やスケジュール機能がない
- 他のソフトと比較して機能面でやや不足気味
No.5: Macrium Reflect
Macrium Reflectは、Windowsのシャドウコピー機能を活用したシステム全体のフルバックアップに定評のあるソフトです。とくにディスクやパーティション全体を丸ごとイメージ化する機能が便利で、SSDやHDDのクローン作成も行えます。
- メリット:
- デメリット:
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- ブータブルディスク(Windows PE)を作成可能
- イメージファイルを仮想ドライブとしてマウント可能
- 圧縮保存機能あり
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- 現在は公式サイトからの無料版の新規ダウンロードが終了しており、入手が困難
- 無料版ではフルバックアップのみ
- 無料版は今後セキュリティアップデートが期待できない
Part2: バックアップソフトが必要な理由
ハードウェアの故障や誤操作など、データのトラブルは決して珍しくありません。さらに近年ではサイバー攻撃により、企業だけでなく個人ユーザーも標的となるケースが増えています。加えてシステムアップデート中の予期せぬトラブルや、停電による電源喪失など、バックアップがなければ取り返しのつかないケースが起こる可能性は常に存在します。
こうしたリスクからデータを守るためには、バックアップソフトを用いた定期的なバックアップが効率的です。事前に4DDiG Windows Backupなどのソフトを使用することで、万が一のトラブルが発生してもすばやくデータを復元できます。
Part3: Windowsバックアップソフト選びのポイント
バックアップソフトを選ぶ際には、以下の選定基準を押さえておきましょう。
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対応OS
自分が使用しているWindowsのバージョンに確実に対応しているかを事前にチェックしましょう。
- バックアップ方式
用途に応じて複数のバックアップ方式を選択できるソフトを選ぶと、柔軟な運用が可能です。例えばフルバックアップは全データを一度にコピーする方法で、復元が簡単ですが時間と容量を要します。一方差分バックアップや増分バックアップは、前回のバックアップ以降に変更されたファイルのみを保存するため、効率的で時間も節約できます。
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操作性
ウィザード形式で直感的に設定できるソフトや、シンプルなインターフェースを持つツールを選ぶと安心です。
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保存先 の対応範囲
外付けHDD、USBメモリ、NAS、クラウドストレージなど、どの保存先に対応しているかによって利便性が大きく変わります。
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サポート体制や情報の充実度
日本語でのサポートやマニュアルが用意されているか、ユーザーコミュニティが活発かどうかも、トラブル発生時の解決スピードに直結します。
まとめ
本記事では、Windows11/10/8/7に対応したバックアップソフトのフリー版を5つ厳選してご紹介しました。
とくに4DDiG Windows Backupは、初心者でも迷わず使える操作性と、ベテランも満足できるバックアップ機能を持つ優れたツールとしておすすめです。ぜひ定期的なバックアップ環境を作成してみてください。
安全なダウンロード
よくある質問
バックアップソフトに関して、代表的な質問とその回答をまとめました。
1. PCのバックアップにおすすめのフリーソフトは?
4DDiG Windows Backupがとくにおすすめです。またBunBackupも長年の実績があり、信頼性の高いフリーソフトとして人気です。
2. Windowsで外付けHDDにバックアップする方法は?
Windows標準のバックアップ機能を使う方法と、専用のソフトを使う方法があります。4DDiG Windows Backupを使う場合は、外付けHDDをPCに接続し、バックアップタスクを作成して保存先に外付けHDDを指定するだけです。
3. PCのバックアップはUSBメモリでできますか?
はい。ただし容量に注意が必要です。小さなファイルや重要書類のみをバックアップする場合には便利ですが、システム全体やPC丸ごとのバックアップには、外付けHDDやNASなど大容量のストレージデバイスがおすすめです。